平田クリテ第6戦 | らいパパのブログ 〜8歳&4歳児の挑戦〜

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らいとパパです。
ストライダーを卒業し、小学生となった息子と、
その妹ちゃんの活動備忘録。

平田クリテ第6戦に兄ちゃん参戦。
前回のブログの予告通り、パパが考えた作戦を試す時。
いつもは連れてくる妹ちゃんも、この日は家でお留守番させ、パパの万全のサポートができる体制で挑みました。

その作戦とは、
「高速レースによる消耗戦」を仕掛けること。
今年のU11はゴール前まで集団で走り、ゴールスプリントで勝負が決まるパターンとなっています。
兄ちゃんの実力を知っているパパ目線では、十分に力を出し切れていない。
朝練では限界ぎりぎりの力を引き出している。その朝練での走りをレース時にするだけ。
そのためには、先頭を走って高速レースの展開に持っていくこと。
U11は2km×2周回のレース。スタートからゴールまで30~35km/hのペースで兄ちゃんがゴール前まで引っ張る。
先頭を走る兄ちゃんも、それに付いて行こうとする選手たちも、集団から千切れないように走っている選手たちも、レース強度があがれば苦しくなる。
この作戦が実行されれば、一緒に走る選手たち皆が力を出し切ることが出来るのです。
先頭を走れと言って走れるのは力のある選手だけ。兄ちゃんならそれが出来ると、いつも一緒に走っているパパは分かっているのです。(平坦コースに限る)

その結果、2周目のバックストレートあたりで集団は崩壊し、ゴールスプリントに絡めるのは数人に絞られると予想。そこで勝てるのは、持久力と気持ちの強い選手。そこが目指す場所。

前置きが長くなりましたが、結果は・・・
U11(小学3,4年生クラス)は15名の出走。

今回はスタートもまずまずで出ていきます。
兄ちゃんも逃げる気満々なので、周りが落ち着いてからほどなく先頭に踊りでたようです。
パパはホームストレートで戻ってくるのを待ちます。
まず一人黄色いヘルメットキャップの姿が見えるはず・・・
と思いきや、現れたのは黄色いヘルメットキャップの集団。
この時点で異変に気づきました。先頭を走れと言えば必ず走ってくれるのが兄ちゃん。1周目の時点で集団に呑み込まれるはずがない。
過ぎ去っていく集団の中に兄ちゃんの姿は無く、その後も姿が見えない。最後の選手の後を走る回収車が来る。落車して回収されたのかもと、回収車の車内を見るが乗っている気配はない。
不安になって探しに行こうとしたところ、黄色いヘルメットキャップの姿が見えた。兄ちゃんが戻ってきた。そのまま2周回目へ走って行く。
普通に走っているように見えたので、今日の作戦から行くと先頭で1コーナーか2コーナーに高速で突っ込んでオーバーランか、スリップして落車したとしか考えられない。

先頭集団が2周回を終えてゴールしていく。当然その中に姿は無い。
回収車に先行されていたので、1,2年クラスの選手達もスタートしており、1,2年生の先頭3人に続いて兄ちゃんが現れた。
回収車と1,2年生大半を追い抜いて戻ってきたようです。

ゴールした兄ちゃんの元に駆け寄ると泣いていた。靴下には取りきれないほどのヒッツキ虫。右手には大きな擦り傷。木の実で汚れたウエア。落者したのは一目瞭然。
落ち着いたら状況を聞こうと思っていたら、救出して下さったスタッフさんが状況を説明して下さった。
ゴールライン500mほど手前で後ろを振り向いて、その瞬間ハンドルが反れて道路脇の盛り下がっている草原に突っ込んだとのこと。

不幸中の幸いは、打撲するような障害物が無かったことと、コースアウトしたため他の選手を巻き込まなかったこと。
ログから推測するに、38km/hで走行中だった模様。僅かな挙動の変化が事故につながる速度。
逃げることを意識するあまり、後続の様子が気になったのでしょう。作戦を実行させたパパの責任です。パパの任務に応えようと必死で走ってくれた健気な兄ちゃん、怪我させて申し訳ない。周りの選手たちにもヒヤッとする思いをさせて申し訳ない。

「前を見て走る」
当たり前のことで、ウィラースクールでも後ろを振り返るとハンドルが反れることは学んでいたはず。自分自身が痛い目にあって、改めて学んだことは多かったようです。

失敗は失敗。今回の失敗を胸に焼き付けて、再び前を見て走り出します。
安全第一で!

ご心配をいただいた方々、ありがとうございました。