聖飢魔IIの素晴らしいところは、色々な理由で脱退した旧構成員も信者の前に姿を現してくれること。
特に1995年に地球デビュー10周年を記念して行われた大黒ミサ『オール悪魔総進撃 THE SATAN ALL STARS』と、1999年12月29～31日に行われた究極黒ミサ『THE ULTIMATE BLACK MASS』の2日目『THE SATAN ALL STARS DAY』の、2度のSASでの歴代構成員大集合は聖飢魔IIならではのお祭り騒ぎと言えます。
さあ！聖飢魔IIの歴史を彩った歴代構成員も知って、僕と一緒にハマりましょう！
ダミアン浜田陛下
ギター。聖飢魔IIを結成した張本魔で、当時の地位は地獄皇太子殿下。地球デビュー前に父であるサタン44世が病で重篤となり、布教活動の主導をデーモン小暮に託して地獄に帰還。しばらくは摂政職を務めるが、聖飢魔IIによる地球征服完遂直後、地獄大魔王サタン45世に即位。
聖飢魔IIと聞いて思い浮かぶ初期の様式美ダークファンタジーな楽曲はほとんどが陛下作。信者の間では長らく伝説的存在であったが1995年のSASで遂に魔界から再降臨し、そのあまりにも悪魔離れした麗しき美貌で信者を仰天&狂喜乱舞させた。
世を忍ぶ仮の姿は高校の数学教師で長年軽音部の顧問を務め、生徒からは親しみを込めて「ダミ」と呼ばれているらしい。最近Twitterを始め、その内容は貴重な音源の公開や当時の裏話など信者垂涎である。
ジェイル大橋代官
ギター。地獄の強風地帯リッチブリッジ発生の元地獄最悪刑務所拷問官→元魔界帝国治安判事。ダミアン殿下脱退後に加入しズバ抜けたセンスでいくつもの名曲を作り上げる。しなやかでダイナミックなステージングもセンス抜群。しかし1987年に脱退しアメリカを拠点に新たなバンド活動を始める。
音楽性、方向性の違いから袂を分かつ事になったが、1995年のSASにて自身が作曲したバラード『秘密の花園』で8年振りにその姿を現し、多くの信者の涙腺を崩壊させた。
ゾッド星島親分
ベース。元地獄最高審問官閻魔。初代ベーシスト。2代目のゼノンとは対照的に、大柄な体躯で斧や鎌や蠍を模したベースをピックで弾きながらステージ狭しと暴れ回り「彼の半径2m以内は立入禁止」と言われた。そのステージングはプロレス的エンターテインメント性に満ちており参拝した信者を大いに盛り上げる。悪魔事異動で脱退後も度々ミサに乱入し、その際の「ゾッドだぁ！」の一言はお約束。
ジード飯島大将
ドラム。ダミアン殿下の衛兵として将来を嘱望されていたが、殿下が地獄に帰還する際に金で買収され神の側に寝返ったために地上追放となる。エース清水に続く2代目のドラマーだが、魔界と地上の重力や空気の密度などの違いを克服できず、全ての曲が同じテンポであった。しかし1995年のSASではしっかりと重力の違いを克服しており、究極黒ミサのSASでは近所のジャスコでの特訓の甲斐あって、とてもパワフルなドラミングを披露すると共に減量にも成功した。
まだまだいまっせ！！！
続く！！！