韓国ドラマ「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

私の好きな俳優の一人、ソ・イングクさんの最新作

「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」

入荷いたしました。

 

よく見かける“やたらと長い題”です。

「ある日、私の口の中に空気が入ってきた」のほうが

いくらかわかりやすい気がしますね。

 

『消えるものすべての理由になる存在』というのが、

ソ・イングクさんの役どころです。

人間ではありません。

「存在」です。

「あなたって、もはや家族のような存在だわ」の存在です。

家族ではないんです。存在を指しています。

 

…哲学ですか?(笑)。

 

あの名作、かの名作「トッケビ」を生んだ、

『tvN』×『スタジオドラゴン』なんですけど…

二匹目のどじょう的に

人間ではない存在と、人間のラブロマンスで再度ヒットを!

みたいな契約を交わすズブズブな関係なんでしょうか?

 

タイトル:  ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた

韓国題:  어느 날 우리집 현관으로 멸망이 들어왔다

韓国では、2021年5月からtvNで放送。全16話。

私はMnetで視聴しました。


脚本: イム・メアリ
演出:  クォン・ヨンイル

【あらすじ ストーリー】
ウェブ小説の編集者として働くタク・ドンギョン(パク・ボヨン)。
彼女はある日、脳腫瘍で余命100日の宣告をされ、その上、

不幸なことが連続して起こってしまう。
そんな状態に絶望した彼女が「こんな世界滅びてしまえ!」

と叫ぶと、彼女の前に不思議な男が現れる。
自身を“滅亡”(ソ・イングク)と名乗り、神から

「人間の願いを叶えてくるように」と命じられたという彼は、
世界を滅亡させてほしいというドンギョンの願いを

叶えるために現れたのだった。
消えるもの全ての理由であるという“滅亡”と

命がけの契約をしたドンギョン。

生きていくためには決して愛し合ってはいけない

二人の運命は……?

へ?

 

…ということで、一言感想は

「ソ・イングクの無駄遣い」

多分、ソ・イングクさんはファンタジー向きじゃないのかも。

リアルをにじませたお芝居が上手だから。

 

一応、キャスト以降もネタバレゾーンにしておきます。

未視聴の方は、回避をお願いします。

ま、読んだところでピンと来ないとは思いますが(笑)



【キャスト 出演者】

ウェブ小説編集チーム主任 タク・ドンギョン:パク・ボヨン
消えるものすべての理由になる存在 滅亡:ソ・イングク

ウェブ小説編集チーム長 チャ・ジュイク:イ・スヒョク
カフェ店長でジュイクの同居人 イ・ヒョンギュ:カン・テオ

ウェブ小説家/ドンギョンの親友 ナ・ジナ:シン・ドヒョン
ドンギョンの弟 タク・ソンギョン:ダウォン(SF9)
ドンギョンの叔母 カン・スジャ:ウ・ヒジン

 

少女神: チョン・ジソ(特別出演)

ドンギョンの主治医で作家チョン・ダンミョン:  イ・スンジュン    

<ドンギョンの勤務先「ライフストーリー」>
代表 パク・チャンシン: ソン・ジヌ    
編集主任 チョ・イェジ: ソン・ジュヒ(HELLO VENUS)    
編集/上海バク キム・ダイン: チェ・ソユン   
編集 パク・ジョンミン: パク・テイン    

作家 ジジョキング: ホ・ジェホ
作家/ガンで断筆 ダルゴナ:オ・ヨナ
作家 シベリア:ソン・ウヒョン
アイドル/作家・貴公子:ナム・ダルム(特別出演)

 

ドンギョンの元カレ チョ・デハン:キム・ジソク(特別出演)
チョ・デハンの妻 イ・イェジン: キム・ジエ(特別出演)
医師に変身した滅亡の患者/幽霊話をする患者

                      : ハン・イェリ(特別出演)    
ドンギョンの少女時代: イ・イェソ
滅亡に切りつけかかる殺人魔:ホン・イン


合コンで出会うゴン:クォン・スヒョン(特別出演)
 

【超個人的感想~第一段階~】

・滅亡と書いてミョルマン。滅亡登場の一言が「あんにょん」

 

・もう「存在」って設定のキャラを出してくるとなると

なんでもありな気がしますよね。

途中から(というかほぼ最初から)存在自体は

人間と変わらないし、最終形態が「人間」。なんやねん。

100日なんだよ、100日。(トッケビの9年と比較してる)

結局「滅亡」の存在というドラマの大きな軸がぶれて

ただの美男美女のカップルの話になってしまってる気が。

 

・映像はとても綺麗。主演男女の見た目的なバランスは良。

(好きかどうかは別として)

 

・頭に膠芽腫が見つかり、余命宣告されるドンギョン。

演じるのはパク・ボヨン。髪はツヤツヤ、顔色もよく、

倒れた以外、たいして病気っぽさもなく。

(滅亡がいるからなんだけど)

元々のキャラ設定が弱気なタイプじゃないから

(弱気な陰キャのパク・ボヨンみたことないかも)

