いつも、午前3時台に
都内をタクシーで移動している。
大概は車内では
寝かせてもらうことが多いのだが、
時々、目が醒めていて
車窓を見ていることもある。
昨夜、体調がよくなくて、
結局一睡も出来ないまま
朝を迎えてしまった。
なのに、車に乗ってからも
まったく眠気がやってこない。
ちなみに、眼の下のクマは異常だ。
あまり出るタイプではないが、
さすがに疲労を隠しきれていない。
運転手さんから
いつもと違うルートを通ると説明があった。
時間的にも料金的にも大差はないので
それで任せることにして、車窓を眺めていた。
昔何度か訪れたことのある梅酒のバーは
とうの昔に無くなったようだ。
その隣に、大きな神社があった。
よくある有名な名前の神社だ。
ビルの3階分ぐらいありそうな階段の先に神社があるようで
そこまでの階段の足元を照らすように
提灯がいくつもぶら下がっていた。
その提灯が、びっくりするぐらいに揺れていた。
ユラユラ、ではなく、グルングルン。
え?そんなに風が強かったっけ?
周りの街路樹を見てみても、
そんなに風があるとは思えない。
その参道だけが、異常に風が吹いている。
素直に、見えない何かが行列をなして
参拝しているかのように受け止めた。
人力というよりも、馬か何かで駆け上がる…何者か。
それぐらい、神社があると思われる高台から
246沿いの参道入り口まで、提灯が揺れに揺れていた。
不思議な景色だったな…。
普通に考えれば、境内が風の吹き抜けやすい仕組みで
そこから参道にかけて、風が靡いていたのかもしれないけれど
静寂の深夜にしては、異様な光景だった。
が。
単なる睡眠不足が見せた夢だったのかも。
以前、ここにも書いたかもしれないが
「死」という名のバーの看板を観たのも、この時間。
(その後、調べたが、そのような店舗は出てこなかった)
観たというより、観た気がしたのかもしれないけれど、
魔物的な時間なのかも。
ロマン。