やまいだれ恨奇廃人形 -18ページ目

やまいだれ恨奇廃人形

ノイローゼ一歩手前の人のブログ。

傷を抉る音が

涙を奏でる鎮魂歌

景色に言葉に薄れてったぬくもり

君を忘れない一つの努力として

 

過去を餌付く音が

虚無を頬張る狂詩曲

景色を塗り替えていったつもりが

なんだか懐かしい景色に変わる

 

組み立ててきたことも

壊れてくのも直すのも

さして代わり映えなんてしないな

鼓膜も心もふるえない今じゃ

 

痛みを何処に移すのか

どのスイッチを入れるのか

電源を落としてしまうのか

ただ、それだけで

 

必死になってきたことも

偽ることも騙すことも

さして代わり映えなんてしないな

ふと我に返る無防備な瞬間には

 

組み立ててきたことも

壊れてくのも直すのも

さして代わり映えなんてしないよ

鼓動も記憶も停止した今じゃ

世界がやけに穏やかに見える日は
自分の心の内を疑ってみたりして

弱さを受け止める余裕も
幸せを認める準備も何も
できていないことに気付かされる

他人が笑ってる。
ただ、それだけで哀しい。

共有しようよ
共感させてよ
きみのそれはわからないから
もっとわかりやすい 他の何かで

包み込まれて一瞬で終わる
そんなのじゃ 何もお話できないよ

鼓膜を焦がして
網膜を溶かして
心を壊して 何かしらな飛沫を上げるように

落胆してよ
絶望しようよ

隣にずっと
座っていてあげるから

引っ張られるのが痛くて

連れてかれるのが怖くて

置いてけぼりは辛くて

見上げているのは退屈で

眠りにつくのはまだ早いんだ

 

「我儘」や「贅沢」という言葉は

羨ましく感じる相手に投げる言葉

 

いくらでも変わってあげるよ 明日にでも

 

マイナスを0にして生きる生き方を。

毎秒の自殺と転生を。

 

全自動で繰り返す人生だ。

 

右足を出さなければ

左足がついてこない二足歩行で

誰の背中を刺せばいい?

 

切り落とした腕を並べた後で

君が静かになったらゆっくり眠るよ