今までの『悲しみ』は皆
笑って語れる数ページだって知った
今までの「死にたい」なんて
ただの二酸化炭素だって 教えてくれた
そんな たったの 一日の
そんな たったの 数時間
虚無というモンに攻略法なんてモンは無くて
空虚という空間に風水なんて当てはまらなくて
運も実力も吸い上げられた
無かったことに 無かったことへ
過去に現実に虚構へ虚証へ
座標なんてハナから無くて
点と点なんて結んでも
曲がりくねった曲線にすらならない
星と星をつないでソレに
前座という名前を付けるだけなんだ
崩れ落ちない足場を探しながら
震度と強度を計算しながら生きる
そんな死なないための人生を
元素にしてしまうための詩。