おはようございます！
社労士×コーチののりこです。
今日は「介護のために休みたい」について
お話しさせていただきます。
突然ですが、介護は身近な問題ですか？
2025年には人口の約18％が75歳以上になるという
超高齢化社会日本です。
もう、対岸の火事ではなくなってくるのも時間の問題です。
実は先日
「アルツハイマーの母の記憶があるうちに、介護休暇？取りたいんです」
とご相談をいただきました。
その方は教職員。
辞めることも考え、ビ〇リーチにも登録したそうです。
そこで簡単に雇用保険の介護制度について簡単にご説明します。
介護休暇と介護休業
【介護休暇】
（どんな休暇？）
要介護状態もしくは精神上の障害により、２週間以上にわたり
常時介護を必要とする対象家族の介護や世話をするための休暇
例えば、病院の付き添い、介護サービス代行（本人ができないため）
ケアマネさんとのサービス内容についての打ち合わせ等に
使うことができる
（取得可能日数と給与）
対象１人に対し、年間５日まで
その間の給与は無給が多い（欠勤とならない）
（どうしたら取得できる？）
書面のみならず申し出でもよい
会社の規定に準じた方法で行う
【介護休業】
（どんな休暇？）
常時介護（要介護2以上）が必要な対象家族の介護のために
今後の介護体制を整えるために活用する
今後介護離職することなく、仕事と介護の両立を目指す
（取得可能日数と給与）
対象家族１人につき93日を３回に分割して取得可能
イメージとしては1ヶ月×3回
「施設探し・体制整備」「施設慣らし」「看取り」というように
取得することが望ましい
その間の給与は無給が多い（欠勤とならない）
介護休業の場合は、「介護休業給付金」が雇用保険から支払われます。
大体給与の約67％（2/3）の金額です。
ただし、支払われる時期は介護休業後となりますのでご注意を
（どうしたら取得できる？）
2週間前までに申し出
実際は業務の引継ぎ・振り分けが発生するので
1ヶ月～2カ月前に申し出をすると
今後働き続けるうえでもスムーズです。
その他にも所定外労働、時間外労働、深夜労働の制限もあります。
真面目で一人で抱え込んでしまう人ほど
介護離職をしてしまいがちです。
人の手を借りることで、ラクをすることは
悪ではありません。
自分を守り優先していいんです。
