サンタクロースは、人間に姿を見られてはいけない決まり。
それは絶対に、あってはならない事・・・。
恥 「どうしよう、羞兄ちゃん・・・っ;」
心 「オイラ達・・・見られちゃった;」
羞 「どうしようって言われても・・・どうするよぉ?;」
3人が顔を見合わせアタフタしていると、
それまで黙っていた人間が・・・
人間「初めまして、可愛いサンタクロースさん♪」
優しい声で、笑顔で・・・話しかけてきた。
3人はびっくりして固まってしまった。
人間「外は寒かったでしょ?
どうぞ、中に入って暖まってください。」
家の中へと招かれ、3人は戸惑いながらも中に入った。
部屋はとても暖かくて、冷えた体が徐々に温まってくる。
テーブルの上には、たくさんの料理が並んでいた。
人間「あなた達を待っていたの。一緒に食べましょ?」
この人間から、悪意が全く感じられないからか、
次第に緊張が解けていく3人・・・。
羞 「あの・・・これ、クリスマスプレゼント。」
人間「ありがとう♪とっても嬉しいww」
イスに座って、4人でテーブルを囲む。
心 「エビフライッ!!めちゃでけぇーッ!!」
人間「たくさん食べてね?」
お腹ペコペコだった羞恥心は、
あっという間に料理をたいらげた。
次は食後のデザート。
恥 「わっ!!チョコレートケーキだぁ~♪」
人間「他にもたくさん作ったの。」
チーズケーキやシフォンケーキ、
4人いても食べきれないほどのデザート。
お腹がいっぱいになったら、自然とお喋り。
今日あった事を話題に笑い合う。
まるで、昔からの知り合いみたいに・・・。
いつの間にか、外は明るくなりだしていた。
もうすぐ日の出の時刻。
羞恥心の3人は、そろそろ帰らなければならない・・・。
人間「今日の事は・・・
誰にも言いません。安心してください。」
ソリに乗り込む3人に、人間はある物をくれた。
赤、青、黄色の、手編みのマフラー。
人間「私からサンタさん達へ、クリスマスプレゼントです。」
サンタクロースに
クリスマスプレゼントを渡す人間なんて、初めてだ。
不思議な人間・・・・・・
羞恥心「また来年も、きっと会いに来るからっ!!」
そう約束して、羞恥心サンタは
トナカイが引くソリに乗り、空の彼方へと消えていった・・・。