ミヤマキリシマがキシタエダシャクに食害を受けていましたが、ノリウツギは鹿に食害を受けていました。
樹皮を齧られたり、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240602/21/rainboweyes333/fc/8c/j/o1080081015446672970.jpg?caw=800)
新梢ごと食べられています。
弱ってしまって花を持てない状況でした。
間もなくやって来るノリウツギの開花が心配です。
でも、このことはミヤマキリシマには好都合なのかもしれません。
火山露岩地帯に最初に生じるミヤマキリシマですが、その後、ノリウツギなど灌木が台頭してくるのだそうです。
そのノリウツギが食べられれば、ミヤマは増えることができるのかも。
下山途中に見る星生山の山頂。
ガスが少しずつ消えているようです。
それにしても、山はどこを切り取ってみても美しいですね。
この小さなミヤマキリシマの株は、数十年後、大きくなって僕らの子孫を楽しませてくれるのかな。
マイヅルソウの花。
イワカガミ。
ミヤマ白。
鹿や尺取虫の食害を残念がってばかりいても、楽しくはありません。
もともとこれぐらいが普通…と思えば、心は平安です。
広大な山容を眺めて楽しみましょうか。
美しいものや楽しいものは、自分がその中に埋もれていたのでは気づかないものでしょう。
遠くから眺めて、愛でているぐらいがちょうどいいのでしょう。
来年もまた会いたいね。
往路ではガスに閉ざされていた星生山の山腹が見えてきました。
つづく。