無意識に母親に縛られてる人の特徴

レインボーエンジェルズの

鈴木トシロウです。

（猫が好き過ぎる・ω・）

メッセージいただきました。

色文字の部分だけ読めば
すべて読まなくてだいじょうぶです。

はじめまして。相談です。

私は、結婚してからパニック障害、うつ病と心に安全基地のないメンタル弱々の51歳主婦です。

先月、父が突然亡くなり、母を支えるのに必死で私のメンタルもぎりぎり。全く役に立たない弱弱の自分に嫌気が差してました。うちには受験生の息子がいることもあり、2週間滞在して、葬儀の後、自宅に帰ってきました。

毎日、私と弟と母に電話をして（ふたりとも実家が遠い）葬儀後1ヶ月たち、なんとなく母も落ち着いてきたかと思いきや、腰痛で動けなくなったと。でも、どうも腰というよりメンタルの方なのではという感じです。

弟夫婦が、母を迎えられるように引越先をこれから探して、見つかり次第、母は他県の弟のところへ引越す予定で、そのことも自信がないと言ってました。　

そんな母をみていて、母の完全コピーの私は、未来の自分をみているような気がして、心がザワザワしてしまってます。

母と同じように、私も夫に依存しているので、その支えをなくしたときの喪失感と恐怖がすごいです。考えても仕方のない未来のことでも考えてしまいます。

どんな自分でもそのままでいいって、ブログで読ませていただいてますが、母をみてると、そうも思えず。精神的な自立ができてないからだ、強くなりたいと日々思ってます。

こんな私でも、心の仕組みを学んだり、セッションを受ければ、そのうちかわれるのでしょうか？

パニック障害やうつに関して
ぼくはまったくのシロウトなので
何もお伝えできませんが、
（シロウト…トシロウ…）

あなたと母親との関係においては
お伝えできることがあります。

そしてあなただけじゃなく、
特にアラフォー以降の女性の
多くが抱えてる問題でもあります。

それは
「あなたが母親を庇ってる」
ということです。

お母さんをかわいそうに思ってませんか？
弱いから支えなきゃと思ってませんか？
同情してませんか？

「同情」というのは、

そんな母親をダメだと思ってるけど、
かわいそうだから
育ててもらったから
感謝しなきゃいけないから
ダメだと思ってはいけない

って庇うことです。

同情してる時点で
庇ってる時点で

あなたは自分にウソついてるし
母親を弱者として扱ってます。

自分にウソつくと、
望んでない現実が拡大します。

人は弱者として扱われると、
もっと弱くなりもっと依存する
ようになります。

弱者でいれば
周りをコントロールできるし
エネルギーを奪えるからです。
（本人は無意識ですが）

＞結婚してからパニック障害、うつ病

結婚してから
状態が悪くなったとのこと。

もしかしたら、
親から逃げるために
結婚を望んだり
遠くに住むことを望んだところも
あったのではないでしょうか？

責めてないですよ。
「だからあなたはダメだ」と言ってません。

見て見ぬふりしてる問題は
無視できないように
大きくなるものです。

母親との関係において、
私は何を見て見ぬふりしてきたか？
私は何を無視し続けてきたか？

自分に起きてることを自覚する
ってとても大切なことなのです。

それは
あなたが無視できない現実的な問題として
目の前に現れています。

母親への同情
母親を弱者として扱ってきたこと

母親を支えられない自分は
無価値という思い込みなどです。

＞母を支えるのに必死で私のメンタルもぎりぎり。全く役に立たない弱弱の自分に嫌気が差してました。

同情してる
↓↓↓↓

「私が支えなきゃいけない」
↓↓↓↓

弱者として扱われる母親は
もっと依存する
もっと無理難題をふっかけてくる
↓↓↓↓

メンタル崩壊
↓↓↓↓

母親を庇ってるので自分を責める
ということでしょうね。

あなたが母親を弱者として扱うだけ、
母親はあなたからエネルギーを
奪い続けます。

まずは同情してる自分に
気付きましょう。

少しずつ同情をやめましょう。

お母さんは、
あなたが同情しなければ
いけないような存在ではないのです。

サポートできても最終的に、
自分の問題は
自分で向き合うしかありません。

同情することや庇うことは、
相手が自分と向き合うチャンスを
奪う行為なのです。

お母さん自身が
見て見ぬふりし続けてきた問題が
本人に降りかかっています。

そんな中、
依存させてあげることが
本当に本人のためになるのでしょうか？

あなたのためになるのでしょうか？

＞うちには受験生の息子がいることもあり、2週間滞在して、葬儀の後、自宅に帰ってきました。

母親の近くにいるのが苦しいから
早く帰りたかったのですよね？

「受験生の息子がいるから」
と理由をつけなくていいんですよ。

何にしろ、
現実的に帰ってこれたということは
あなたがいなくてもだいじょうぶ
ということです。

それなのにあなたは
「理由がないなら母を支えなきゃいけない」
と自分を縛り付けています。

＞毎日、私と弟と母に電話をして

電話したくないなら
しなければいいのです。

あなたがお母さんに同情して庇って
依存を助長しています。

お母さんを弱者として扱うことで
より弱くしています。

というか、
あなたは母親に関わりたくない
と心底思っていますよね。

自覚してますか？
そんな自分はダメだと思いますか？

いいんですよ。
あなたが何を思ってもいいんです。

あなたの人生はあなたのものです。

まずは
「母親に関わりたくない」
と思ってる自分を自覚しましょう。

同情してる自分を自覚しましょう。
庇ってる自分を自覚しましょう。

まずは自覚しないと、
あなたがこれからも
黙って我慢し続けることになります。

お母さんはあなたから
エネルギーを奪い続けます。

ずっと依存し続けます。

