眠る度に悪夢が広がっていたこの世界が
絶望に切り替わったところで 大して景色は変わらない
頬をつねる痛みが
鮮烈であっても 朧気であっても
僕の中の世界では
幻さえも罪滅ぼしで
教えてくれなかった正解が
背後から今さらの注意喚起
届かなかったものが 通り過ぎて
視界に入るってだけで こんなにも憂鬱なんだ
不愉快に枝葉のついたこの世界が
汚れたところで壊れたところで 大して景色は変わらない
無くなる以外の方法で
救われることなんてありはしないんだから。