トミカ No.129 いすゞ エルガ 大阪シティバス | ちーずの「ふれんずのーと」

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めっちゃ久しぶりにトミカのレビュー的な記事を書きます。

 

 

今日、普通に日用品の買い物のついでにトミカ売り場を覗いてみたら、ロングトミカとして1/82スケールのいすゞ・エルガ(大型路線バス)が売られているのを発見。

 

自分はミニカーを集めてはいるものの、メインの収集物はホットウィール、たまにトミカプレミアムを買う程度なので、通常トミカに関してはほとんど情報は仕入れていません。なのでこれの存在を今まで知らなかったのですが、調べてみると去年の12月にはもう出ていたみたいですね滝汗

 

 

トミカタウンなどで街並みを作ったときに、どうしても気になっていたのがバスのスケールの合わなさでした。

トミカのバスは基本的に、通常トミカの箱のサイズに合わせて作られているので130~156分の1ほどと、乗用車が1/64前後なのに対してかなり小さく作られてしまっています。

 

これによって何が起こるかというと、例えば軽自動車と並べたときに、本来であれば大型バスのほうが圧倒的に背が高いはずなのに軽自動車のほうが屋根が高いみたいなことが平気で起こります。

 

まあそんな風に思いつつ、あくまで子供向けのおもちゃなので仕方ないよな~なんて思っていたのですが、今回このようにスケールが大きめの大型路線バスを製品化してくれました。

 

ですので見かけたときはすごく嬉しかったです。そんなわけで、普段トミカあまり買わないのですが思わず衝動買いしちゃったのです。

 

 

 

 

 

 

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箱から出すとこんな感じ。バス本体とシールが入っています。

 

大阪シティバスっていうのは、自分は関東に住んでいるので馴染みは全くないのですが、色合い的にOsakaMetroのGショックみたいな電車(400系)を彷彿とさせます。

 

調べてみると、例に出したOsakaMetro同様に公営交通だった大阪市交通局(大阪市営バス)のバス事業を受け継いだ会社が大阪シティバスで、この400系を彷彿とさせるカラーリングはその大阪シティバスになってからの新たな塗色…といった認識でいいのでしょうか。

 

…といった具合に大阪シティバスや関西の公共交通に関する知識は全くございませんので、そういった観点でのコメントは出来かねますことを先に申し上げておきます。

 

 

 

 

 

 

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シールはこんな感じです。結構細かいのでピンセットがあると良いかと思います。

お子さんに買い与える際は、大人の方がきれいに貼ってあげましょう。

 

 

 

 

 

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シールを貼り終えたのがこちら。

 

まずなんといってもデカい。デカいです。

このデカさは素直に満足感に繋がります。持ってるだけで幸せです。

 

材質はおそらくボディがダイキャストでシャーシとガラス、屋根がプラスチックでしょうか。

屋根のプラのツルツル感が好きです。経年で日焼けしないといいのですが…

 

 

 

 

 

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デカいからこそのこのホイールベースの長さや低床な感じ。

子供に買い与える路線バスの教材としても本当に良く出来てると思いますよ…

 

ステアリングが切れれば言うことなしでしたが、そうしたら最早トミカじゃないですからね。

 

 

 

 

不満点を挙げるとすれば、側面と前面にあるロゴマークがシールな点。

 

ユーザー側で貼るシールによる表現が多用されているのは問題ないのですが、ロゴに関してはシールだと透過しててもでっぱりを感じるので、やはり印刷が望ましかった。

 

 

まあロングトミカの価格内に収めるにはこうせざるを得ないのかなと…

バス会社による特注品のトミカが良いお値段するのは、こういった部分をちゃんと印刷にしているなどの理由からでしょうか。

 

 

 

 

 

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そしてデカいからこそ出来たギミック。

 

前ドア開閉と…

 

 

 

 

 

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後ドア開閉。こういったギミックの有無もトミカとしての出来の良し悪しに繋がる部分です。

 

 

 

 

 

 

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そして、比較用に同時に買ってしまった(笑)、通常トミカNo.20のいすゞ・エルガ(都営バス)との比較です。こうして見ると親子のようですね。

 

都バスのほうは1/136。大阪シティバスのほうは1/82ですので、鉄道模型で言うなら16番とNゲージほど…まではいきませんが、かなりスケールが異なるのがわかります。

 

トミカのラインナップを見て、なぜこんなに大きさの違うバスが2種類あるのか疑問を持つお子さんも出てくるかもしれません。

 

それをきっかけに、スケールという概念に触れる…なんてこともあるかもしれませんね。

 

小学校で算数の時間に分数の勉強をし始めるぐらいの年齢であれば理解できるでしょう。

 

 

 

 

 

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さて冒頭で触れた「大型バスよりも軽自動車のほうが屋根が高くなる」問題について。

 

今までのエルガは1/136という小ささですので、バッチリその現象が出ておりますね。

 

対して今回のエルガは1/82。軽自動車は大体1/56~58ほどのようですのでまだまだ実車のようなサイズ感にはなりませんが、それでも屋根の高さはなんとかバスが勝っているという状態です。それだけでも大きな進歩です。

 

 

 

 

 

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今回のエルガの前にスズキ・ハスラー(1/58)を置いてみた様子です。

 

こうしてまじまじと眺めてみると、やはり軽がデカいな~感は否めませんが、それでも軽自動車よりもバスはデカいんだぞ!って感じを醸し出せる程度には来ているのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

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参考までに、スケールが完全に統一された1/150のモデル(トミーテック・カーコレクション/バスコレクション)だとエルガとハスラーの並びはこんな感じになります。

さすがにこのレベルは求めていません。

 

 

 

 

 

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今までの小さなバスだとこうなってたわけですからね(笑)

 

これを見れば、今回の大きなエルガによって得られる効果の大きさ、わかっていただけるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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こんな感じで車列の後ろから前方にいるバスの後ろ姿を眺めてみると、スケールが前よりも乗用車側に近くなったことによる効果を如実に感じます。

こんな光景がトミカの製品だけでできるようになったのですから、本当に良い時代になったものです。

 

いや~ほんと、この製品を企画した人には拍手を送りたいですね。

 

 

 

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乗用車と並べることで、大型バスの大きさを感じられる。そんな製品ではないでしょうか。

 

もちろんスケールが乗用車と完全一致ではないので、まだまだ差異はありますが、それでも今までのように「バスと軽自動車を並べると軽自動車のほうが屋根が高い」、そのような状況に一石を投じる画期的な製品かと思います。

 

 

個人的には大満足の製品です。我々のような大きなお友達にはもちろん、乗り物好きのお子さんへの英才教育にもオススメな一品です。

 

普段スポーツカーのモデルを中心に集められているような方にも、街中を演出するのにとても良きだと思います。

 

 

 

 

 

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