＞母は他県の弟のところへ引越す予定で、そのことも自信がないと言ってました。　

お母さんに自信がないことと
あなたに何か関係ありますか？

なかなか不思議なこと言ってますよ。笑

心配しない＝大切に思ってない
という思い込みありませんか？

それはあなたが
子供のころから母親に
「あなたが心配だから言ってるの！」
とエネルギーを奪われ続けたから
かもしれませんね。

心配は愛じゃないです。
エゴです。

心配とは100%
する側の都合です。

する側が自分の心配を
解消したいだけです。

心配される側は
1ミリも関係ありません。

＞そんな母をみていて、母の完全コピーの私は、未来の自分をみているような気がして、心がザワザワしてしまってます。

あなたは「未来の自分」ではなく
「今の自分」を見てます。

これまで
見て見ぬふりで放置してきた
母親との間で癒されてないことが
今、浮き彫りになっています。

弟さんにとっても同じことです。

お父さんが急に亡くなったのは
とても辛いことだと思いますが、

関わるそれぞれにとって
自分自身のクリアしてない問題が
浮き彫りになってるのです。

それは癒しへの招待状なのです。

＞母と同じように、私も夫に依存しているので、その支えをなくしたときの喪失感と恐怖がすごいです。

自分のことばかり
考えてしまうのですね。

責めてないですよ。

わかります。

誰でも恐怖にとらわれる時は
そういうものです。

あなたのお母さんもそうなんです。
自分のことばかり考えてます。

あなたが子供のころからずっと。

だからあなたは幼少期から
こう感じていたのかもしれません。

「お母さんのことが好きなのに
お母さんは私の気持ちに応えてくれない。

私は自分なりに頑張ってるのに
お母さんはネガティブなことしか言わない。

私が悪いから
私が弱いから
お母さんは私を大切にしてくれないんだ。

私がもっといい子なら
私さえもっと強ければ
お母さんは私の気持ちに応えてくれるはず。

弱い私が悪いんだ」

その傷ついた子供は
今もあなたの中にいます。

現実に問題が起こるのは
そんな自分に気付くためでもあるのです。

＞どんな自分でもそのままでいいって、ブログで読ませていただいてますが、母をみてると、そうも思えず。

人は誰でも
今そのままで価値がある
今そのままでここに存在していい
とは真実です。

でもあなたは
お母さんは今そのままでは価値がない
と信じてます。

だから
弱者として扱います。
同情します。
庇います。

だから
嫌だけど話を聞いてあげます。
会いたくないけど会いに行きます。
依存させてあげます。
黙って我慢します。

弱くてダメで価値のない母親
として扱ってます。

だからそのコピーである
あなた自身も、

弱くてダメで価値のない私
として扱ってます。

あなたは
「今そのままの母には価値がない」
と思ってるから
弱者として扱い続けるのです。

それが
「今そのままの私には価値がない」
という無価値感になってます。

＞精神的な自立ができてないからだ、強くなりたいと日々思ってます。

「強くなる」とは
何があっても心がブレないこと
ではありません。

自分の弱さを受け入れることです。

できないことは
「できない」と受け入れて、
今の自分で生きることです。

嫌なことや
やめてほしいことがあれば
黙って我慢しないことです。

また
「自分の弱さを受け入れる」とは
母親の弱さを受け入れることです。

あなたは母親の弱さを
受け入れてません。

「母がもっと〇〇だったら」
と期待してます。

「母が〇〇してくれなかったから」
と拗ねてます。

1ミリも諦めてないし

受け入れてません。

「どうせわかってくれないんでしょ？
もういいよ！」
と拗ねてます。

＞こんな私でも、心の仕組みを学んだり、セッションを受ければ、そのうちかわれるのでしょうか？

セッションや心理の話が
あなたを変えるのではありません。

あなたが心から変わろうとする時に
セッションや心理の話が役立つのです。

おっしゃる通り、
あなたの母親は弱いです。

これからも依存し続けます。
これからも不安なことばかり言い続けます。

あなたや弟さんから
エネルギー奪うようなことを
これからも続けます。

だけどそんなあなたの母親は、
今そのままで価値があるし
今そのままで存在していいのです。

そして
最後に

ここ大事なのですが！

あなたの母親には
今そのままで価値があるから

これからも同じように
黙って我慢し続けなきゃいけない
ってことではありません。

むしろ逆！

あなたは今まで
母親を弱者として扱い、

同情して庇ってきたから
ただ黙って我慢し続けてきたのです。

支えようとし続けてきたのです。

パニック障害やうつ病は結婚後ですが、
病の根本原因は
幼少期からの母親との関係にあります。

お母さんは、
あなたが支えなきゃいけない
存在ではありません。

あなたが犠牲にならなきゃいけない
存在ではありません。

今そのままの母で
価値があるからこそ、

今そのままの私に
価値があるからこそ、
黙って我慢するのやめましょう。

母は弱くてネガティブで
一人で何もできないから価値がない
とあなたは信じてます。

でも存在価値に条件はいらない
のです。

弱くてネガティブで
一人で何もできない母だけど
今そのままでここに存在していい
ってあなたが受け入れると

同情をやめると
庇うのをやめると

あなたはそれだけで
今よりずっとラクになります。

「母を護らなければいけない」
という呪いから解放されるからです。

自分にウソついて
黙って我慢する理由がなくなるからです。

そして
今そのままでここに存在していい
母の子供である自分も

今そのままでここに存在していい
と思えるようになるのですよ。

-おわり-