(「幸せをつかんでくれよ」からの続き)
中国の思い出の記事として、卡拉OK小姐について書こうと思ったのですが、私にとって良い思い出と言うより、恥ずかしい思い出を如何書こうかと悩みました。
でも、当時の中国で行われていた理不尽な事、そこに否応なく連れ込まれた少女達の事を知って欲しかったのです。日本でも戦前横行した事でもあるのですからね。
当時、営業で顧客訪問し、中国出張の話をすると、「いいねぇちゃんいるんか」、「いくらぐらいでできるん」、なんて言われる事が良くありました。
「あの国でそんな事したら、下手をすると大変な事になりますよ」と忠告するのですが、「わからんようにできるんやろ」、なんて聞く耳持たない狒狒爺の多い事に閉口しました。
「どうしてもしたいのであれば、香港かマカオでした方がいいですよ(当時合法でした)」と言うと、「香港は高いんやろ、中国はタダ同然だって聞くぞ」ってね。
中国駐在中に、大手ゼネコンの社員旅行で、いかがわしい行為をしたとして大勢の方が中国公安に拘束されたとするニュースに遭遇した事があります。
中国のメディアは連日大騒ぎ・・・、日本人の男は皆、「色鬼」、「色狼」だと決めつけた報道ばかりでした。ただ、前述の通り、「然もありなん」と、言う外なかったのですけどね。
金払えば何でもできると日本が驕り高ぶっていた時代ですから仕方が無いのかも知れませんが、される側の人間について考えた事はあるのでしょうか。
また、「色鬼」、「色狼」は、日本の男に限った事ではありません。中国人の方がエグイと感じる事もありましたからね。チップ値切ったり、やり逃げしたり・・・。
世界中、男はどうしようもない動物なのかも知れませんね。
好きでやってる子も中にはいたかも知れませんが、多くの子達が、生きて行くために仕方なく従事していた、いや、させられていたのです。
この国の闇は深く、そんな彼女達の中には、無戸籍者も含まれていたと言う事です。親が騙されて、いい仕事だと送り出された娘達の他に、そんな仕事しかない無戸籍の娘達。
かと言って、彼女達が可愛そうだと言って、遊びに行かなければ彼女達は生きていけないと言う現実があります。特に無戸籍者が真面な職業に付ける筈も無いのです。
中国には、無戸籍者が数億人いると言われています。実際はもっといると思います。行く先々で、人の居そうに無い所から、不意に湧いて出て来るのも頷けます。
無戸籍者は無戸籍者同士でないと結婚できません。いや結婚事態実体のないものかも知れませんね。生まれてきた子もまた無戸籍者です。
この問題を何とかしないと、無戸籍者で溢れかえる事になってしまいます。学校も行けず、社会の底辺で生きるしかないのです。
阿麗、そして、名前は忘れましたが、あの小学生も無戸籍者なのでしょう。彼女達も既に40代。今どうしているのか、生きているのか死んでいるのか・・・。
この一連の記事を書きだした頃、久しぶりに金縛りに遭いました。以前書いた「空中浮揚?」の時の邪悪な感じは無く、何か懐かしさを感じました。
私には、それが誰なのか見当がついています。阿麗ではなく、阿漂だったのではないかと思います。何故阿漂が、ここで初めて彼女が私に取った態度の意味を感じました。
願わくば、私が彼女達の事を思い出して記事を書いている意思と彼女の意思がシンクロして、私の元へとやった来たのではないかと思いたいです。元気でいてくれます様に・・・。
初め、面白可笑しく書いていましたが、段々気が重くなり、私を取り巻く状況も変わり、途中中断したりしましたので、多くの方が何の事か解らないかも知れません。
もし興味のある方は、テーマ「卡拉OK小姐」を最初から御覧ください。
日本が、彼の国の様にならない事を願いますが、もしアメリカにそっぽを向かれ、彼の国に吞み込まれてしまう様な事にならない事を切に望みます。
私達国民が、防衛について考え方を変えないと如何なるか分かりませんよ。私達の子や孫達に、彼女達と同じ思いをさせたくないですよね。
(終わり)
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