先週の日曜日に最終回を迎えた
「ヴィンチェンツォ」があまりに出来過ぎで
それの余韻に浸っていたいGWだったが、
配信サイトとの契約の関係で先を急がねばならない…
最終回をもう一度見返したいけど、
配信サイトの契約の関係で……と後ろ髪を引かれる思いで
こちらの作品の「完走」仕上げに入ったという話です。
以前からお伝えしていると思いますが、
「正統派イケメン過ぎて、私のアンテナにひっかかってこない
チ・チャンウク」作品です。
はい、正統認定。
「THE K2 ~キミだけを守りたい~」
原題: 더케이투
2016年放送 16話 tvN スタジオドラゴン
脚本: チャン・ヒョクリン
演出: クァン・ジョンファン
まずは、あらすじ。
【 あらすじ ストーリー】
世界最強軍事企業の戦闘傭兵出身の男。
イラクに派兵中、ある事件で追われる身に…。
逃亡中のスペインで、何者かに追われ裸足で逃げる女性から
助けを求められる。一度は助けるも自分も追われる身、
後ろ髪を引かれながらもその場をあとにする。
数か月後のソウル。
逃亡中の男は看板屋の仕事をしながらひっそりと暮らしていたが、
仕事中に不倫現場を目撃してしまい、口封じのため
命を狙われることに。
彼の命を狙うのは、不倫現場を見られた次期大統領候補
チャン・セジュンの妻チェ・ユジンだった。
表向きは知的で親しみやすい良妻を演じているが、
その素顔は目的の為ならどんなことでもする冷血人間だった。
そして彼の周りの者の命までも狙われはじめる。
ユジンの行動を止めようとする男。敵対するふたりだが、
ある事件をきっかけに同じ目的のために、
ユジンのボディーガードを務めることになる。
インターポールに追われている男は、ユジンによって
偽名であるキム・ジェハという名前をもらいJSSという
シークレットサービスの一員になる。コードネームは“K2”。
野望に満ち溢れたユジンの本当の目的は異母兄弟に奪われた
JBグループの会長の座を手に入れることだった。
ジェハはユジンの夫であるセジュンの隠し子コ・アンナの
夜間警護に配置されるが、アンナに見覚えが…。
彼女はスペインで助けたあの女性だった。
大統領候補のスキャンダルになりかねないアンナの存在を、
世間に知られないよう、ユジンはアンナを幼い頃から海外で
監禁していたのだ。
家から出る自由もないアンナを警護していくうち、彼女のことが
気になりだすジェハ。
そして彼女を守るためユジンと対立していくのだった…。
えっと、いろいろと突っ込みたいところですが、
ひとこと感想から行くと、
「登場人物8割地獄行き!アクションてんこ盛りのアイドル?ドラマ」
【 キャスト 出演者 】
JSS特殊警備員 キム・ジェハ(K2): チ・チャンウク
大統領候補の隠し子 コ・アンナ: ユナ(少女時代)
大統領候補の妻 JBグループ家門の長女 チェ・ユジン: ソン・ユナ
ユジンの夫で大統領候補/アンナの父 チャン・セジュン: チョ・ソンハ
セジュン付 ソン秘書: チョ・ジェリョン
セジュンの警護員: クォン・スヒョン(何気によく見かける)
ユジンの異母弟 チェ・ソンウォン: イ・ジョンジン
(イ・ジョンジンさんはサイコパス的な悪党がとても似合う)
ソンウォンの母: パク・スンチョン
ソンウォンの義父 シンハングループ会長: パク・パリョン
ユジンの叔母の夫/国際金融グループ会長: ヨ・ムミョン
ユジンの担当医: チャ・スンベ
与党大統領候補 セジュンの対抗相手 パク・グァンス: キム・ガプス
グァンスの補佐官 ミンチョル: イ・チョルミン
アンナの世話係 JSS キム課長: ヨム・ヘラン
JSS特殊警備員 チャン・ミラン(J4): イ・イェウン
JSS特殊警備員 カン・ソンギュ(K1): イ・ジェウ
JSS警護室長 部隊時代のジェハの上官 チュ・チョロ: チョン・ペス
JSS武術師範 ソン・ヨンチュン: ソン・ギョンチョル
JSS医務室長: ソ・ヒジョン
JSSの代表 クク・チェワン: コ・インボム
JSS警護 ソチーム長: イ・スンウォン
JSSの警護員: ユ・イニョク
JSSの警護員: ユン・チュビン
JSSの警護員: パク・コン
JSS打撃隊長: チョ・ドンヒョク(特別出演)
ジェハを狙う特殊要員: チェ・チャンギュン
ジェハを襲う警察官;チ・ユンジェ
警察庁長官 イ・ギョンジン: キム・ギョンリョン
盗難バイクを見つけた警察官: チョ・ヒボン(特別出演)
刑事: ソン・ドンイル(特別出演)
捜査官: イ・スンジュン
国際金融グループの捜査担当キム検事: パク・コンラク
大統領府秘書室長: イ・ハヌィ
大統領の息子で医師 キム・ソクハン: ユン・ジョンファ
与党関係者: パク・ヨン
MCキャスター ノ・ジヨン: チョン・ジヨン
政治評論家:ユ・スンモク(友情出演)
青瓦台の秘書室長: イ・ハンウィ(特別出演)
記者: チョン・ヒョンソク
オム・ヘリン事件の担当刑事: チョン・セヒョン
