林章「東京駅はこうして誕生した」(B6判、全284ページ、ウェッジ2007年1月30日発行、定価1400円+税)
実際の東京駅に関する話は後半からとなっており、前半は鉄道の開業から、東京における鉄道の位置づけなどを記したもの。東京駅のことをすぐに知ろうとするにはもどかしい作りだが、読み物として面白くなっている。
ヴォルフガング=シベルブシュ「鉄道旅行の歴史 十九世紀における空間と時間の工業化」(A5判、全278ページ、法政大学出版局1982年11月20日発行、定価2000円)
鉄道旅行の歴史を、近代社会が人間に与えた影響という観点から論じたもの。鉄道書というよりかは、社会学や近代思想と言った感じで、鉄道マニアには取っつきにくい本。
久保田博「鉄道用語事典」(A5判、全322ページ、グランプリ出版1996年4月8日発行、定価2600円+税)
中身はタイトルの通りで、鉄道に関する歴史や技術と言ったものが、広範囲に渡って拾われ、英訳と共に数行での解説がなされている。現在であれば、インターネットを使えば大抵の用語は調べられるが、書籍という形で出ているので、とりあえずの信頼はおける。ただ、著者一人で本書を執筆したとは思えず、一般的な事典と同様、複数の手によって編纂されたのだろうから、その人達の名前や分野を記すべきではないだろうか。