駿河の国をwebで歩く(15)「丸子路 その1」 | れいんぼうの部屋

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釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
https://ameblo.jp/rai-trout/theme-10112228739.html

「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

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上の古地図のリンクを開いて「丸子宿」を選択して散歩する。
 
今回は「丸子宿」に向かって散歩する。
 
〇旧東海道の手越原で国道1号線と出会い200m進むと「佐渡交差点」。
 
〇左側に分岐して旧道を行く。
国道1号線は大型トラックが行き交い、交通量の多い道なので旧道に入るとホッとする。

旧道に入ると100m足らずに、子授地蔵尊のお堂があり、その向かい側の奥まったところに佐渡公民館。

公民館の敷地に碑が立っていて説明書きがあった。(抜粋)

建立の趣旨
 地名「さわたり(佐渡)」が地図上から消えたことを惜み碑を建つ。

佐渡は「万葉集」にうたわれた地名。東国農民の愛唱歌謡の一つだった。
(万葉集巻第14 あずま歌)
さわたりのてごに い行き逢ひ 赤駒があがきを速み こと問わず 来ぬ
「佐渡に住む美しい少女と道で行きあったが、私の乗っている赤馬の足が早いので、ろくに言葉も交わさずに来てしまった。」
昭和52年「丸子1丁目」と改称され「佐渡」という地名が姿を消すこととなった事を惜しみこの碑を建てた

 

最近、子授地蔵尊のお堂も小さく改築された。

 

〇改築前の子授地蔵尊


 

古地図にも沢渡の地名と地蔵堂が描かれている。

 

丸子宿へ向けて進む。

 

〇旧東海道らしく道路脇に所どころ松が残っている。

 

道路脇に松が生えている先で旧東海道は鎌田方面から来る丸子池田線という都市計画道路と合流し、右に大きく曲る。

 

古地図を開いて左へ目を向けてみると「鎌田村」「寺田村」が描かれている。

 

鎌田村には「無量寺」や「天白社」「天満宮」が描かれている。

 

〇無量寺(無量禅寺)

鎌田の「天白社」「天満宮」が現在はどうなったのか分からなかった。

 

 

古地図の寺田村に目を向けてみると「八幡宮」や「明光寺」が描かれている。

 

現在、長田街道を500m南に行った所に「西向山 明光寺」という曹洞宗の寺がある。
 

〇明光寺

 

明光寺の裏手に八幡神社も現存していた。

 

 

今度は、丸子池田線と旧東海道が合流する信号を丸子宿方向へ進む前に南へと向う路地に入る。

400mほど行くと丸子川に突き当たり、200m上流側に井尻橋がある。

 

〇井尻橋


橋の手すりに「小野寺」「朝鮮岩」「満願峰」と書かれた小さな案内看板がかけられていた。

 

井尻橋を渡り進むと民家が途切れ、山道に変わる所に「最古の東海道、井尻峠」と書かれた看板が立っている。
宇津ノ谷を通る「蔦の細道」や「旧東海道」が整備される以前には、ここから小坂へ向かい日本坂を通って焼津へと通じるこの道が東海道が整備される以前の「古代の東海道」だった。

 

井尻峠の入口に鳥居が立っている。

八幡神社と書かれているここが神明社。

 

古地図には「神明」と書かれている。

 

〇神明社

 

急な坂道をしばらく登ると山寺が建っている。

古地図に「御朱印地小野寺薬師」と書かれている。

 

〇小野薬師寺

林の中で厳かな空気を感じる山寺。
「富向山小野寺」(ふこうざんおのじ)真言宗の寺。

本尊の薬師如来像は小野妹子の子孫で小野小町の父として有名な小野篁の念持仏と言われている。

 

〇小野薬師寺から富士が良く見えた。

 

 

 

次回は「丸子路 その2」へ続く

 

 

「東海道まちあるきweb」の古地図は見どころが多く少しずつしか前へ進めない・・・<次回へ続く>

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
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