そら に うかぶ おおきな くも の うえ。
かみさま が ばたばた はしり まわって
いました。
「たいへんじゃ。 たいへんじゃ」
かみさま は つくえ の ひきだし から おおきな ほん を とりだし、
パラパラ パラパラ と めくります。
「おお、あった あった !!きめた!」
「おーい。 こっちに おいで」
かみさま は ぱったん と ほん を とじました。
「および ですか?」
ずん と かみさま の あしもと の くもを つきぬけて
ちいさな おとこのこ が かおを だしました。。
「わあ びっくりしたでは ないか」
かみさま は しりもち を ついてしまいました。
「ごめんなさい」
この おとこのこ の なまえ は スス といいます。
かみさまの もとには たくさん の てんし が すんでいます。
スス も げんき いっぱい の てんしです。
スス は エイッと ジャンプ して くも のうえに たちました。
そして、 しりもち をついている かみさま の てを にぎり、おこしました。
「おほん。 すすよ。ここ の いえ の こども が あるき はじめた。さあ いますぐ
いっておくれ」
かみさま は ほんを また ぺらぺら めくり 、ひとつ の ページ を ひらきました。
そこには、おうち のちず が かかれて いました。
「ふむふむ。 ここから ずいぶん とおい な。」
「なぁに だいじょうぶだ」
そういうと かみさま は くもの した を のぞきこみ
「おーい」
さけぶでは ありませんか。
すると しばらくすると、いちわ の ツバメ が くも のうえ にやって きました。
「なんです。かみさま。 なにか ごようですか?」
ツバメ は かみさま にたずねました。
「むこうの くに に いく とちゅう まで この スス を つれて いって くれない
か?」
「むりですよ。だって この こ は わたしより ずいぶん おおきいでは ありませんか?」
かみさまは、 ホッホとわらうと、て に もっていた つえ を スス に むけました。
「エイッ」
と かみさまが さけぶ と ゆ~ら ゆ~ら と スス のからだ は ちいさく ちいさく
なりました。
「わあ、ちいさく なった!!」
スス はびっくり。
ツバメ は ばたばた と はねを はばたかせました。
「よーし これなら おやすい ごよう だ!!」
ツバメ は そういうと、くちばしで ススを くわえ ほいっ と せなかに のせました。
ススは、ツバメの せなかに しがみつきました。
「スス いってらっしゃい」
かみさま が て をふると
「しゅっぱーつ」
スス が さけびました。
ツバメ は すごいスピード で くもの した に おりていきました。
くもの ずーっと したで、「いってきまーす」と スス の こえ が きこえました。
(つづく)
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