韓国ドラマ「ミセン 未生」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

ミセン(未生)とは韓国の囲碁用語で「弱い石」を意味する

ようですが、ルールも存じ上げないもので(笑)

それ以上はわかりません。

 

2014年の作品で、当時はだいぶ話題になったようです。

もちろん、日本での評価も高く、リメイクもされていて、

2016年に「HOPE~期待ゼロの新入社員~」として放送。

主演は中島裕翔さんでした。

 

契約社員問題、女性差別問題、新入社員いじめ…云々。

恋愛要素はほとんどなく、日本でも共感できるような

社会性ドラマになっております。

 

一言感想は、

「おっさんも若者も、仕事に悩んだら見てみるといいかも」

 

原題: 미생 

tvNで全20話。同名のウェブ漫画が原作。

脚本: チョン・ユンジョン
演出: キム・ウォンソク

 

【 あらすじ ストーリー 】

幼い頃からプロ棋士を目指していたチャン・グレだったが、

父の他界を機にその道をあきらめ、
大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていた。
しかし、母のつてで韓国の五大大手総合商社の

「(株)ワン・インターナショナル」のインターンに。
高卒の会社員未経験で入社したチャン・グレは、

コピーの取り方すら判らず、コネ入社として陰で叩かれていたが、
同期とコンビを組んだプレゼン発表で高評価を得て、

2年間の契約社員として入社し、営業3課に配属される。

地道な努力と、囲碁で培った洞察力を生かして仕事でも

微力ながらも課の役に立つようになり、次第に営業3課の

オ課長やキム代理に認められ、課にはチームワークが

生まれつつあった。

 

一応、キャストの一部にネタバレがありそうなので、

ここから以降ネタバレ注意ということで!!

 

 

【 キャスト 出演者 】

《ワン・インターナショナル ソウル本社》
<営業3課>
チャン・グレ: イム・シワン(ZE:A)

課長(次長へ) オ・サンシク: イ・ソンミン
チーム代理 キム・ドンシク: キム・デミョン

課長 パク・ジョンシク: キム・ヒウォン

(車輪のある家を見ておいてよかった)
パク課長の後任 チョン・グァヌン: パク・ヘジュン(夫婦の世界)    

<グレの同期>
資源2課 アン・ヨンイ: カン・ソラ    
鉄鋼1課 チャン・ベッキ: カン・ハヌル    
繊維1課 ハン・ソンニュル: ピョン・ヨハン(この作品がドラマ初)

社長: ナム・ギョンウプ    
専務理事 チェ・ヨンフ: イ・ギョンヨン    

営業本部部長 キム・ブリョン: キム・ジョンス    
営業1課次長でオ課長の同期 ソン・ジヨン: シン・ウンジョン    
営業2課課長でオ課長の同期 コ・ドンホ: リュ・テホ    
営業2課チーム代理 ファン・ヒョン: パク・ジンス(特別出演)
営業2課事務(グレの隣席)チャン・ミラ : キム・ガヨン(特別出演)    

資源課部長 マ・ボクリョル: ソン・ジョンハク    
資源2課課長 チョン・ヒソク: チョン・ヒテ    
資源2課代理 ハ・ソンジュン: チョン・ソクホ

(トボンスンでヒョンシクの秘書役)
資源2課代理 ユ・ヒョンギ: シン・ジェフン(ハベクの新婦の看護師)    
鉄鋼1課代理 カン・ヘジュン: オ・ミンソク    

繊維1課課長 ムン・サンピル: チャン・ヒョクジン    
繊維1課代理 ソン・ジュンシク: テ・イノ

 

IT営業チーム次長: パク・ノシク(特別出演)
IT営業チーム代理 パク・ヨング: チェ・グィファ    


業務環境改善調査の担当 カン代理: チョン・スヨン(特別出演)


財務部長: ファン・ソクチョン    
企画室長: ソン・ヨンギュ(特別出演)    
(2人ともいろんな作品出過ぎなくらい出てる)

サンシクの後任チーム長: キム・ウォネ(出たー!!!ってなる役者さん)    
インターン社員 イ・サンヒョン: ユン・ジョンフン    
インターン社員 キム・ソッコ: チョ・ヒョンシク    

 

ヨルダン支社 チョ代理: チェ・ジェウン 

蔚山工場の職員: ユ・ジェミョン(特別出演)    
蔚山工場の職員: クム・ドンヒョン    

中国工場の工場長 ソ・ジンサン: ソン・ジェリョン    

キム・ブリョンの後任の営業本部長 イ・ジンテ: キム・ギョンリョン    

中東事業のパートナー会社社長: チョン・ウィガプ(特別出演)   
中古車輸出案件の取引先のファン部長: チョン・ソギョン(特別出演)
ヨンソン実業 チェ課長: チャ・スンベ(特別出演) 
ウィルマート部長でサンシクの同級生: イ・ダリョン(特別出演)

ヨンイの前の職場の上司 シン・ウヒョン: イ・スンジュン    

囲碁棋士 チョ・フンヒョン(特別出演)
囲碁棋士 ユ・チャンヒョク(特別出演)
韓国棋院チーム長: ソン・ヨンジェ(特別出演)

サンシクが代理時代の契約社員 イ・ウンジ: ソ・ユナ
サンシクの元上司 キム・サンヒョプ: ミン・ボッキ
サンシクの若い頃: ペ・ユラム(特別出演)

