お世話になっている店長にMTBの後輪を手組でお願いしました。

TNiのハブで、Sapim CX-RAYとCX-Sprintを使って左右異径組み、32本構成で組んでもらいました。

リムはDT SWISSのXR391。

 

ここの中に、落とし穴がありましたw

私もMTBのホイール手組を依頼するのは初めて。

店長は超久しぶり。

お互いに気付いてなかったんですよ。

 

TNiのMTB用148㎜ブースト規格の12㎜スルーアクスル仕様のハブは、SRAMのXDRフリーかシマノのHGフリーしかラインナップにないんですよ。

しかも、フリーボディだけを交換…ができない構造w

ロードじゃ考えられないですよね。

 

そうなんです。

私がProcaliber9.5で使うDeoreは12速仕様、スプロケはマイクロスプライン規格。

手持ちのスプロケがハマらないんですよw

 

BontragerのXR2 Team Issue TLRの29インチは、タイヤ一本で公表値630gもあります。

そのタイヤやスプロケを外した純正アッセンブルのホイールを持つと、重い。

タイヤをセットした手組ホイールよりも重いw

むちゃくちゃ軽いじゃないすか!この手組ホイール!

って感動したとこまでは良かったんですけれど、スプロケがハマらん事にその後すぐに気付き、店長は顔が真っ青。

 

私は「お店で買ったMTBなので、仕様を把握してないあなたが悪い!組み直してもらおう!」

なんていうのは簡単です。

でも、今まで店長には無理な注文も聞いてもらったり、ご厚意で工賃発生するようなちょっとした調整やら修理も無料でやってくれたりもしてくださったんですよ。

そういうのを即座に思い出して、全くそんな事を言えなかった。

 

当日は、23日にフィールド走りにいくので純正ホイールに戻してください。

手組ホイールが使えるように考えます。

と言ってお店を後にしました。

店長から提案もあったんですけれど、Deoreの11速に組み替える案でした。

ティアグラグレードしかシマノにも在庫がないみたいで、シフトレバーとスプロケとディレイラー3点セットでも22000円と安いのはありがたいですけれど、組んだばっかりのDeore M8100が無駄になるのは忍びない…

ちょっと考えさせてくださいと返事を返し、いろいろ調べるも…

こういうのが初めてなのと、2018年以降にロードを始めた人間として先に結論を書きますけれど「MIXコンポ」という発想自体がなかったw

 

それと、フリーボディを入れ替えたら(XDR)SRAMコンポは使えるんだよな。

という発想しかなかったんですよね。

機械式のGX Eagleを使うと、3点セットで入れ替えても9万円くらい?でいけそう。

手組ホイールを使う為に、11速のシマノ製コンポを買って入れるよりかは出費が大いに増えるけれど先々を見越してこちらの方が前向きではないだろうか…と考えて、店長にそれを相談。

 

この時にフリーボディだけを入れ替える事ができない事が発覚。

MTBをあまりやらない店舗で、シマノHGフリーを持ったハブ余っても店長困るだろうなぁ…

という思いはあって、それでも手組ホイールを使いたいからSRAMで組む方が良いだろう…と、考えたんですけれど…

 

SRAMのMTBコンポグレード構成など、知らない事の方が多いんですよ。

全然初心者なので。

そういう結論に達するも、幸運にもSRAMコンポの在庫が即座に代理店には無かったというタイミングも良かったんです。

 

どうせ9万円も出すんだったら、どこか一品だけでもエキストラコスト払ってさらに効率よく使える部品ないかな?

