アニメ版『ゲッターロボアーク』、絶賛放映中ですね!
え? 絶賛どころか、すでに終盤戦?
・・・我が家は衛星放送とかケーブルテレビとかを見れる環境にないので、アニメ版『アーク』全然見れてないんですよ。
早く円盤にならないかな(T▽T)



という訳で(何が)、今回ご紹介するのは造形師山口勝久さん単独プロデュースのリボルテックヤマグチシリーズから、“ゲッターアーク”です。
このリボルテック版アークは2010年12月に海洋堂から発売されたアクションフィギュアですが、アニメ化もされてない(2010年当時)ようなまんがオリジナルの、しかも7年も前(2003年)に未完のまま終わってるまんがのロボットがまさかフィギュア化しようとは夢にも思わず、当時は「こんなものまでフィギュア化する?」と大変驚かされたものです。



驚かされたと言えば、『ゲッターロボアーク』のアニメ化はフィギュア化以上に驚かされた訳ですが。
2001年から『スーパーロボットマガジン』で連載されていた原作がかれこれ18年も前に掲載紙休刊(事実上の廃刊)のため「まだまだこれからバンバン話が広がるでぇ」と言うところで不本意な終わり方をした作品な上、作者の石川賢先生が鬼籍に入ってしまわれたので永遠に完結することがなくなってしまった作品なだけに、『アーク』のアニメ化はとても無理だろうと思ってたんですが…(^^;

連載終了から7年後のフィギュア化と言い、18年後のアニメ化と言い、ほんと忘れた頃にビックリさせられる作品ですね『ゲッターロボアーク』。



今回のリボルテック版アークについては、前々からいつかブログに取り上げようと考えていたのですが、ちょうどアニメ化されたことですし今便乗しとかんといつまで経っても紹介することないやろと考え、アップにすることにした次第です。





まずはケースに入った状態。
左肩の通しナンバーのとおり、“アーク”はリボルテックヤマグチシリーズ99作目に当たります。

下の帯には「ヤマグチゲッター10作目」ともあり、なんとシリーズの1割がゲッターロボで占められていると言う、ゲッターファンには看過できないシリーズになってます。
最終的にはもう一体追加され、全部で11体のゲッターが立体化されました(フィギュア雑誌の紙上限定販売のカラーバリエーションは除く)。


ちなみにリボルテックヤマグチシリーズでは、同じダイナミックプロ作品の他のロボットもフィギュア化されましたが、わずかにマジンカイザーとグレンダイザーのみ。
いかに山口さんがゲッターを偏愛していたかが窺えると言うものです。





続きまして中身の紹介。

ゲッターアーク本体(及びウィング)、差し替え用頭部が1個に差し替え用手首3種、ゲッタートマホーク2本とダブルトマホーク用ジョイントパーツ。
それから敵メカの内部を抉り取った様子を再現出来るエフェクトパーツが2個(右手用と左手用)、エフェクト台座とスタンドパーツになってます。

その他に、リボチップ(集めると他のリボルテック等と交換できた:現在は終了)と小さめのパーツケースも付属してます。





それではいよいよアークの紹介。

まずはバストアップで通常顔。
デビルマンを意識したような角が特徴的です。

まだアニメ化されていない時期の商品なため、頭の角や目の周りのカラーリングがアニメ版とは違ってる訳ですが、さりとて原作のゲッターアークもカラー絵の時は角も目の周りも赤い訳で、まったくもって謎カラーリングです。

フィギュアの頭部は角を除くとわすが7㎜しかないため、細かな造形や塗装が正直雑。
額の模様が向かって左にずれてますが、これはペイントがずれている訳ではなく、モールド自体が左にずれてます。





差し替え用の頭部。
一応口を開いた状態なんですが、何がなにやら・・・。
左の角(向かって右)にはうっかり赤い塗料がついちゃってるし。

残念ながら頭部についてはとてもアップには耐えない造形となっております(^^;。





続きまして全身像、正面。
全高12㎝強です。
オリジナルのアークよりかなり脚がぶっとい感じ。

リボルテックシリーズは、躍動感のあるポーズが再現できることを売りにしたフィギュアなため、実は素立ちのポーズが一番難しかったりします( ´∀`)。

両腕の大きなカッターですが、まんがに初登場した際は腕に巻きついた状態になってましたね。
このままでも腕のカッターが他のゲッターロボより大きいのですが、必殺技として使う際(バトルショットカッター)にはさらに長大化します。





背面。

バックパックに9本のぶっとい針が生えてるように見えるのですが、なんとこの針がウィング。
ナスカの地上絵のハチドリみたい、と言うのが最初見た時の印象でした(^^;。
9本のウィングは根元がリボルジョイントでバックパックに接続されているため、けっこう稼働範囲が広いです。


脚部を見てお気づきだと思いますが、ふくらはぎの部分が開閉・着脱出来るようになっており、これにより正座に近い形まで脚を折り曲げることが出来ます。





ここから適当にポージング。

差し替えの開き手首で敵に掴みかかるイメージです。
普通のアクションフィギュアでは不可能なぐらい、左脚が膝から曲がっているのが分かります。





開き手首にエフェクトパーツをつけて、敵ロボを引き裂くイメージ。
エフェクトパーツには何やらメカっぽいパーツとコードがモールドされてます。





手首をトマホーク持ち手用に差し替え、トマホークを持つアーク。
上空から来る敵を迎え撃つイメージです。





両手にトマホークを持つアーク。
迫り来る首狩り族のイメージです?(^^;





2つのトマホークをジョイントパーツで繋いでダブルトマホーク。

地上の敵めがけて上空から降り立つイメージ・・・ですが、実際の写真はアークをテーブルに仰向けに飾って真上から撮ってます。





最後に必殺技サンダーボンバー!!
背中のウィングをバックパックごと上限逆につけ替えることで再現可能です。





ここからトリビア。
単行本やアニメで『アーク』を知った方はご存知ないと思いますが、実は第1話と第2話だけ雑誌掲載時のアークは頭部のデザインが今と違っていました。

初登場時のゲッターアーク。
腕のカッターが手首に巻きついて収納されているのが判ります。

初掲載時のアークの角は、実はゲッター1や真ゲッター1に近い形をしていたのですが、3話以降デビルマンの頭部に近い角にデザインが変わり、単行本化の際に第1話のアークも今の形状に修正されました(画像左・雑誌掲載時、右・単行本)。





口を開いたアーク。

単行本化の際に角の形状が修正され、黒く塗り潰されているのが判ります(画像左・雑誌掲載時、右・単行本)。

以後モノクロページではアークの角は黒色で表現されるようになったため、リボルテック版アークも角を黒くしたのでしょうか(それにしても目の周りも黒くしたのは何故?(^^;)。


以上、アークの角の変更について意外と誰も話題にしないため、ここでトリビアネタにしてみました(^^)