共感なのかマウントなのか | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

TBSのニュースを見てたら、

地方アナウンサーの名前テロップの上に

「おしゃべりメガネ」と書かれてた。

 

近頃、小学校での「あだな(と呼び捨て)禁止」なんて

話題もあるのに(笑)。

ま、あだな禁止した所でいじめが減るだなんて

考えが浅すぎると思いますけどもね。

 

ここからは、

自戒を込めてシリーズ。

 

人の弱気な発言に

上乗せで返すのはどうなの?

 

コロナ禍でよくあったのは、

「37.5℃まではいかなかったけど、熱が出て

かなり体が辛かった」

と、上司に言うと帰ってきた言葉が、

「37.5℃以下なら、よくあることですね」

 

「よくあることです、心配いりませんよ」

という意味で言ったのかもしれないけど、

「そんなの発熱とは言えない。大騒ぎしすぎ」

に聞こえるんですよ。

 

それとか、

「いろいろと急な予定が入って忙しくて大変でした」

というと、

「うちも子供があれやこれやして、ほんと大変で…」

という、子供ネタ。

 

これは「共感」なんでしょうか。それとも

「私のほうがしんどい」というマウンティングなんでしょうか。

 

残業、睡眠不足なんかでも

マウンティングとりがち。

 

私の古くからの友人で、

そこそこモテる男性がいるのですけど

彼に同じように話題を振ると、

「大丈夫か?」

「大変だな」

「無理すんなよ」が

まず第一声なんですね。

 

そこからの「共鳴」というか、

自分もこういったことがあったから、

お互い若くないし気を付けような…と話が終わる。
 

ここ数年来、仕事で出会ったモテモテモテ職出身の

某美人女性もそうで、

「大丈夫ですか?ここの所、頑張っていらっしゃったから。

無理しないでください!」

とくる。

その優しさを受けたという思いがあるから、

彼女が大変な時には、同じように返してあげようという

思いやり心を持つことができました。

 

…モテるってそういうことか…

って、今日の話はそこじゃなくて(笑)

 

あだな呼びも、具合悪い自慢も、

相手の気持ちを思いやることが大事、ってことです。

 

具合が悪い話を振られたら

「私も」じゃなくて、まずは「大丈夫?」

これを心に留めて、

優しいおばさんでありたいなと思います。

 

ちなみに、うちの母親は、

具合が悪いという娘の私に

「嘘ついてんじゃねぇ」と叱る人でした(笑)。