と調べ出したのがきっかけです。

調べているうちに、モデルチェンジして現行のXX1とかXXEagleの情報もちらほらと見かけますが、こんなハイエンドは要らんw

とにかく数走りたい。

コンポに大金使わずに、機械式でもう少し軽くできないだろうか?というのが発想の元です。

ホイール組み替える前に、FOXのフォークへ交換した事でペダルやボトルケージなど込みで11.05kgまで軽くなってたってのも、欲が出た理由です。

X01というつい最近まで現行モデルだったコンポが機械式があるみたい。

クランクセットなど、ちょっと良い値段していて高いけれどクランクセットひとつで400g以上(今の構成からです)軽量化になるのは凄いな!とか、出費は痛いけれどMTBのコンポも面白いなぁ!という事でどんどん興味を持ち、昼休みなどにスマホとかでむちゃくちゃ調べているうちに出会ったんですよ。

 

シマノHGにSRAMが対応した12速スプロケがあるという事実に。

 

え、これ良いんじゃない!?

トップギアは10Tではなく11Tになっちゃいますけど、フィールド走るんだったらトップ側の伸びはあんまり関係ない。

むしろロー側のギアが大事。

今はDeoreの10-51を組んでますけれど、SRAMのソレは11-50T

ロー側が歯数1丁しか変わらないのは、そんなに酷くないどころか別に良いんではないだろうか?

 

TNiのハブを店長が買い直さなくても良いし、後々SRAMへコンポを組み替える事になったとしてもスプロケも無駄にならない。

問題はシマノ12速コンポーネントでSRAM12速スプロケで問題なく変速できるかどうかという問題。

 

これについてググると、SLXですけれどSLX M7100でSRAMスプロケ使って運用されてる方のブログに到達しました。

変速はまるっきり純正構成よりかは、ちょっとぐずるギアが出てくるみたいですが問題なく走れるみたいです。

そのような事をMTBグループLINEでも聞いてみると、実際にやっておられる方がいらっしゃって、その方はSRAMコンポでシマノスプロケを使って走っておられる方でしたけれど、その構成でレースで優勝されてたりします!!

という事は、わたし程度なんかは問題なく走れるっていう事実です。

 

また、Twitterの方でそういうMIXコンポとか詳しそうなフォロワーの方に質問すると

「SLX12速とDeore12速は、12速スプロケだったら問題なく動きますよ」

要約すると、こういう結論を教えてくださいました。

つまり!

SLXでSRAMスプロケ使って問題なく走れてる事例があるなら、DeoreでSRAMスプロケでも調整はシビアだろうけれど、問題なく走れる(はず)。

と教えてくださったんですよ!

背中を押してくださったんですよ!

 

店長に伝えて、シマノHGフリーボディに使えるSRAM12速スプロケを手配してもらいました。

失敗は成功の母。

万が一、上手くいかなかったとしてもSRAMのスプロケだったら先々で無駄になりません。

いつ使えるかわかりませんけどw

 

とにかく、組んだばかりのDeore M8100のディレイラーが無駄にならなくて良かったです。

SRAMスプロケで上手くいかなかったとしても、シマノHGフリーに使えるサードパーティ製品の12速スプロケで、XTなら変速もばっちり決まる(純正ほどではないにしろ、確実に動く)という情報も後から入手しまして、今回のケースが上手くいかなかったとしてもサードパーティ製品のスプロケを買えば、今の構成のままでも手組の後輪が使える算段がついたのは大きな前進でした。

 

まずは、SRAMスプロケで上手くいきますように…!

 

チェーンを何にするかですね。

シマノ製の12速チェーンでいけるみたいなお話しも耳にしたので、チェーンも今のままでいけそうです。

とりあえずは、試してみないとですね。

知ってる人からすればアレですけれど、全く無知なので人柱上等!で特攻しますw

ここ数年、異常に忙しくて…

なんだかのんびりと楽しむ。

 

こんな基本的な事を忘れてしまっている気がします。

何かに急かされて…という言葉の意味そのままではないにしても、そうやって「とにかく走らなきゃ!」「とにかくライドに行きたい!」という気持ちが勝ってしまって、先日はチューブレスの空気圧トラブルにおいて「根本的なところ」を見落としていた事に気付きました。

普通ならもっと早く気付いていたと思うんですよね。

こんな状態になるまで気付けなかった。

また、偶然が重なって応急処置で問題がおこらなくなってしまったw

という運が良いのか悪いのかw

という現象もあって、気付けるのが遅くなっちