後藤ひろひとさんの芝居のなかでもお気に入り度の高い作品。
その作品におなじみの片桐仁さん出演が決まったときには…
複雑でした(笑)。カビ人間の病気は、演じ方が大変難しいと
素人ながらに思っていたので…。心配は…さて如何に。
作:後藤ひろひと
演出:G2
出演:
カビ人間:片桐仁
おさえ:中越典子
真奈美:土屋アンナ
聡:姜暢雄
戦士・ウミガメ・兵士1:橋本さとし
神父・電池・兵士2・海賊:山内圭哉
市長(老人):池田成志
ジジイ・高血圧・聖歌隊員:若松武史
侍従長・聖歌隊員・店員:中山祐一朗
天使・聖歌隊員:及川健
目玉・馬・聖歌隊員・賢者:八十田勇一
とまり木・カブト騎士・聖歌隊員・僧兵:田尻茂一
坊主・黒鳥・クワガタ騎士・聖歌隊員・兵士3:トロイ
柿男・聖歌隊員・兵士4・僧兵:山中崇
膝小僧・白鳥・聖歌隊員・女:平田敦子
王・無愛想な天使・中村さん・司会:後藤ひろひと
声の出演:コング桑田
中心の4人がゴロンと入れ替わったのみで、
他は殆ど前回と同じキャストでした。
かなり前方の席だったんですが、土屋さんのセリフが
聞き取りづらく感じました。歌は上手いですね。
逆にそれで最初の場面で違和感を感じてしまったりもしましたが(笑)。
仁さんは多分キャスティング時に期待されていた要素は
うまく出ていたのではないかと思います。
…ですが、いつもと変わりない…と言っては
失礼なのかもしれませんが(笑)
仁さんの存在の出し方、仁さんの手の動かし方のクセが、
そのまま随所に見受けられて、カビ人間としての感情移入が
難しかったのは事実です。
前回あれほど何度見ても泣けてきた自分の中での名場面が、
今回スルッとなんの感動もなく通り過ぎてしまうに至ったことは…
う~ん、もったいないというか残念というか。
演じる人が変わるだけでこんなに違ってくるものか!と、
当たり前のことにものすごく驚き。
ウマ、群馬水産高等学校校歌、気の弱い王、
そしておきまりの大王の決めポーズが見られて、それだけでゴチ。
なのに、 カーテンコールで(…3回だったかな?)
最後は大王、僧正、トロイさん、若松さん、土屋さん、中越さん
(…だったと思う)で歌のプレゼントあり。僧正かっこよすぎですから。
さとすぃさんもですけど!
若松さん、2021年4月14日 70歳の若さでお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りいたします。
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