恐怖体験教えて ブログネタ:恐怖体験教えて 参加中
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 30年近く前の事です。私は霊感が強いらしく(意識した事はありません)、時々軽い金縛りにあう事がよくありました。


 ある日、照明を消してベッドに入った直後、身体が硬直し身動き出来無くなりました。いつもと違い強い意思の様なものと嫌な感覚に襲われ、何とか解こうと必死に身体を動かそうとしても動きません。


 般若心経を唱えると良いと聞きますが、その当時般若心経を覚えていません。墓参りの時に父が唱えていた終わりの方のフレーズを(「早く終わらねーかなぁ」と毎回思っていたので)覚えており、そのフレーズを仕方なく唱えました。


 「ギャーティ、ギャーティ、ハーラーギャーティ、ハラソーギャーティ、ボーディーソワカー、般若心経」を二回唱え、三回目を唱え様としたその時、身体が急に軽くなり(高速エレベーターで下に行くときの感覚)、次に腰を床に叩き付けられました。


 階下で寝ていた父が異変に気づき、階段を駆け上がってくる音が聞こえたのですが、両足共にコムラ返っており身動き出来ません。必死で足の筋肉をほぐしていると「何やってんだ」と父の怒鳴り声。「ベッドから落ちて痛くて動けん電気点けて」と私が言うと、部屋が明るくなり「何でそんなところにおるんや」。の声に辺りを見回すと、ベッドがある壁とは反対側の壁際(距離にして約3m)に転がっていました。


 「夜中にガタガタするな」と言って去って行く父の手には木刀が握られていました。「待って、怖いからここに居て」とは流石に言えず、コムラ返りは治ったもののまだ痛い足と腰をかばいながら、テレビを付けて朝まで震えていました(震えが止まらないのです)。


 冷静に考えても、意味が解りません。ベッドから3メートル飛ばされたとしか思えないのです。私が自ら飛んだとは思えません(信じてくれないでしょうが)。麻原の様にインチキ空中浮揚でも決してありません(信じて下さい)。その日は足が痛くて、会社を休みました。痛みが取れるまで3日程かかったと思います。


 後日、通りすがりの胡散臭い坊主が「お宅は関ヶ原の落武者と関係がありますか、鎧武者が5・6体出入りしているので、ただ事ではないですよ」と家に居た母に言ったそうです。どうせ、壺でも売りつける気だろうと追い返したのですが、母も同じ様な経験をしていたのです。


 そう言えば、父がよく関ヶ原の知人のところに行くたびに庭石を持って来てるけど?。流石の父も気になったのか石を全てかたずけてしまいました。丁度家を建て直そうとしていた頃で、お祓いした効果か、新しい家になってからは金縛りに遭っていません(約30年)。


 般若心経を覚えて知ったのですが「ギャーティ、ギャーティ、ハーラーギャーティ、ハラソーギャーティ、ボーディーソワカー」は悪霊退散の御呪いなのだそうです(古代ヒンズー語?)。困った時に唱えては如何でしょうか。