【きさらぎ賞】穴馬発掘術~歴史から読み解く穴馬の可能性
4年ぶりに京都に戻ってきたきさらぎ賞です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。
競走名について(JRAホームページより)
きさらぎ(如月)とは、陰暦で2月の異称。語源には衣更着(まだ寒いため着物を更に着ること)、気更来(陽気が発達する季節)など諸説存在する。
目次
- 過去に好走した穴馬
- 穴馬に共通する条件
①トニービン持ち
②継続騎乗
- 今回期待したい馬
- まとめ
過去に好走した穴馬
過去5年(京都開催)のきさらぎ賞で馬券になった5番人気以下の馬たちは以下の通りです。
この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。
①トニービン持ち
5番人気以下で好走した5頭中3頭はトニービンの血統を持っていました。トニービンは1990年代に活躍した種牡馬で父としては東京競馬場を得意とする産駒を多数輩出しました。一方で孫世代の牡馬の活躍が芳しくないため、父系としては存続の危機にある種牡馬です。このデータに該当した馬も全て牝系にトニービンを持っています。きさらぎ賞は京都競馬場での開催ですが、重要な血統であることは間違いないでしょう。
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②継続騎乗
5番人気以下で好走した5頭中3頭は継続騎乗でした。やはり2歳戦ですので特徴を把握している騎手が乗ることのメリットが非常に大きいのだと思います。過去5年5番人気以下の継続騎乗の馬は単勝回収値204%、複勝回収値100%と非常に好成績を収めています。
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今回期待したい馬
以上を踏まえて今年のきさらぎ賞で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
ナムラエイハブ
1頭目はリアルスティール産駒のナムラエイハブです。母母母父がトニービンであり、母母母であるアイリッシュダンスはハーツクライの母です。また、和田竜二ジョッキーの継続騎乗ですので両方の好走データに該当しています。重賞初挑戦となった前々走は4着に敗れましたが勝ち馬のジャンタルマンタルは後の朝日杯FSの勝ち馬であり、その馬に0.5秒差と考えると十分な内容だったと思います。前走は2着に敗れましたが2000mはやや長かったと考えられます。京都の経験は十分ですので人気がないのならば積極的に狙いたい1頭です。
ウォーターリヒト
2頭目はドレフォン産駒のウォーターリヒトです。前々走から幸英明ジョッキーが手綱を取っており、今回も継続騎乗です。前走のシンザン記念はきさらぎ賞と同じ京都競馬場であり3着に好走しています。この馬の京都経験は豊富で京都成績は 0-0-3-1と勝ちこそありませんが安定しています。前走のような後方一気の競馬をするならば展開の手助けが必須ですが、数少ない重賞実績のある馬ですのでねらい目の1頭です。
まとめ
皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。