橋本克彦・鎌田慧・野田峯雄他「鉄道員物語」(文庫判、全400ページ、宝島社文庫1999年7月9日発行、定価571円+税)
鉄道関係者やライターの手で鉄道現場を記したもので、中には国鉄志免炭鉱の炭鉱夫と言った興味深い視点からの話もあるが、全体的に、反権力、反国鉄分割民営と言ったトーンになっていて、読んでいて気持ちの良いものではない。
林順信「東京・市電と街並み」(A4判、全180ページ、小学館1983年10月31日発行、定価4800円)
主なコンテンツは、明治・大正・昭和の当時に描かれた、カラーによる路面電車走行の絵図となっている。見開き大判で掲載されており、細かいところまで良く見えるようになっている。良くを言えば、原寸法を記して欲しかったのと、絵図以外の市電に関する情報は類書とあまり変わらないので、この値段では割高、ということか。
川島令三「鉄道はクルマに勝てるか」(B6判、全264ページ、中央書院1998年11月25日発行、定価1700円+税)
著者ならではの、現地を訪問しての現状把握は評価できるが、本来考えるべきは、鉄道、バス、クルマの役割分担であり、勝ち負けを考えては建設的な意見は出ないだろう。