駿河の国をwebで歩く(33)「藤枝宿」 | れいんぼうの部屋

れいんぼうの部屋

釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
https://ameblo.jp/rai-trout/theme-10112228739.html

「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

**********************************

上の古地図のリンクを開いて「藤枝宿」を選択して散歩する。
 
 
今回は「藤枝宿」の「長楽寺通り」周辺をめぐる。

 

前回は「本町3丁目交差点」から「藤枝宿」の「さわやか通り」と「白子通り」周辺を巡った。

 

藤枝小学校の近く、旧東海道の信号のある交差点からスタート。
 
旧東海道沿いに栄えた商店街は「白子通り」から「長楽寺通り」へと愛称が変わる。
 
100mほど進んだ左側に石灯籠があって路地を入る。
路地が入り組んで分かりにくいが100mほどの所に「長楽寺」がある。
 
前回巡った「本町交番」の藤枝宿絵図の説明にも長楽寺が書かれていた。
仁安年間(約800年前)の創建とされる名刹です。山門は市之瀬の高根白山神社宮司の家の門を移したと伝えられ、庭園と春梅が有名です。
 
〇長楽寺山門
 
岡出山の山裾にあり、落ち着いた雰囲気がある。

 

〇薬師堂

 
〇弁天堂
 
〇長楽寺本堂
「青龍山長楽寺」という臨済宗妙心寺派の寺院。
 
岡出山の観光案内に長楽寺の説明があったのでここで記載する。
<長楽寺ちょうらくじ>
約800年前に建立され、美しく整った庭園と梅園が有名です。
また「青池の大蛇」伝説として、大蛇に娘をさらわれた粉川長者が娘の冥福を祈って自分の屋敷をお寺とし、これが現在の長楽寺となった話や、娘に恋した大蛇の悲恋話など、いくつかの話が伝えられています。
 
古地図を見ると「街道の石灯篭」「弁天」「薬師」「太子堂」も描かれていて当時の姿を偲ばせてくれる。
 
古地図には長楽寺の隣にある「慶全寺」も描かれている。
 
長楽寺通りへ戻る。
 
100mほど進んだ右側に「藤枝だるま」店がある。
 
〇藤枝だるま
藤枝だるまは、静岡県藤枝市を代表する伝統工芸品。
焼津市に住んだことがある文豪「小泉八雲」が愛したことで「八雲だるま」とも呼ばれている。
 
藤枝だるま店の向かい側の路地を入って50m。
長楽寺会館という自治会館のような建物がある。
 
〇長楽寺会館
脇に手入れの行き届いた松があって長楽寺町内会の説明書きがあった。
<田中城跡の松>
明治23年府県制が制度化公布され志太郡役所が設立された時、田中城跡から郡役所に移植されたのが此の五葉の松である。
昭和33年長楽寺町内会は郡役所廃止のとき此の地に移植し永久に保存すべく記念樹と定めている。

 
この会館は先ほど巡った「長楽寺」の横だった。
 
長楽寺会館の奥に鳥居が見える。鳥居脇に由緒が書かれていた。
 
〇津島神社
鳥居脇に由緒が書かれていた。
境内社 津島神社
天満宮の創立年月日は不詳であるが、宝永4年11月(1707年)元、打越の地に再建され旧除地高2石であった。明治8年9月25日(1875年)現在の天神山の地に遷座され、秋葉神社、金毘羅神社、出雲大社以下4社を相殿とした。
 
ここも古地図に「雲井」「秋葉」「金毘羅」と書かれた神社が丘の中腹に描かれていた。
 
 
街道から戻り、進むと「長楽寺通り」は「ちとせ通り」と名を変える。
路地を右に入り若一王子神社へ向かうと途中に蔵があった。
 
〇蔵
街道へ戻り、100mほど進んだ路地を右に入り若一王子神社へ向かうと途中に蔵がある。
昔はこのあたりに蔵が多くあったそうだ。  
 
この蔵は「華蔵茶房」と言って、おいしいコーヒーとカレーなどを提供してくれる。
ここから車で10分ほど走ると「花倉城跡」が有ることで名の知られた花倉地区がある。
そこから引用したのか知らん。
 
蔵の前、若一王子神社の隣に各種団体事務所がある。
 
〇入口に「藤枝役場跡」と彫られた石柱がある。
 
「藤枝役場跡」のすぐ隣に鳥居がある。
 
〇若一王子神社
若一王子神社は古地図にも描かれている神社。
 
730年に創建で、源義家が東海道を東へ下った折この神社の松に藤の花が咲くのを見て詠った和歌を奉納し、藤枝の地名の由来となったらしい。
 
〇若一王子神社
この神社の裏山は静岡県指定の天然記念物に指定されている。
看板を読む。(概略)
静岡県指定天然記念物 若一王子神社の社叢(にゃくいちおうじじんじゃのしゃそう)
神社境内の森には、暖地性樹木やシダ類や草木類など豊富な種類がみられ、その中には分布北限の種類も多く見られる。
 
次の「洞雲寺」へ行く途中。
 
〇人目を惹く建物があった。
民家のようで、訪ねて聞く勇気が無かったので正体は不明。
 
次は古地図にも描かれている「洞雲寺」。
 
〇洞雲寺
728年青峰白眼により開山。
1510年龍池山 洞雲寺(りゅうちざん とううんじ)として改宗・再興。
江戸時代に、朝鮮通信使の宿所になるなど、藤枝宿の名刹として知られた
 
〇釈迦牟尼仏銅像
境内に釈迦牟尼仏のお堂が建っていて説明書きがあった。
元禄の昔、清心といえる念仏の行者が朝に音羽山清水寺の観世音菩薩を礼し、夕に宇都谷山上の地蔵尊に詣すること一千日。
その従来に於て諸人より受けし浄財により満願の日、自ら大恩教師の尊像を鋳造し一切衆生の得脱を祈る。
鋳造の由来坐名に委し。
 
 
洞雲寺から旧東海道に戻ると「千歳交差点」。
 
この交差点からほど近い所に「岡出山」がある。
 
次回は「藤枝宿」の続きで「岡出山」周辺をめぐる。

 

 

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
*****************