舞台「泥棒役者」東京グローブ座(ネタバレあり) | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

晴れた空。

世間はゴールデンウィーク。

 

きのう、仕事で酷使した体が痛い…けど、

きょうは、丸ちゃんと新大久保でデート(という名の観劇)。

 

1人でも気にしない。

3階席でも気にしない…。

 

まず、「泥棒役者」について。

最初は、まずは舞台だった。

2006年上演、主演が片桐仁。

 

私的には、ちょうど

ラーメンズ熱が冷め始めていた頃だった(笑)。

「片桐仁単独の芝居より、ラーメンズ揃っての

コントをもっとやっていってほしい」という思いと、

2005年に始まった「花より男子」で松潤へと熱が移り

Jに足を染めだした頃…という

そんな混沌とした時期だった。

 

なので、ごめん。

仁さんのは観ていない。

でも、DVDは確かうちにあった。

いま、探してもどこにも見つからない。なぜだ。

 

それから、10年ほど時が経った去年。

丸山隆平が主演で映画「泥棒役者」を撮ると聞いた。

 

えー、あんなにコントが面白くなかった元芸人さんでも

一本ヒット打てば、J事務所の映画を作るなんてことが

出来ちゃうのねー!!と、思ったものである。

(もちろんBOBがあってこその、ということは重々理解している)

だってさぁ、当時のトゥインクルには、

もっといい脚本が書けた人、たくさんいたと思うよ、的な

ノスタルジーと、ちょっとの嫉妬と、薄めた本音(笑)。

 

「元売れっ子絵本作家の豪邸」が舞台となるドタバタ喜劇…

舞台に打ってつけのグランドホテル形式で、

舞台転換の費用も必要ないし、うん。いい作品だ。

 

映画を見た時には、そこに『恋人』が存在してて

職場というより、この恋人に過去を知られたくない

というはじめの想いがあったわけで、

なんだろ…恋人に正直なこと話せないなんて

残念な男だな、とか思わないでもなかったりとか

丸ちゃんに恋人なんて嫌だー、とか

思ったりとか思わなかったりとか(笑)っていうより、

恋人役の撮り直し問題なんかもあって…

 

今回舞台で、その部分がポンッと消されていたので

スッキリして楽しめた。

 

あと、ユースケ・サンタマリアより、与座くんのほうが

押し売りセールスマンとして好ましい(笑)。

ちなみに初演時には、このセールスマン役は

ムロツヨシさんだった、と考えると…

ムチムチしてて汗かきそうなぐらいのほうがいいな。うん。

 

【キャスト】

丸山隆平

佐津川愛美

与座よしあき

川島潤哉

中川晴樹(ヨーロッパ企画)

中谷竜(ラブリーヨーヨー)

後藤剛範(オーストラ・マコンドー)

 

東山紀之

 

【脚本・演出】

西田征史

 

制作協力 ジャニーズ事務所

運営協力 キョードー大阪(大阪公演)

主催・企画製作 東京グローブ座

 

上演時間 約1時間55分(休憩なし)

 

【あらすじ】

過去に少年院に入っていた過去のあるはじめ。

今は工場で真面目に働いているが、

昔の泥棒仲間に、過去をバラすと脅されて仕方なく

とある豪邸に忍び込んでいるところから始まる。

 

はじめは、鍵開け名人で、

階段の踊り場にある金庫を開けるよう

泥棒時代の先輩に命令される。

 

と、その時。

鍵をかけ忘れていた玄関から、

知らないセールスマンが入ってきて、

鉢合わせてしまうはじめ。

 

売り込みに必死な(ちょっとおっちょこちょいの)

セールスマン(与座)は、この家の主だと思い込み、

はじめに画材を売りつけようとする。

 

さらに、本物の「主」である、絵本作家の

前園俊太郎(東山)にも見つかってしまうはじめ。

 

しかし、幸運にも?新しく担当となった帰国子女の

編集者と勘違いされて、その場をやり過ごす…と

次に訪れたのは、その本物の編集者・奥(佐津川)。

こちらにも、前園本人だと勘違いされてしまう。

 

セールスマンは、はじめを主、編集者・奥を

その妻(まだ籍はいれていない)だと勘違い。

 

編集者・奥は、はじめを前園、

前園本人をお手伝いさんと勘違いし……

 

次々と訪れる珍客たちと、前園のあいだで

右往左往しながら、なんとか豪邸から逃げ出そうと画策するはじめたち。

そのためには、その場しのぎで、間違われたその“役”を

必死に演じ続けなければいけないのだった。

 

【感想】

・東山さんの声の通りがやたらにいい。

妻を亡くし、才能の枯渇を嘆く役どころとしては

若すぎる気もするけれど…

 

・元ホーム・チームの与座さんが、ある意味(笑)の

肉体派になっていて、頼もしい。

なんだったら、沖縄人の素材を生かしたセールスマンでも

面白かったのにな、と、終わってみるとふと思う。

 

・佐津川さんは、観る気が無くてもよく観る女優さんに

なられましたね。でもなんだろう…彼女の持つ魅力?

