駿河の国をwebで歩く(50)「府中・栗原村」 | れいんぼうの部屋

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釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
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「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

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上の古地図のリンクを開いて「府中宿」を選択して散歩する。
 

今回は「栗原村」とその周辺を巡る。

 

前回は「府中宿」の「古庄村」を巡った。

 

旧東海道は古庄を通りJR東海道線で一旦途切れる。

 

線路沿いに約200m東へ行くとJR東海道線をアンダーパスする道がある。

 

 

〇北村地下道(栗原側出口)

幅員が3mも無い自動車がすれ違えない狭い地下道だが時々車が走っている。
ちょっと対向車が来ないかビビリながらJR東海道線の下を抜けると栗原村へ出る。

 

地下道を出た先に石碑が立っている。

〇旧東海道記念碑

内容を読んでみる。(概略)

東海道は昔このあたりを通り、西は古庄へ東は国吉田へと通じていた。

国道一号線が整備され、国鉄操車場の建設や静清土地区画整理事業によって栗原地内の旧東海道もその姿を消すことになった。

この記念碑のみかげ石は静岡市追手町にあった静岡御用邸に使われていた由緒あるもので栗原町内会が払下げを受けた。

 

現在、「草薙総合運動場」が栗原の約半分を占めている。

 

歴史的な施設は200mほど南に氏神として「神明宮」「春日大神」「八幡大神」が一か所にまとまって祀られている。

 

古地図を見ると「栗原村」には「山王社」「山神」「三社」の鳥居が描かれている。

 

〇この「三社」がこの氏神と思われる。

 

「北村地下道」の栗原側出口から300m東に進むと静岡鉄道の駅があり、通り過ぎてすぐに旧東海道は突当りとなる。
 

〇草薙総合運動場前


開発されていて旧東海道は消滅してしまう。
 

旧東海道の痕跡を探す前に草薙総合運動場周辺で寄り道する。

 

〇草薙総合運動場

今は建て替えられて新しく生まれ変わっている。

施設の説明が書かれていたので読む。

《草薙総合運動場》  草薙総合運動場は県立の運動施設で野球場や陸上競技場や体育館やテニスコートやサッカー場などがある施設。
 前身は静岡電気鉄道(現在の静岡鉄道)が昭和5年に完成させた旧野球場
 昭和14年に野球場とその周辺の土地を県に寄付した。
 昭和32年に静岡国体が開催される際、施設を拡充整備して総合運動場になった。

 

この旧野球場には、かのベーブルースと沢村投手の対決があったことで知られている。

 

東海道には面していないが「栗原村」の隣に「一色村 縁福寺」が古地図に描かれている。

 

「草薙総合運動場」のある「栗原」という町名の隣に「聖一色」という町名があり、曹洞宗「聖色山 円福寺」がある。

字は違うが同じ読みなので古地図の寺の事と思われる。

 

〇円福寺

寺の脇に境内にある堂宇の謂われが書かれている。

将軍堂内に逗子があり、その中に座像が鎮座しており祭神名は足利尊氏とその子竹若という。

 

「草薙総合運動場」の東側は町名が「国吉田」になる。

 

古地図の「国吉田村」の周辺を巡る。

 

古地図には「桃源寺」と「八幡神社」が描かれている。

 

「草薙総合運動場」から東へ坂を登った先に「桃源寺」がある。

 

〇桃源寺

「曹洞宗 吉田山 桃源寺」

「駿河一国百地蔵尊」が祀られている。

 

「桃源寺」から坂を400mほど坂を下ると「広野神社」がある。

 

〇広野神社

広野神社は祭神が「速須佐之男命」だが「八幡社」も祀られていて古地図に描かれている神社のようだ。

 

 

次回は「中吉田」へ入る。

 

 

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
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