今回の記事は鳥網よりもさらにミクロな世界、昆虫達を紹介していきたいと思います~。
そうそう!中国語で昆虫は「虫子」と書いて「チョンジー」だったり、
「昆虫」と書いて「コンチョン」って言うんだよ~。
鳥においては「鳥」と書いて「ニャオ」と読むので
道端でニャオニャオ言ってるおじさんがいたらその人は
猫派の人じゃなくって野鳥愛好者なんだゾ。
それじゃぁ猫って何というかというと「猫」と書いて「マオ」と読みます。
犬なら「狗」と書いて「ゴウ」と発音するようです。
脱線したのでええかげん本題にレッツ狗~!
トップバッターはトンボ!
日本語では「ヒメキトンボ」ですね。
中国語では「黃翅蜻」という名前です。
日本では石垣島と八重山諸島に生息しているトンボさんです。
アカネなどのトンボと同じく、成熟するまでは黄色っぽく、
繁殖期になると婚姻色のオレンジ・紅色に変色します。
ひょっとして照れてるだけだったりして(笑)
その次は、
日本でもおなじみ?「ツマグロヒョウモン」ですね。
中国語では「斐豹蛱蝶」らしいです。
日本ではよく秋の始めごろに幼虫が
花壇のパンジーを食い荒らしていた印象があるんですけど(^_^;)
ちなみにこの蝶は毒を持つ蝶である「カバマダラ」に模様を似せることにより、
鳥による捕食から身を守っています。
「カバの威を借るヒョウ」だね。これね。
ちなみに日本はその「カバ」役ことカバマダラチョウの生息域の
圏外なので威を借ったところで無駄無駄無駄ァ!です。
そして次はひょっとしたら↑に関連あるかも?なチョウ↓
しかし写真がコレしかないため・・・「種類不明」。
黄鶴楼を歩いていたら目の前を通り過ぎていったチョウなのですが、
おそらくカバマダラなどのタテハチョウ科と思われます。
ひょっとするとホソチョウ系かも?
毒持ちのカバマダラだとすると上のツマグロ君は報われますね。
世界のどこにでもいるかもしれない↓
「ナミアゲハ」です。
中国語では「柑橘鳳蝶」と書きまーす。
ナミアゲハの幼虫は飛鳥時代の日本書紀の中に「常世の虫」という神様として登場。
なんでもその「常世の虫」を崇めて祀り上げると、病が治り富が来るんだそうな。
今年の夏の自由研究のテーマを探しておられるそこのお子さん&奥さん!
今年の自由研究はアゲハチョウの幼虫を崇め溺愛してみてはいかがでしょう!?
健康運&旦那様の収入がアップするかも!?
次も日本ではおなじみのアゲハチョウの仲間ではないでしょうか?
「アオスジアゲハ」です。
中国語では「青鳳蝶」だそうですよ~。
翅の青い紋が教会のステンドグラスのようでとても綺麗なチョウですね。
幼虫を飼っていたことがありますが、タブノキの新芽が大好きなチョウですよ~。
そしてこちらはちょっとマイナー、↓
「シロオビアゲハ」です。
中国語では「玉帶鳳蝶」と書くらしいです。
ツマグロヒョウモンと同じように、「ベニモンアゲハ」という毒を持ったチョウに
模様を似せることにより外敵から身を守っています。
ベニモンアゲハは日本に局地的に生息しているため、この策は有効と考えられますが、
武漢にはベニモンアゲハはいるのかなぁ・・・?(資料不足)
そして遭遇出来て一番驚いたのはこの人↓
ミカドアゲハの仲間である「Graphium chironides」と言うチョウです。
和名はまだありませんが中国語では「碎斑青鳳蝶」と呼ばれているようです。
生息域は日本を除く東南アジアや中国の南の地域に分布しています。
この種はチョウの中でも「交尾嚢」という特殊な器官を使うチョウでもあります。
交尾嚢とは、交尾の後にオスがメスの生殖器にする蓋で、
後にこのメスが他のオスとの交配を妨げる働きをする器官のことです。
日本にいるチョウでは、ギフチョウなんかがこの交尾嚢を使います。
さて最後に登場するのが、カメムシ目のこの人↓
「コマゼミ」と言う蝉です。
中国語では「蒙古寒蝉」と書きます。
中国全土に分布する小柄な蝉で、綺麗な緑色をしていますよね!
日本のツクツクボウシに近い蝉で、泣き声も大分違っているのが特徴です。
幼虫の期間はツクツクボウシを参考にすると2年程度?
場所によっては8年と書いてありましたが自信なし・・・。
検索エンジンのBaiduとかで「蒙古寒蝉 幼虫期」と探してもビミョ~・・。
鳴き声はこんな感じです。(※他の方の動画です)
ほかにもクマゼミのようなセミや、スズメバチ、蚊なども見れましたが
証拠写真が無いため省かせていただきます。申し訳ありません(T_T)
またもやかなり長い記事になってしまいましたが
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!