土屋文明記念文学館での講演会が近づいてまいりました。
講演原稿はあとちょっとで完成。講演中にお見せする資料もほぼ揃っているのですが、大阪の図書館から追加で送ってもらっている資料のコピーがまだ届かずハラハラしています。今日中に無事届いてくれるといいのですが…。

講演のレジュメも完成しましたので、ここにも載せておこうと思います。だいたい以下のようなことをお話する予定です。

 


前の記事にも書きましたが、戦前の児童書のことを全然知らないかたでも、楽しんで聞けるような講演にするつもりです。なのでご興味がありましたら、ぜひお越しくださいませ。
講演は2月25日(日)の14時から。詳細は群馬県立土屋文明記念文学館のホームページをご覧ください。

 

twitterではすでにお知らせしていたのですが、こちらで記事を書くのがすっかり遅くなってしまいました。

2月25日(日)に、群馬県の土屋文明記念文学館で講演会をさせていただきます。
現在同館で開催中の企画展「子供たちの戦争 ―ある少年が愛読した新聞・雑誌」に伴う講演会で、演題は「戦時下児童文学を問いなおす」です。
群馬県立土屋文明記念文学館のホームページはこちら

大変ざっくりした演題にしてしまいましたが、講演では主に戦時中の児童書統制についてお話をする予定です。
戦時中、戦争協力を目的とした児童書や、子どもたちを戦場に駆り立てるような児童書がたくさん出版されていたことは、ご存知のかたも多いかと思います。
そうした児童書が量産されるようになった背景には、国による児童書の統制があったわけなのですが、それでは実際のところ、どのような統制が行われ、その統制に出版社や児童書作家がどのように応じたことで、戦時期の児童書は変わっていってしまったのか。そしてこの時期の児童書の変質から、今日の私たちが学ぶべきことがあるとしたら、それはいったいなんなのか、といったことを、当時の作品をご紹介しながらお話しようと思っています。

戦前・戦中の児童書のことを全然知らないかたでも、たのしんで聞いていただけるような内容にするつもりです。
戦時中の児童書出版をめぐる状況については、あまり知られていないことも多いので、「へぇ~、そうだったんだ」と意外に感じてもらえることもいろいろあるかと思います。また、昔の児童書や少年少女雑誌の画像も、たくさん用意していく予定です。

土屋文明記念文学館は、ちょっとだけアクセスが大変な場所にあるのですが、ぜひ多くのかたにお越しいただけたらうれしいです。
講演会は要申しこみとなっていますので、事前の申しこみもお忘れなく。

それではこれから講演会の最終準備頑張ります!
 

子どもたちに人気の職業をテーマにした童話シリーズ「おしごとのおはなし」、その第2期シリーズの1冊として書かせていただいた『声優さんっていいな』が、本日発売となりました!


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主人公はアニメ好きの内気な女の子・ネム。ネムは魔法学校が舞台のアニメ「リリカルマジカルアカデミア」が大好きで、明るく社交的な主役のリリィみたいになりたい、とひそかに思っています。
そんなネムが道に迷って困っていたリリィ役の声優さんを偶然助け、お礼に「リリカルマジカルアカデミア」のアフレコを見学させてもらえることになって…というお話。

話は変わりますが、私は作品を書くとき、登場人物の声をいつも最初に決めています。声が決まっていれば、自然にその声でキャラがしゃべってくれるので、口調や語彙で悩むことがなくなるんですよね。

声はしっかり聞こえるけど、どの声優さんの声なのかわからない、ということも多いのですが、はっきりこの声優さんだとわかる場合もあります。
パペット探偵団のパペットたちとかはその例で、(自由な想像を邪魔するおそれがあるので白文字にしておきますが)ホームズが加藤英美里さんでバロンが宮野真守さん、シルクが金田朋子さんのイメージでした。

そんなふうに執筆時、いつも声優さんの声に力を借りている如月ですが、声優さんの実際の仕事の内容については、あまり詳しくは知りませんでした。
なので今回もたくさん資料を読んで、「アニメの収録ってそういうふうに進めるんだ」とか「声優さんってそんなに大変な仕事だったのかぁ」と驚きながら物語を練っていきました。

声の演技が上手なだけで声優さんになれるわけじゃない。私の読んだ資料のなかでも、多くの声優さんが語っていた、声優さんにとってたいせつなことを、物語のなかで主人公のネムも実感します。
声優さんに興味のある子、アニメ好きの子はもちろん、ネムといっしょでちょっと引っこみ思案な子などにも読んでもらいたい作品です。

