【天皇賞・春】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】
5週連続GⅠが続く春のGⅠ戦線の初戦、天皇賞・春です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。
競走名について(JRAホームページより)
本競走は、1905年5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から『菊花御紋付銀製花盛器』を下賜され創設した『エンペラーズカップ』を前身とする競走。1906年以降は7つの競馬倶楽部で『帝室御賞典競走』が実施されたが、1937年に日本競馬会が誕生したのを機に、『帝室御賞典競走』は春が阪神、秋が東京と、年2回東西で実施されることとなり、戦争で中断される 1944 年春まで続いた。戦後の 1947 年春に『平和賞』の名で復活。同年秋から現在の『天皇賞』に改称され、春は京都、秋は東京で実施されることとなった。
直近の推奨好走馬
4月14日 皐月賞(GⅠ)
コスモキュランダ 7番人気 2着
<推奨理由>
外枠の重賞勝ち馬
3月31日 大阪杯(GⅠ)
ルージュエヴァイユ 11番人気 3着
<推奨理由>
サンデー×ノーザンダンサーの黄金血統&古馬GⅠでの好走
目次
- 過去に好走した穴馬
- 穴馬に共通する条件
①父サンデーサイレンス系
②GⅡ勝ち馬
- 今回期待したい馬
- まとめ
- おまけ
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過去に好走した穴馬
過去7年の天皇賞・春で馬券になった9番人気以下の馬たちは以下の通りです。(阪神開催の2021、22年は除く)
この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。
①父サンデーサイレンス系
5番人気以下で好走した5頭全頭は父がサンデーサイレンス系でした。実は人気に関わらず、過去10年の京都開催の天皇賞・春で馬券になった馬は全てサンデーサイレンス系です。このデータは上位人気馬を見極めるうえでも重要なデータになるのかもしれません。
※該当馬を色付きで表示
②GⅡ勝ち馬
5番人気以下で好走した5頭全頭はGⅡで勝利経験がありました。GⅡのグレードが付けられているレースに天皇賞・春に繋がるような長距離重賞が多いことも理由の1つにあると思いますが、やはりGⅡというレベルの高い重賞を勝利した実績が天皇賞・春には必須のようです。
※該当馬を色付きで表示
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今回期待したい馬
以上を踏まえて今年の天皇賞・春で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
シルヴァーソニック
1頭目はオルフェーヴル産駒のシルヴァーソニックです。父はサンデーサイレンス系のオルフェーヴル、一昨年のステイヤーズステークス(GⅡ)の勝ち馬ですので両方の好走データに該当しています。勝ち上がりに時間を要し、5歳でようやくOP入りを果たしました。その後の重賞では長距離を中心に出走し、2-0-4-2と高い安定感を示しています。前走の阪神大賞典は珍しく大敗を喫してしまいましたが、鞍上の武豊騎手はレース後、長期の休み明けであったことを原因にあげ、次走は良くなるとコメントを残しています。8歳馬とはいえ昨年の3着馬ですので人気しないのであれば狙いたいですね。
チャックネイト
2頭目はハーツクライ産駒のチャックネイトです。父はサンデーサイレンス系のハーツクライ、前走のAJCC(GⅡ)の勝ち馬ですので両方の好走データに該当しています。この馬も安定感が非常に高く全成績は5-1-7-2で掲示板内率は100%です。前走のAJCCでは道悪の中ボッケリーニの追撃を振り切り重賞初勝利を収めました。これまでの戦績を見てみると道悪が合いそうな雰囲気がありますので、雨が降ることがこの馬にとって理想的かもしれません。ハーツクライ産駒はこのレースと相性が良く、カレンミロティックやフェイムゲームが過去に穴馬として好走しています。十分に上位馬に食い込める可能性があると思いますので、好走に期待しています。
まとめ
皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。