駿河の国をwebで歩く(14)「向敷地」「手越原」 | れいんぼうの部屋

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釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
https://ameblo.jp/rai-trout/theme-10112228739.html

「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

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上の古地図のリンクを開いて「丸子宿」を選択して散歩する。
 
今回は古地図を「丸子宿」に変えて散歩する。
 
「府中宿」の地図は手越で終わり、その先は「丸子宿」の地図へと引き継がれる。
 
手越村を後にして旧東海道を進み右手の向敷地にある「東林寺」「泉秀寺」が古地図にも描かれている。
さらにその先の徳願寺山の麓に「向敷地村」が描かれていて、山の中腹に徳願寺がある。
 
〇「大窪山 徳願寺」の本堂

山寺の雰囲気のある寺。

境内に歴史が書かれていた。(要約)
徳願寺山一帯は、縄文時代から先人たちの足跡が残された貴重な歴史の宝庫。
徳願寺山頂には曲輪状の山城の遺構がある。

「徳願寺」は、山頂に祀ってあった千手観音を降ろして開山した。
徳願寺の前身は、安倍7観音の一つであり山岳仏教寺院として栄えていた「大窪寺(だいあじ)」。

現在の徳願寺は戦国時代に今川家7代氏親の生母で北川殿(北条早雲の妹)が曹洞宗に改宗した。
 

〇徳願寺にある「今川氏親」の母、「北川殿」の墓

 

〇徳願寺から静岡の市街地や富士山を遠望することができる。

徳願寺山は府中宿と東海道を隅々まで見渡せる絶好の位置にある。

 

旧東海道に戻り、左手にある手越原公民館の裏に白髭神社が鎮座しているが、古地図にも描かれている。

 

〇旧東海道は手越原の交差点で現在の東海道である国道1号線と出会う。


 

国道1号線を100mほど進んで歩道橋脇を右手に入った所に「福泉寺」がある。

 

〇福泉寺の山門

「福泉寺」は古地図にも描かれている。

 

福泉寺から国道1号線を100m進んだ右の山裾に西宮神社がある。

 

〇西宮神社

片隅に神社の看板があるので読む。

西宮神社は福を授けてくれる恵比寿さまです。私達のすることを全て見ております。
 

村で管理する神社なのだろうか。あけっ広げた拝殿が親しみを感じる。

 

西宮神社の前の路を50mほど登ると農道に出る。
農道の脇に「佐渡山古墳群跡」という石碑があり、説明書きが立っている。
 

〇佐渡山古墳群跡

西宮神社境内を中心に発掘された当古墳群は、これまでに7基の調査が行われました。
これらの中には賤機山古墳に次ぐ規模の横穴式石室で、組合せ式箱型石棺二基を設け銅鏡、馬具類等が副葬されているものもありました。
 この古墳群は、今から約1500年前から100年間以上にわたりこの地を治めた有力者たちの古墳として作られたと考えられます。
 現在地から万葉以来東海の歌枕として知られる「手児の呼坂」に至る丘陵には縄文、弥生各時代の遺跡も多く、数千年の昔から古代人の生活の営みを知ることができます。

 

次回は国道一号線の佐渡交差点へ戻って、いよいよ丸子へと入る

 

 

「東海道まちあるきweb」の古地図は見どころが多く少しずつしか前へ進めない・・・<次回へ続く>

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
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