20代くらいまでは甘いはちみつ梅が好みでしたが、
30代になった今は昔ながらの漬け方が好みです。
▼ 今年の梅しごとラインナップ
梅しごとに合わせて、
実家に保存されている梅を見直すことにしました。
高齢化により、
手がかかる＆重さがある手しごとは
ここ数年しなくなったようです。
昔に作ったものがありますが、
容器が大きく重いため取り出すのも一苦労。。
という理由から、
人目に付かず寂しい思いをしていたであろう
梅酒や梅干したちが出てきました！！
梅干しの容器にあるラベル日付。
例えば「H12.6.11」と書かれていても、
パッと思い浮かばない。。
スマホでパッと調べることが癖づいていますが、
祖母が突然自分の手帳からサッと、
「2024年 平成36年 昭和99年」
のメモが出てきました。
毎年カレンダーに書き込んでいた
祖母のメモが役立ちました。
さらに歴史を感じるラベルが！
ビデオテープのタイトルを書くシール！笑
おばあちゃんの「え？なんで！？」シリーズ。
かなりたくさんあるのですが、
これもその一つと言えそうです。
ビデオテープのシールに、無造作に貼られたテープ。
笑っちゃいそうだし、質問したいし、
脳内が忙しかったのですが、、
一つ一つ反応していては作業が進まないので、
黙々と進めました。
年代物の梅酒もたくさん。
梅酒はまろやかさが増していて香りでとろけそう。
使いやすい瓶に詰め替えて親戚に配ることにしました。
※チンキ作りに使った米焼酎やウォッカの空瓶が役立ちました。
それでもまだあるので、
浸かっていた梅で夏のスイーツづくりを
しようかな？と計画しています。
いいレシピがあったら教えて頂きたいです。
調べるところから始めていきます。
こちらは先ほどの日付ラベルで笑った梅干し。
蓋を空けてみると…
透き通る梅酢に感動しました。
しばらく動けず眺めていました。
これは写真に残しておこうかな？と思い、撮影。
2004年に漬けてから、20年の月日。
静かさの中に、美しさが。
この美しさは私の語彙力・表現力が追いつかなくて
悔しいのですが、本当に美しいです。
上の方に赤紫蘇の層があって、
その下に梅干しがありました。
20年前のおばあちゃんが漬けた梅干し。
現在の母と同じような年齢になります。
月日が経っても、
まだ食べられる梅干しに出会えたこと。
昔からある日本の保存食に対する有り難みが
一変するような経験でした。
梅干しも10年経つと薬になる。
私も10年ものを作ってみたい！と思い、
毎年全部食べ尽くしていた梅干しを
今年は残しておきたいなと思っていました。
そのため塩分濃度を変えたものを
それぞれ仕込んでいます。
そのような思い・考えを遥かに越えるような
大きなものを2004年の梅干しから感じました。
まさか自分が梅干しにこれほど感動するとは！
昔からの智慧や叡智を学んで、
過去からのギフト（おくりもの）を
実生活に取り入れ掛け合わせていくこと。
これからも楽しみながら行っていきます。
