ウィスキーは「何で飲むか」で驚くほど変わる
同じボトル、同じ銘柄。
なのに、グラスと氷が違うだけで、味の印象は別物になる。
ウィスキーにハマり始めた頃、
「高いボトルを買えば美味しい」と思っていた。
でも本当は、もっと手前に答えがあった。
それが、グラスと氷だ。
グラスが変える、香りの立ち上がり
■ テイスティンググラス(チューリップ型)
香りを楽しむなら、まずこれ。
口がすぼまった形状が、柑橘や蜂蜜の香りを逃がさない。
グレンモーレンジのようなフルーティなシングルモルトは、
このグラスで一気に表情が開く。
■ ロックグラス
重さと安定感が心地いい。
香りはやや拡散するが、その分「飲んでいる実感」が強い。
一日の終わり、何も考えずに飲みたい夜にちょうどいい。
氷は“脇役”じゃない
■ 大きな丸氷・角氷
溶けにくく、味の変化がゆっくり。
ウィスキーの骨格を崩さず、時間をかけて楽しめる。
■ 家庭用の小さな氷
悪くはないが、溶けるのが早い。
使うなら「最初からハイボール向き」と割り切るのがコツ。
※ポイントは匂いのない水で作ること。
氷のクセは、そのままウィスキーに出る。
ほんの少しの意識で、別の酒になる
高級なグラスでなくていい。
完璧な氷じゃなくていい。
ただ、「香りを楽しむ日」「気楽に飲む日」で
グラスを選ぶだけで、ウィスキーはちゃんと応えてくれる。
それに気づいた瞬間、
ウィスキーは“飲み物”から“趣味”に変わった。
今日は、ここまで。
それでは、また別のお話で。