赤銅色の焼けた肌 に 太く節くれだった指
額に深く刻まれたしわ と 白髪まじりの顎鬚
両切りのエコーにむせながら 湯呑の中の酒を乾す

子供の頃 は 早くじぃさまになりたい と 願っていたよ

目の前で起こるすべての事が 真実と思っていたあの頃
大人の世界が なぜかしらん 面倒な事ばかりに 感じたから
日がな一日 海ばかりを見て時が過ぎてゆく なら
それはそれで とても魅力的に想えたんだ

 

群青色の連なり に 途切れる事の無い 潮騒
いなさに逆らい舞う海鳥 と ちぎれて飛ぶ波の花
お天道様と星を頼りに沖へ出て 雲の流れに雨を知る

子供の頃に は 早くじぃさまになりたい と 願っていたけど

目の前で起こるすべての事が 真実ばかりではないと気付いたあの時
大人の世界の理不尽さを 見極める難しさを知ったから
ヒトの言葉に惑わされず 我が身ひとつを盾とする のは
とてもとても ボクに真似できないと想えたよ

 
 
あんちゃん ちっともさまにならねぇぜ

今でも時々思い出しては 風に吹かれてみるけれど
どっかで じぃさまの笑い声


♪ 頭を抱えて 悩む姿は ある意味では 美しいのさ~




 
 

時間は いつだって 先へ先へと進んでゆく
れは 良くも悪くも すべてに平等なんだな って思う

誰だって 求めるものは際限も無く 夢の続きも 果てしもない
けれどもひとは ささいな事に満たされて 時の刻みを止めてしまう

あれこれと 眠れぬ夜は あるけれど
立ちどまり ふり返ることを しなければ
たんたんと 日々はまた 続いてゆく

そうやって とりたてて願うことない人生 は
本当に 幸せ なことなんだろうか





私たちの望むものは くりかえすことではなく
私たちの望むものは たえず変わってゆくことなのだ

私たちの望むものは 決して私たちではなく
私たちの望むものは 私であり続けることなのだ

今ある不幸に とどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今とびたつのだ
                      
          岡林信康:私たちの望むものは  より抜粋


 

酒は飲んでも  呑まれるな

なんて 云うけれど やっぱ 時と場合と相手 によるよねぇ~。。





        ♪ 赤ちょうちん と 人生論  涙でるほど つり合うが

         とっく利一本の幸せ を なんで 呑み終わる~
 

春よ来い 早く来い

寒さに縮こまりながら 陽だまりを懐かしんでいるだけじゃ

なにも 変わらない し 変われない

誰よりも先に 春を感じたいなら 北風の中をゆくしかないのさ



ねぇキミ  キミは 知っているかい?

岬につらなる この水仙は 寒さにあたって はじめて花を咲かすんだよ。
 
 

正月や よき旅をして 海を見る
                     (河東 碧梧桐)





謹んで初春のお慶びを申し上げます。

昨年はなにかとお世話になりまして、ありがとうございました。
おかげさまで良き新年を迎えることができました。

年末の慌しさにとりまぎれまして
不本意ながらご挨拶が遅れてしまいました。

遅ればせながらここにおいでくださる皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
                                風太郎&小梅