韓国ドラマ「怪物」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

いきなりですが、

ヨ・ジングくんですよ。

 

上(左の彼)は初めて逢った時(笑)。

 

今ではこんな大人に。←オフとオン→。(どっちもオンやで…)

 

そんな彼が出ているドラマ「怪物」です。

同じタイトルの映画もあるというのに。

 

韓国のゴールデングローブ賞「第57回百想芸術大賞」で
作品賞、男性最優秀演技賞、脚本賞を獲ったんですよ。
期待値高まるじゃないですか。

特にですよ。男性最優秀演技賞を受賞したシン・ハギュンさん。

気になります。だってキム・ゴウンちゃんの17歳年の差の元カ…
やめなさい。…ドラマの印象というよりは映画俳優というイメージで
顔も強面というか。個性も強いし。+ヨ・ジングくんでしょ?

 

見始めてみたら…。シン・ハギュンさん含めて、

不穏な空気漂わす俳優ばかりで、その緊張感が重苦しくて…

1話からずーーーーーーっと、不穏なんですもん(笑)。

相方となる、ヨ・ジング演じる若手刑事も、エリートの家柄もあり

ずっとピリピリしてるし、連続殺人の犯人捜しのドラマだから

みんな怪しいし、気が緩む場面がない。

平日に見るのはしんどい重さ(笑)。

 

映画と同じくこちらの原題も「괴물」

放送局: JTBC

全16話

韓国では2021年2月から放送。私はKNTVで視聴しました。

 

脚本: キム・スジン
演出: シム・ナヨン
 

【あらすじ ストーリー】

若手エリート警察官のジュウォン(ヨ・ジング)は片田舎の

マニャン派出所に派遣され、女性を狙う連続殺人事件の

捜査を担当する。パートナーを組むことになったのは

ドンシク(シン・ハギュン)。

 

実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、

その容疑者となった過去があった。そんな中マニャンで20年前と

同じような猟奇殺人事件が発生。事件の捜査を始めるジュウォン

だったがかつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の

父から捜査しないよう命じられる。

 

町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。

実はジュウォンがマニャンにやってきたのはある理由があった。

そして一方のドンシクも胸の内に秘密を抱えていた。

ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら

共に事件を捜査することに…

 

「怪物と対峙するには自分が怪物になるしかない」

という劇中のセリフが印象的なダークな心理スリラー。

 

各話にタイトルが。
第1話 現れる
第2話 消える
第3話 笑う
第4話 泣く
第5話 だまされる
第6話 だます
第7話 釣る
第8話 釣られる
第9話 浮かぶ
第10話 沈む
第11話 締める
第12話 ほどく
第13話 問う
第14話 答える
第15話 離す
第16話 つかむ

 

さて、ここからネタバレ含むにします。

キャスト含めてネタバレとなる場合があります。

未視聴の方は回避をお願いします。

 

【キャスト 出演者】

ムンジュ市マニャン派出所 警察官 イ・ドンシク: シン・ハギュン    
ムンジュ市マニャン派出所 警察官 ハン・ジュウォン: ヨ・ジング    

ムンジュ市警察署捜査支援チーム員 パク・ジョンジェ: チェ・テフン

ジョンジェの母で市議会議員 ト・ヘウォン: キル・ヘヨン    

マニャン派出所長 ナム・サンベ: チョン・ホジン
マニャン派出所チーム長 ファン・グァンヨン: ペク・ソックァン    
マニャン派出所 警察官 チョ・キルグ: ソン・サンギュ    
マニャン派出所 警察官/ジファの弟 オ・ジフン: ナム・ユンス    

ムンジュ市警察署強力班チーム長 オ・ジファ: キム・シンロク
ムンジュ警察署長 チョン・チョルムン: チョン・ギュス
ムンジュ警察署刑事 カン・ドス: シム・ワンジュン
カン・ドスの妻で警察官 イム・ソンニョ: パク・ボギョン    

マニャン焼肉店店主 ユ・ジェイ: チェ・ソンウン
ジェイの母(連続殺人事件の被害者)ハン・ジョンイム: キム・ビビ  

警察庁次長/ジュウォンの父 ハン・ギファン: チェ・ジノ    
ジュウォンの元家庭教師で検事 クォン・ヒョク: パク・ジフン

JL建設代表/ジファの元夫 イ・チャンジン: ホ・ソンテ

ドンシクの双子の妹 イ・ユヨン: ムン・ジュヨン    
ドンシクの義兄/スーパー店主 カン・ジンムク: イ・ギュヒ    
カン・ジンムクの娘 カン・ミンジョン: カン・ミナ    