サンシクの妻: オ・ユノン    
サンシクの長男: アン・ソンフン    
サンシクの次男: ペク・ギョンミン    
サンシクの三男: ソン・ジュニ    

グレの母: ソン・ビョンスク
グレの囲碁の師匠: ナム・ミョンリョル    

ヨンイの父: チョン・ジンギ    
ソン・ジヨンの娘: イ・ゴウン        

ソン・ジュンシクの不倫相手の夫: オ・ジョンセ(特別出演)    
 
グレの少年時代: キム・イェジュン    
ベッキの少年時代: パク・ハジュン    
ソンニュルの少年時代: イ・ヒョンビン  

  


【感想】

・日本のドラマをリアルタイムで観ていたので、十分かなぁ…と

思って、観ていなかったんですけど、年数経ても評価が

落ちないので、韓国バージョンに手を出してみました。

 

・イム・シワンの顔がとにかくキレイ。韓国俳優としては、

背が低いほうだけど、それが保護欲を掻き立てられるというか。

BTSのジンちゃんぽさもあるよね。

日本では、彼の役を、Hey! Say! JUMPの中島くんが。

資源2課 アン・ヨンイを 山本美月ちゃん、
鉄鋼1課 チャン・ベッキを瀬戸康史くん

(ここ二人が結婚したのですよね)
繊維1課 ハン・ソンニュルを、ジャニーズWESTの桐山照史が。

 

面倒見のいい課長が遠藤憲一、代理が山内圭哉さんでした。

山内さん、原作に合わせてなのか、もじゃもじゃカツラを

つけていましたね(笑)

 

・「“うちの奴”って言ってくれた」と主人公が感動する場面、

わかるぅ…。

 

・カン・ソラ演じるアン・ヨンイは確かに、女だから…とか抜きにして

「なんか…いや…」ってなる空気を漂わせてるんですよね。

なんでだろう…前作でも、好かんかった(笑)。

でもお父さんの借金の肩代わりとか苦労もしているんだけど

…整い過ぎてる顔のせいで、表情が見えにくいのかな…?

 

・会社にとってすごい偉業をしたのに、たいして評価されず、

そこから、歪んでいってしまった悪い男、パク・ジョンシク。

演じるのは悪役顔のキム・ヒウォンさん。

直前まで、彼の出ているバラエティーで、可愛らしいおっさんの

素顔を観ていたので、中和されてよかった。

じゃなきゃ、今、大嫌いになっているところだわ(笑)
あと、そんな彼の後任として入ってくるのは、パク・ヘジュン。

彼も「夫婦の世界」で、不倫するは嫉妬深いは暴力振るうわ…の

姿を見せていたので、ちょっとだけ良い人になっててよかった。 

 

・いろんなサラリーマンが出てくる。

主人公グレのように、ひとつのことに打ち込んで、その夢が破れて

なにもないところから初めて、社会に出て一からの努力を始める人。

超優秀なのに女性だからと生意気扱いされる人。

仕事ができると思い込み、上司などとうまくコミュニケーションも

とれず、孤立していく人。会社という組織で偉くなるにつれ、

マイルールが常識だと思い込み人の道を外れる人、

家庭との両立で倒れるほど働く女性、契約社員で

正社員との差別に悩む者…

めちゃくちゃ腹立つ上司もいるし、本当にいい上司もいる。

誰しもがどこかに共感できると思うし、発想の転換のヒントとかにも

人によってはなるかもしれない。

 

・主人公を受け入れるオ課長と、キムチーム代理は

本当に素敵な上司で、成功も失敗もしっかりと受け止めてくれる。

基本、無口で考え込む主人公に「もっとおまえのことを知りたい」と

いってくれる上司なんて、夢じゃないですか?!

 

・2014年のドラマですが、セクハラ、暴行、等で訴えるべき

上司がいっぱい出てくる。この会社、マジやべぇぞ…と思うほど

なんだけど、そうね…いたよね……ってなるから怖いわ。

 

・「他の人が派手に見えるのは気にしないで。

派手じゃなくても必要なことをするのが大切」

大事ですね…。それをわかってくれる上司や周囲があってこそ、

だと思いますが。

 

・「選択の瞬間を集めたら、それが生き方で人生になる」

名言。

 

・最後の(第一話冒頭もあるけど)海外の撮影シーンは、

なに?ボーナスシーンみたいな?(笑)

オ課長が、夢でインディー・ジョーンズになったよ!!みたいな

ノリ??ってなりますけど、ハッピーだからそれで良しです。

 

・このドラマを観るきっかけのひとつが、番組大ヒットを記念した

公開収録スペシャル番組を録画してしまったこと(笑)、でした。

ドラマ観ないと、このSP番組が楽しめないじゃないですか…

結果、ドラマを見終えてすぐに、そのSP番組を見たんで、

勝手に打ち上げまで参加した気分になりました。

ドラマ内の名セリフをお客さんに聞くコーナーでは、回答した彼女を

イワンくんが、「ハグしてもいいですか?」と、抱きしめに行く

場面もあって、ドラマから来る熱量?が上手い形に伝えられていく

っていうのは素敵だな…と思いました。

 

以上、★は…7つ。

★★★★★★★☆☆☆