また、この『声優さんっていいな』の発売と同時に、「おしごとのおはなし」第1期シリーズで書いたおまわりさんのお話、『交番のヒーロー』も第3刷となりました!
「おしごとのおはなし」シリーズの作品は、どれも身近な職業・人気の職業について知りながら、たのしく読める物語ばかりですので、『声優さんっていいな』といっしょに『交番のヒーロー』も、そしてほかのみなさまの作品も、ぜひ読んでみてください。

 

新年早々ですが、今年最初の単行本となる『たんじょう会はきょうりゅうをよんで』が本日発売となりました。
ネット書店では発売日に微妙なずれがあるようですが、奥付では今日発売となっているのでお知らせいたします。

 

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『たんじょう会はきょうりゅうをよんで』はこんなお話。
小学生の「ぼく」は、本格的な誕生会を開こうと思い立ち、本格的な招待状を友達に送って、パーティー会場も本格的に飾りつけ、お母さんにも本格的な料理をお願いします。
準備は完璧。ところが誕生会当日、最後にやってきたお客さまは、ごつごつした緑色の巨体で、ギザギザのおっかない歯がはえたきょうりゅうだったのです。

もちろん「ぼく」は、そんな相手に招待状を送ったりはしていません。
ですが、間違いだから帰ってください、というのは本格的じゃないということで、きょうりゅうも誕生会に参加することになります。

招待したほかの友達は、きょうりゅうを怖がってみんな帰ってしまいます。
「ぼく」も最初はきょうりゅうのことを迷惑がっていましたが、このきょうりゅう、初めて呼ばれた誕生会に張りきって、テーブルマナーを勉強したり、余興の手品の特訓をしたりしてきています。
そんな礼儀正しいきょうりゅうとの、とびきりたのしくて特別な誕生会が始まります。

この『たんじょう会はきょうりゅうをよんで』は、今からちょうど4年前に、雑誌『飛ぶ教室』に載せていただいた同名の作品を加筆修正したものです。
単行本化できたらいいな、とそのときからずっと思っていたので、こうして実現することができて大変うれしいです。

挿絵は『飛ぶ教室』掲載時に扉絵を描いてくださった石井聖岳先生にお願いいたしました。ごついけどかわいらしいきょうりゅうの魅力的な挿絵を、たくさん描いていただきました。
小学校1・2年生の子から読める、愉快で心温まるお話となっていますので、ぜひぜひお読みくださいませ。

この作品に続いて、2月には講談社様の人気読物シリーズ「おしごとのおはなし」の1冊として、『声優さんっていいな』が出版される予定です。
たくさん出せばよいというものでもありませんが、今年はこれまでより多くの本をみなさまにお届けしたいと思っております。

 

突然ですが、児童書の新刊情報をおとどけするサイトをつくりました。

児童書情報館

 

前々から、児童書の新刊情報を手軽にまとめてチェックできるサイトがあったらいいな、と思っていました。ピックアップとかではなく、新刊が網羅的に載っていて、記事中であらすじまで読めるようなサイトが。
そういう便利なサイトで、児童書の新刊情報を簡単に得られるようになれば、自分の新刊が出たことも、もっと多くの人に知ってもらえて、もっと多くの人に読んでもらえるのではなかろうか、と思って試しにつくってみた次第です。

開設したばかりなので、いまのところ記事は11月の新刊情報(絵本を除く)だけです。
表紙画像の掲載の是非については、こちらの記事を参考にさせていただきました。お叱りを受けたら掲載は中止します。


できることなら、これから出版される作品の情報も載せたいのですが、月頭の時点では表紙画像がなかったり、そもそも出版社HPにも詳細が載ってなかったりすることが多いので、基本毎月末にその月の新刊をお伝えすることになるかと思います。
絵本の新刊情報も追って掲載する予定ですが、絵本は11月だけで150冊近く出版されているため、若干怯んでいます。AmazonのアソシエイトIDがあれば、リンクをつくるのに便利なプラグインが使えるそうなので、とりあえず申請してみるつもりです。

そのうちにテーマ別の作品紹介や、児童書関係のイベントを紹介する記事なども載せていけたらと考えています。
そもそもWordPressもCSSも使うのがはじめてで、現状とても簡素なサイトになっていますので、「こうしたほうが見やすい」「こういう機能や記事があったほうがいい」といったご意見がありましたら、いろいろお教えください。この記事のコメント欄でも、向こうのサイトのメールフォームでも結構です。
新刊の分類のしかたや、1記事に載せる冊数についてもぜひ。

本業に支障が出ないよう、無理のない範囲で頑張っていきたいと思います。拙いサイトではありますが、みなさまの新たな児童書との出会いに、わずかでも役立てたらと願っています。