グァンス常連の理容師: ミン・ギョンジン
アンナの家の元家政婦: キム・ヒョン
聖堂の神父: クォン・ヒョクス
サンドイッチ店のバイト: チョ・ビョンギュ
(なんでも出演を受けていた時代かしら)
SNSにアンナの写真をアップする女性: キム・ボミ
ファッションショーのデザイナー: キム・ソンボム
ジェハが世話になった農家のおじいさん: キム・イクテ
アンナの亡母で女優 オム・ヘリン: ソン・テヨン(友情出演)
ジェハの少年時代: チェ・スンフン
アンナの少女時代: イ・ユジュ
以下、ネタバレ含む感想です。
【超個人的感想(ネタバレ含む)】
・ユナさんの顔が変わった気がする。一瞬誰かわからなかった。
(感想一言目がソレかーい)
・人を殺せなくなった屈強の元傭兵役チ・チャンウク。
何度も言うが、正統派のイケメンである。「ヒーラー」という
人気も高いアクションも多かった作品を終えて、中国に行き
暫く帰ってこなかった彼が帰ってきて、2年半ぶりの韓国ドラマが
これなんですよ。もう、チ・チャンウクお帰り~!な、ちょっと
過多なぐらいの愛情が詰まりすぎたのか(勝手な解釈です)
アクションシーンが非常に多い。ほんっとに多い。
風呂場での裸のアクションシーンまでご丁寧にサービスとして
ついてきた時には、「やっぱね」と謎の確信したもんね(笑)。
とっくに死んでるでしょ?ってぐらい大けがをしても、
派手に相手と戦って戦って、アンナを守り抜こうとする。
いや、普通死ぬって。
アクションドラマになっちゃったのは、チ・チャンウク自身も
少し残念に思っていた様子(インタビューによると)
・そんな最強な主人公が恋をする相手アンナはというと、
基本「도와주세요~(とわじゅせよ=助けて)」体質。
なにもしない。お嬢様だし、監禁生活が長かったという
役どころなので致し方ないのは重々承知なのだけど
「何もしない」「すぐ泣く」「愛を最優先する」
「ヒーローの足手まといになる」ヒロイン作品はあまり好みじゃない。
文句だけ言って、何も人のためになることができない。
最終回のラストもラスト。すべてが終わり、ラブラブ状態の
アンナとジェハ。「お母さんの名誉回復は?」と心配するジェハに
「いいの。お父さんがいるから」と答えるヒロイン…。え?
・アンナのファションシーン、必要だったかな?
歌ったり、踊ったり…ユナさんのサービスシーン、てんこ盛り感。
・白雪姫がモチーフなの??
とにかく、基本クズだらけ。もちろん、最終的には?
正義が勝つのだけれど、あまりのクズの多さとそれを倒す
アクションの多さに疲れてくる(笑)。
・スペインの街中で、監禁状態から逃げてきた、
裸足の女性が助けを求めて逃げ回っていたら、
普通に誰かしらは声をかけないか?スペインの街の印象が
悪くなる可能性もなきにしもなのに、いいのか?(笑)
逃亡中のジェハだけが、それに気づくっておかしくないか?
あと、指名手配中のジェハはどうやって韓国に戻ってきたんだっけ?
・お金はかかっているんだか、かかっていないんだか。
交通ルールまったく無視のジェハの運転シーンのロケは
ひたすら大変そうだったけど、爆破とかは案外すっとばして
ごまかした気もしなくはないけれど。
・ブランケットキス(ブランケットで身を守りながら、その中で
隠れて初キス)は良かった。けど、そもそもにアンナへの感情移入が
まったくできなくて、ラブな感じでときめけなかった。
ラスト2話ぐらい。命の危険に晒されて、重篤状態のジェハを
心配するアンナ。悪夢を見て飛び起きる…けど…
「え?今寝てたん?」 愛する人が死にかけて、駆け付けられない
からといって、この状況でうたた寝…?
・クラウドナイン内で爆弾持ってこられた状況下での、
ユジンとジェハの間の“鏡”のマイクオンや、オフを使った上に
心を読み解きながらの会話シーンが一番、愛を感じた。
・審査なしで直行便で地獄行きでしょうね、な妻ユジン。
父や、夫とのめぐり逢いが不幸の始まりだったのか。
「愛は分かち合えない」と前妻の死に際を助けなかったり、
愛に執着しすぎるとロクなことはおきませんよね。
・ヴィンチェンツォを完走したばかりなので、特にアレなんですけど、
爆弾持ち込んで大勢を死なせた弟があんなあっさりと一発の
銃弾で殺されるのは腑に落ちないし、パク・グァンスは?
カラスに食わせるぐらいしなきゃだめでしょ?
あと、師範の処罰は?
・最終回ラストは、メイキング風景の写真あり(どなたかが、
snsで、ヴィンチェンツォの感想として「韓国ドラマあるあるで
メイキング風景とかのエンディングにしていなくて良かった」
とおっしゃっていたのを思い出した)
・チ・チャンウク作品に今のところ、あたりなし……
これは彼が悪いわけではなく、制作者側が
彼の魅力へ甘えすぎているような気も。
あとは、作品を選ぶ人か、マネージメント側が良くない(笑)。
という、謎のフォローを残して終わりにします。
星は
★★★★★☆☆☆☆☆