コミックエッセイが好きです。最近ではこのジャンルの本が増えてきていて、うれしいんですよね。あ、食マンガも増えてきていて、これまたうれしいですね。本屋では両方とも特設コーナーなんかがあったりして、人気なんだな～って実感します。
森下えみこさんの本は、以前に何か読んだこともあったんだけど、まさか静岡県の西部に住まれていて、名古屋の会社に来ていたこともある、と書かれていて驚きました。
このまんぷくシリーズは、わりと地元の方とかゆかりのある方が書いていることが多いのだそうです。この「まんぷく名古屋」は、森下さんと、地元のグルメライターである大竹さんがお店選びなどもしています。普通の名古屋グルメ本とは少し違って、名古屋エリアに住んでいる人にとっても参考になるのでは、と思います。
名古屋グルメの本って、今ではかなり多く出ているんですけど、だいたい王道で有名なお店がよく載っていますよね。実はこの本を読む前も、それほど期待していなくって、有名なお店が載っているんだろうな～って思っていました。
それがですね、読んでみると知らないお店が多い。聞いたことはあるけれど、行ったことのないお店もあったりしましたね。高級店や老舗の居酒屋なんかは、どんな感じか行く前に知っておきたいから、参考になりますよ。
名古屋エリアに住んでいても、そんなに名古屋めしって食べません。赤みそは身近ですけど、うどんは味噌煮込みしか食べない、ってことはないし、スパゲティもあんかけスパしか食べない、ってことはなく普通のパスタを食べますし。偏愛している方はともかく。あんかけスパ、しばらく食べてないなぁ…。
でもこの本を読んで、名古屋めしと思っていなかったものに気づきました。それは「エビおろし」。冷やしで食べることが多いエビおろしは、エビ天と大根おろしがうどんまたはきしめんの上にのったもの。これって名古屋名物だったんですね～、知りませんでした。隠れ名古屋めしとも言われるんだそう。へぇ～。
わりと小さいころからこれが好きで、暑い時期にうどん屋さんに行くと食べてましたね～。名古屋のDNAなんでしょうか？（笑）というか、他の都道府県にないんですか？びっくりです。そんな「エビおろし」の発祥のお店「えびすや」が、名古屋のお隣、大治町にあるそうです。行ってみなくては。
エビおろしは、モーニングサービスが全国にはないと知った時と同じくらいの衝撃でした！この「まんぷく名古屋」は、名古屋めしについて新たな発見があるかもしれませんよ。