キュートさであったり、そこはかとない色気とか?が

逆に女の本能を逆撫でる、というか…(笑)

帰国子女のイメージは映画版の石橋さんのほうが

ちゃんと出せていたかなぁと思いました。

 

・映画版では、川島さんがやっていた隣人役が

片桐仁さんだったんですよね。川島さんとは

『O-PARTS~オーパーツ~』で、丸ちゃん共演済み。

(ちなみに、安とは舞台「トラストいかねぇ」で共演)

初回見た時、左半分の舞台が見えない席だったため

川島さんの芝居は声でしか確認できなかったので(笑)

今回はちゃんと見えてよかった。

 

・2回(1回は当日券で)見させてもらったのが

両方とも上から見下ろす席だったので

原稿に書かれた文字や、ソファの内部などが見えて

いや~ん、観たくない~、と乙女状態。

 

・恋人との云々がない代わりに、与座さん扮するセールスマンが

持ち込んできた自作の小説をアレンジして絵本の企画を

一緒に考え、それを劇中コメディにしたり、など

笑いの要素を強めにもってきた辺りで

映画よりも、笑いと切なさの両面で楽しめた。

両方をバランスよく配置したほうが心に残りやすい。

 

・4日は横山さんが観に来てらっしゃったとか。

 

・客席の湧き方から、リピーターが多いんだろうな、と

思った。私も2回目だからなんともだけれど。

なんかすべて「だよねぇ~」的に客席が

受け止めてしまうのも、ちょっとさびしい気もする。

 

・4日カーテンコール。

拳銃を持ってマッシュとモジャが対決する場面。

6連射ぐらい受けても死なないモジャ(笑)。

も~って顔して、東山さんの肩に手を置いて微笑む丸ちゃん。

東山「マルは丈夫だね!なかなか死なない」

丸山「あんなに撃たれるとは思いませんでした(笑)。

昔の(チャンバラ)コントみたい」

 

「こんなことになるとは思わず…ゾンビの気持ちがわかりました(笑)。
きょうの公演、いかがでしたか?楽しんでいただけましたでしょうか?
GWもそろそろ終わりますからね。悔いなく、大事な時間をこの劇場に来て、
一緒に過ごしてくださってありがとうございました」

 

17日?の最初に観に行ったときには、

すばるショックに打ちのめされた状態の方が多かったのを

気にしてくれたのか、

「笑えましたか…?」と優しく微笑んでくれた丸山王子。

はぁ……。

 

 

・最後の最後のカーテンコールでは、

左のドアから、投げEye(目を両手で覆ってバッと投げ)してました。

 

・少し声が、嗄れ気味。あと少し。がんばれ、喉!

 

 

【公式サイトからのあいさつ文引用】

丸山隆平

東山さんの舞台を拝見させて頂いた時にいつも感じる圧倒的な存在感と、
アイドルの歴史を牽引している背中を観てきていますので、
初共演させていただけることを聞いてワクワクしております。

今回は映画の舞台化という事もありますので、
東山さんが演じられる新たな前園俊太郎との稽古が
今からとても楽しみで仕方ありません。
素敵な舞台にしていきますので、是非とも劇場にお越しください。

東山紀之
お話をいただいたときはびっくりしました。映画で市村正親さんが
演じられていた役を演じることになるとは…想定外です。
台本を読みましたが、とても面白かったです。
人生の「きっかけ」や「巡り巡って」、という言葉が
浮かんできましたが、僕がこの作品で前園役を演じることも、
縁なのだと思います。丸もぴったりな役だと思っています。
丸と組ませてもらうのは、今回初めてなのですが、
とても良い評判が聞こえてきますし、何より僕は、
丸の人間性の良さに惹かれています。共演したら丸と同じくらい良い人になれるかな(笑)
役者は、色々な出会いによってどんな風に変化できるか、というところがありますが
今回も作・演出の西田さんに、どんなところを引き出していただけるか、
自分も感じていなかった新たな面と出会えるか、楽しみです。
「人生って楽しい!素敵なものだ」と、思っていただける芝居にしたいと思います。

 

グッズが、いろんな意味で怖かったりする(笑)。