駿河の国をwebで歩く(49)「府中・古庄村」 | れいんぼうの部屋

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釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
https://ameblo.jp/rai-trout/theme-10112228739.html

「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

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上の古地図のリンクを開いて「府中宿」を選択して散歩する。
 
 
前回は「府中宿」の「南長沼村」「北長沼村」周辺を巡った。

 

今回は「古庄村」へ進む。

 

旧東海道は「国道1号線長沼交差点」から200mほど国道と重なり一時消滅する。

 

「古庄村」に入る「国道1号線古庄交差点」から旧東海道が復活する。

 

〇復活した旧東海道から「国道1号線古庄交差点」を振り返って見る。

この「国道1号線古庄交差点」に「兎餅」跡地の看板が立っている。

 

〇「兎餅」の看板

 

兎餅のいわれを読む。(一部抜粋)

兎餅・・漉し餡が透けるほど薄い餅皮に包まれた大福餅で 中央に満月の焼印が押されていた。
「耳長ふ聞き伝え来し兎餅 月もよいからあがれ名物 蜀山人」
江戸、文化・文政期の狂歌師、大田蜀山人(1749-1823)の歌に詠まれた東海道名物

かつて安倍川餅、追分羊羹とともに駿河3大名物といわれ1700年頃~1964年迄 この古庄の地で商われていた。

兎餅は鷹匠2丁目の松木屋で今でも伝えられている。

 

〇兎餅

 

〇古庄を教える道しるべが立っていた。

「府中から3.3㎞、宿境まで三十町」「江尻から6.1㎞、宿境まで一里十九町」と書いてあった。

 

旧東海道沿いにはこれと同じ形の道標がところどころに立っている。

 

古い荘園があったから古庄と呼ぶとも言われている。今は東海道線の北側なので旧千代田村に近いように思うが、昔は旧豊田村だったことから東海道線が通るまでは池田との関係が深かったと思われる。
今川の家臣、岡部美濃入道常慶が古庄之池を掘って田にしたと伝えられている。

 

この「古庄の道しるべ」から200m北側に、古地図に描かれている「法泉寺」「虚空蔵尊」さらに200m北に「淡島大明神」がある。

 

〇法泉寺

 

〇虚空蔵尊

 

〇淡島神社

 

 

歩いていくには200mだが車道では「国道1号線」と「静岡鉄道」の迂回が必要なので1kmほど遠回りしないと行けない。

 

 

〇古庄の突当り


古庄の旧道を行くと間もなくJR東海道線へ突き当る。
線路の敷設のために旧道が150mほど削除されている。
線路敷きは柵されていて入ることはできない。

 

突き当りを線路沿いに200m進むと地下道の入口がある。
 

〇北村地下道

自動車がすれ違えない狭い地下道だが時々車が走っている。
ちょっと対向車にビビリながらJR東海道線の下をくぐる。

 

この地下道を抜けると栗原村へ出る。

 

車での移動では先ほどの突き当りを200mほど西に「栗原跨線橋」があるのでそこを渡ることも出来る。

 

〇栗原跨線橋

 

 

次回は「栗原村」へ入る。

 

 

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
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