連続殺人事件の最初の被害者 パン・ジュソン: キム・ヒオラ    
パン・ジュソンの父 パン・ホチョル: チョン・ジェジン

連続殺人事件被害者 イ・グムファ: チャ・チョンファ    

JSB記者 イム・ギュソク: カン・ユソク    
ドンシクの後輩刑事 イ・サンヨプ: チャン・ソンボム    

ジュウォンの母 イ・スヨン: ウ・ジョンウォン    

ドンシクの青年時代: イ・ドヒョン(特別出演)

パク・ジョンジェの青年時代: チェ・チャンホ

ハン・ジュウォンの子供時代: チョン・ヒョンジュン

カン・ジンムクの青年時代: 誰ー?(笑) →ユ・テジュ

2022年9月、「ビッグマウス」のおかげで見つかりました(笑)

 

【感想 記憶メモ】

肝心な部分のネタバレは避けておきます。

なんとなくなネタバレのみです(笑)。

 

・「怪物はあいつか、俺自身か―」

…ってことで始まり、あまりに最初からシン・ハギュン演じる

イ・ドンシクが怪しさを醸すというか燻すというかボヤ起こすぐらい(笑) 

俺を疑えオーラを出してくるしで、どうしたもんかと頭抱えましたが

(褒めて…る?)あれ?奇人役が似合うチェ・テフン演じるジョンジェ

も怪しいし、吃音ありのイ・ギュヒ演じるジンムクも怪しいし、

ロシア語操るホ・ソンテなんて、絶対怪しいに決まってるし(笑)

誰?誰なの?全員容疑者かよ!

焼肉店の女性店主まで、包丁を意味ありげに振りかざすし、もう!

お腹いっぱいよ!!

 

・10話超えたあたり?(体感的になので、正確にではない。

後半って感じ)から、ヨ・ジング演じるハン・ジュウォンと、その父

ハン・ギファン(チェ・ジノ)の関係が厚く描かれるようになって

それまで前半で描かれていたジュウォンの面倒くささの陰にある

繊細さみたいなのが上手に引き立ってきて…でグッと面白さが

増す。お父さんを演じるチェ・ジノさんも警察の偉い人役だけど、

どうみたって(失礼)悪役顔だし、ヨ・ジングはやっぱり保護欲を

掻き立ててくるので困る(笑)。

 

・韓国ドラマあるあるだけど、ふすまで隔てた料理店で大事な

話をしすぎだし、玄関のドアはもっと厳重に戸締りしなさいよ!だし、

危ない夜道を一人でフラフラ歩くんじゃないよ、です。

あと、人気のない海辺とか路地とか釣り堀もだし、

シャワーカーテンは使ったら開けておくこと!だよ!

 

・ジョンジェのお母さん役のキル・ヘヨンさんは、いつもキーキー

怒っているイメージ。一番は「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」

のヒロインのお母さん。

あれは本当に大嫌いだった…(お芝居が上手いともいえる)

 

・私はねぇ。卵をぶつけたりぶつけられたりなジファとジュウォンは

お似合いだと思うんだけどー。あとは若い人たちだけで、ね…って

卵を渡して帰りたい。

 

・またこのドラマも、過去の若かりし頃の時代の配役が絶妙。

イ・ドヒョンの使い方も最高。ジンムクの若い頃、誰なんだろう。

絶妙に似ているんだけど。

 

・殺人事件がたくさん起こっているので、そもそもリアリティなんて

ものは求めるのはお門違いなんで、そういうもんだと思ってみると

最後の三角関係…っていうか拳銃のつきつけあい(誰とは言わん)

みたいな構図なんかはザ・ドラマでかっこいいですね。

 

・4月に亡くられたチョン・ジョンハさんはどこにご出演?と

調べたら、ミンジョンの母の行方を捜したお店に出てきました。

 

・「깜짝이야!」みたいな驚く仕掛けはないんだけど、とにかく

不穏不穏不穏…の緊張感で疲れた作品でした(笑)。

 

ということで、星は

★★★★★★★☆☆☆

 

とにかく疲れた(笑)。それに尽きる。