死への苦悩がみえない。

 

・韓国ドラマあるあるで、女は大抵強気。そしてドンギョンと

その親友ジナという強気女×2+絡むイケメン×α が、

「滅亡」というファンタジックな世界で物語を進めていく…

喜怒哀楽の感情が追いつかない。…バランスとは。

 

・余命僅かと宣告され、どうせ助からないならと治療を拒み

付き合っていた彼氏が実は既婚者、妻はおろか相手本人にも

職場に乗り込まれ、職場の上司には酷いパワハラを受けて

いるヒロイン。

隕石が落ちてきた夜、酒に酔って

「世界なんか滅びろ、全部滅亡しちゃえ」と願うと

「滅亡」が現れる。

滅亡「願いが酒臭いな」

 

・「な。ぱっぱ」短くても伝わる韓国語。

 

・ねぇ。少女神って何をする神なの?

 

・韓国ドラマの掟: 不倫相手に水ぶっかけるのが出てきたら

とりあえず演出家のセンスを疑ってみる(笑)

 

・滅亡「星が死ぬ瞬間、滅亡を願ったのはお前だけだ」

ドンギョン「願いを叶えないと消えちゃうわけ?

ファンタジー小説みたいに」

滅亡「まさか、ただのイベントさ。

“滅亡よ 生まれた日に誰かの希望となれ”」

セリフだけ書き起こすと、幼稚園の出し物感が出るのは왜?

 

・Web小説編集者と滅亡、Web小説家と編集者、カフェ店長。

ねぇ!みんな仕事してる?にやり 恋愛ばっかしてない?イヒ

 

・何回も言うてますけども、ソ・イングクさんは目の瞳孔?で

芝居しているようなところがあって(個人意見)、

濁ったり清んだりが凄い役者さんなんですよ。

ご本人曰く、息遣いも役によって意識されているそうです。

あの名作「空から降る一億の星」から3年ぶりの作品が、

この作品で良いのか悪いのか…。

ソ・イングクさんの雰囲気に頼りすぎてはいないだろうか。

他に“滅亡”演じようなんて人いないよね?

 

・ソ・イングクの死んだ魚の眼のようなまなざしが私は

好きなんですけど(笑)、彼のクールなお芝居とキンキン喋る

ボヨンちゃんの温度バランスが非常によくない。

 

・イングク様は韓国俳優にしては身長が低めなので

低身長のパク・ボヨンちゃんと収まりがいいのは認める。

でもパク・ボヨンちゃんは大きい人とくっついても、

小さくて可愛いーってなるから、嫌い(完全なる嫉妬)。

親友役のシン・ドヒョンさんの方が断然タイプで174㎝!

そりゃイ・スヒョクさんとの並び歩きカットは美しい訳だわ。

モデル出身かと思いきや、そうではないみたい。

イ・ソンギョンさん的な存在感ですね。

こちらがイ・ソンギョンさん。

これで「私の元彼、ナム・ジュヒョク」って言われても

悔しいけど何も言えないもんな…(何か言うつもり?)

 

・滅亡の部屋とドンギョンの部屋がドッキングしたり、

目を覆い隠せば「思い出の海」だったり、急に滅亡の

世界に入り込んだり、神の存在の“少女”は

謎の植物(生命)を育ててるのに本人死にかけてるし。

滅亡は観る人によって顔が変わるし、人間になりたい?

みたいなところも含めて盛り込みすぎじゃない?さらに、

主人公が幼少期に両親とも亡くしてるという標準装備付…

大将!大盛りなのは嬉しいですけど食べきれませんって!

 

・こんなテンコモリだったので、弟の無駄な勢いの元気が

いいお口直しになって安堵感があった。あれは必要。

ダウォンくん、アイドルだろうなと思ったら案の定。

そして検索候補に「ジミン」の名が。まぁそうね…

写真でみるとジミンちゃんに似てると言えば…。


・謎の少女神を演じたチョン・ジソさん、なんと私的に

5作目の作品らしいんだけど、まったくもって記憶にない!

いずれもほぼ子役としての出演作品だし、

「地獄が呼んでいる」はsecret扱いになるような役だし…

 

・滅亡の家にある大きな丸い窓はいいよね。うちにもほしい。

カーテン大変だけど。つけないか(なんの話)

・イ・スヒョクさん出演作品は何作も観ていますが、

多分どの1シーンをスクショして並べても、どの作品か

見分けが全然つかないと思う(笑)。

つんデレというほど、あまりデレず。

いつもクールでつんけんなイ・スヒョクし。
ソ・イングクさんとは何度目の共演かしら。

最近、出演しているバラエティー番組を拝見しましたが

ぎこちない手で子供をあやしてたり、なんか口に食べ物

放り込んでいる最中に連れていかれたりと

案外バラエティー能力が高そう…と気になりだしました。

 

・録画を見返して、ちゃんと物語を理解してからまとめを

書こうと思っていましたが、多分無理そう。

やるとしても10年後かもしれないので(笑)一旦出します。

 

星は半分。

★★★★★☆☆☆☆☆