ながぐつ ものがたり ⑵ | Rainbowのブログ

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ツバメ の せなか に のった スス でしたが、からだ を つきぬけるほど かぜ は 

つよく、つめたい。   


「なーに。すこし の しんぼうだ!!」


「うん!! わかった!!」

ふたりの さけびごえ は すぐ かぜ に すいこまれて いきます。   

そら が ずっと とおく に はなれていきました。

 やがて、ツバメ の いうように かぜ が ふわり ふわり あたたかく ふたりと おどるように

ふきはじめてきました。

 「ほら。もう だいじょうぶだ。よくがんばったな。えーーっと・・・」

  
 「ススだよ。スス!!」

 スス は くちをとがらせ、 せなか から ツバメ の かお を のぞきこみました。

  
 「そうそう。ススだ。スス。ははは・・・それより、スス おまえは くも の した の

  せかい に きたことは あるのかい?」



 「ううん。はじめてさ。これから いく うち の こども が じょうず に くつを は

 けるように てつだうのさ。」


  
 「へぇ。なんでまた?」

 「さあ、ぼくには わからない。」

ふたり は くびを かしげました。


 そうだ と ツバメ は はなしを かえました。

 「いちど きいて みた かったんだが、おまえたち は ほんとうに せなか に はね が

 あるのか?ススは ひと とおなじように ふくきてるから つばさ が みえないしな。」

 
 「ああ、あるとも。ツバメさん みたいに はやくは とべないし、くもの うえ でしか
 
 とぶことが できない。でもさ、 この うえ に すんでいる てんしの はね は
 
 すごいよ。いろんな いろ した はねを もってるんだ。だから、つばめさん のように

 みんな おなじ いろ してる なんて おきのどくだよ。」

 スス の はな の あな が ひらきます。



 はっはっはっ!! 

ツバメ は おおごえで わらいました。

「おいおい、スス。おれたち ツバメ が みんな おなじ いろ してるって?よーく みてみ

 ろ。」

スス が あたりを みわたすと、なんわ かの ツバメ が  きもちよく かぜ に ふかれ
 
ています。

め を おおきく あけ スス は みつめます。

「こりゃあ  おどろきだ。よくみれば、 くろいろ だったり あいいろ だったり

もよう が すこし ちがうのもあるぞ!! 」


 ふんふん。ツバメは、め を とじて うなずきました。

「そうだろう?よくみてみれば おもいこんでるのとは ちがう ことがよくあるぞ。

 よーく みつめるんだぞ。」

 
 「うん、わかった!! よーくみつめるよ。」

スス も め を とじ うなずきました。  


 「あった、 あった!! あかい やね の いえだ!!」ススが ゆび をさしました。

 「よーし、きた。おれ は じめん を うまく あるけない。だから じめん すれすれ

  に とぶからな。 せなか から とび おりるん だぞ。しっかり つかまれ。」

 そういうと すぐに、ツバメは きゅーん とじめんに むかいます。

そして じめん すれすれ に とびはじめました。

 「よーし。とぶんだ!!」

 「ありがとう。ツバメさん。いくよ!! そーれっ!!」 

じめん に あし を つけた スス。

そらを みあげます。 

すると、ツバメ が スス のうえで くるくる まわっていました。

「じゃあな。スス。がんばれよ。」
 
「うん。つばめさん きをつけて いってらっしゃい。」


ツバメは チュビ チュビ チュルルル~ と きれいなこえ で ひとなき すると、 ながい 

ながい たびに しゅっぱつ しました。

                   (つづく)