「私はいつも外で丸裸です。
とても寒いし暑いです。
そして何よりも、恥ずかしいのです。
せめてこんな私でも見てくれる優しい殿方がいてくれたのなら!
なんて…、そんな夢見たいなこと…
私ってばかね… 裸婦像なのにね… 」
そんな全国の泣き濡れた裸婦像たちを愛してやまない編集長"ヨース毛"が、
彼女たちを救うべく、見つめて、触って、写真を撮って、批評(毛評)します。
「大丈夫だよ、愛はちゃんとここにある。」
No.34 韓国 春川(チュンチョン) 薄布型ペア座像
毛評: 「さて、今月はインターナショナルに韓国特集です。
昨年秋に韓国の春川国際演劇祭に行ってきたのでその成果を発表したいと思います。
チュンチョン(春川)とソウルのニ都市に行ったのですが、
お国柄か(?)、街中の屋外裸婦像に殆ど出会うことが出来ませんでした。
私が出会った中では唯一この裸婦が、ホテルの敷地内ではあるけれど、
街中の歩道から見える場所に設置されていました。
薄布が残念ですが、ツンと外向き加減の乳房や二人のたたずまいが素敵な作品ですね。」
毛評点:82点
No.33 アメ村 全裸型男児半裸型女児ペア座像獣添え
毛評:「全裸型の婦人立像が私の専門なのですが、たまにはこういったものも紹介していきましょう。
若者の町"アメリカ村"の通称三角公園内にある像です。
少女は男の子を裸に剥いて、シャボン玉を吹きつつ高飛車にご鑑賞中です。
『やーい、何かやれ~!!』 猫も大はしゃぎ。
ウサギさんは寒空に裸にされた可愛そうな男の子に言います。
『僕達の毛皮を剥いで、君のお洋服にしたらいいさ』
少年は泣く泣くウサギの毛皮でお洋服を作ります。
『ごめんよ、ごめんよ… 温かいよ、あったかい… まだ…うぅ…』
すると猫がやってきて少年からお洋服とウサギの亡骸を奪い去りました。
少女はそれを羽織ると、肉をムシャムシャと食べました。
おしまい。
そんなお話が聞こえてくるような像ですね。まったく不愉快です。」
毛評点: 3点
投稿!laf-No.14 東京上野 「待ち合せ場所 翼の像」
ラフ蔵(投稿者):住所不貞、年齢不明、性別F(umei)、ラフネーム:拝☆銅像♪さん
ラフマップ!(JR上野駅 中央改札 コンコース)
"ラフ蔵"からのメッセージ:
「上野駅の中央改札口 コンコースに、Yの字のポーズで、立っている裸婦像です。
私、拝☆銅像♪には、この裸婦像の右側に、
一瞬、『o』『u』『s』『u』『k』『e』と見えた気がしました。
それは、たぶん気のせいではないはず!
どうぞ屋外裸婦像愛好家・ヨース毛先生!
その事実をその目で確認してきてくださいまし。」
毛評:「それはたぶん気のせいではない、なら、病院へ行かれることをおススメします。
それはそうと、なんと、タイトルに“待ち合せ場所”明記されている裸婦に始めて会いました!
彼女は裸婦像であって、場所ではないのに!
そしてこの自信満々のポーズは何ですか!?
上野駅のコンコース、しかも待ち合せ場所に、彼女をこんなポーズで立たせるなんて、
もはや正気の沙汰とは思えません。私は作者氏対して今はっきりと憤りを感じます。
気分が悪いので、点数はつけません。彼女に罪は無いので、上野では彼女と待ち合わせましょう。」
毛評点:--点