楽しかったこととしんみりしたこと | おばちゃんのおなか

おばちゃんのおなか

行き当たりばったりのおばちゃんの日常です。
とりとめないのが特徴です。
台湾が大好きです。
スノ担です。
No Life No Johnny's ❤️

先日、フラワーアレンジメントのレッスンに行った。

ちょうど仙台から三味線奏者の響ちゃんが来阪していて、

ランチにお誘いしタカちゃんと3人で天神橋筋商店街を

歩いた。

おばちゃんが待ち合わせ時間に少し遅れて駅に着いたら、

すでにふたりは話していた。

初対面のはずなのに、タカちゃんが直感で響ちゃんだと

確信し話しかけてくれたらしい。


天神橋筋三丁目のらんぷ亭は平日でも満席で、

おしゃべりしながら30分近く待った。

再会にかんぱーい!


 
カキフライトエビフライとハンバーグというすばらしいセット。
カキはシーズン初めの為か小粒で、それをごまかすため
大層な衣をまとわせていた。
はっきりいうと衣が硬くてよろしくなかった。
小粒なら小粒でいい、潔く3個を4個にすればいい。
せこいのはあかん。
もうここではカキフライを食べないと決めた。

 
響ちゃんは春先からほぼ毎月に1度、
千日前の三味線居酒屋で演奏している。
おばちゃんはその日、日本語ボランティアの
養成講座の日で行けなかった。
今まで三味線居酒屋へ2回行き、その話をタカちゃんにも
していたのでぜひ次回は響ちゃんの演奏を聴きたいと
話が盛り上がった。
そしてビールを飲みながら嵐の話と響ちゃんが出演した
ミュージカルの話で3人のテンションは上がるばかりだった。

お友達のお友達は皆お友達だ。

3人でお茶をした後、響ちゃんと別れアドニスgへ向かった。
タカちゃんは今月のテーマ、「実りの秋」
フクイさんが用意してくださった花材はバラの実の枝あり
かぼちゃあり蓮の実ありでなかなかの曲者。
タカちゃんは硬いかぼちゃに棒を刺すことに苦戦していた。
出来上がってみれば穏やかな実りの秋。


おばちゃんも喜々としてバラの実の枝を選んだ。
癖のある枝物は大好き。
大豊作のアレンジになった。


自宅に飾ると、夫が「おお!豪華でええやん!」
と褒めてくれた。

 
ちょうど帰宅してマンションのエレベーターに乗ると
宅配便のお兄さんがいた。
同じ階で降りると我が家の荷物を届けてくださった。

お取り寄せした信州のりんご
傷ありのB級品だが立派な大きさだった。


去年の秋から月に2度、近所の大先輩のゴミ出しの
お手伝いと安否確認の見守りボランティアをしている。
お2人のサポートをしていたが、そのうちのおひとりが
施設に入られた。
90歳半ばで会話のテンポもよく、ご近所に住まわれている
お子さんのサポートを受けながらもおひとりで暮らして
いらっしゃった。
月曜日に伺った時にいつものようにご体調を訪ね、
きんもくせいが咲いている話や衣替えの話をした。
「2週間後に伺う時には寒くなっていると思いますよ。
風邪を引かないようにお気をつけて。」
とごみをお預かりした。

一昨日、担当しているケアマネさんから
「今日、施設に入られました。」とご連絡があった。
去年、ボランティアを担当させていただくことになった時、
お歳を伺いいつかこの日が来ることは想像していた。
しかしお会いしたばかりで一切そういうお話を
していなかったのでショックだった。
「施設には入りたくない。大勢の人がいるところは嫌い。」
とたまにおっしゃることがあり、たぶんご家族の間で
そういうお話が出たのだろうと思ったが
否定も肯定もできず、「そうですか。」と言うしかなかった。

おばちゃんの祖母も同居していたおばちゃんの両親が
相次いで亡くなった後、2年ほど叔母(祖母の娘)の家で
同居したが「島に帰りたい。」と言い、
ずっと老人ホームでお世話になっている。
元々社交的で人との付き合いがうまくできる性格のため
ホームは楽しいと言うのをよく聞いた。
楽天的なことと人間関係に恵まれていることが幸いした。
ホームの方々に家族以上のケアをしていただき
叔母や妹たちがしょっちゅう会いに行ってくれるので
さほど孤独を感じることはなかったと思う。

大先輩の団地はおばちゃんの家から近くべランダから
よく見える。
もうお会いできないのかなと思うと涙が出る。
少し足がお悪いので、これ以上痛くなりませんように、
ご飯が美味しく召しあがれますようにと願っている。

人それぞれ、人生それぞれ、自分だったらどうすべきかを
今からしっかり考えなえればと思う出来事だった。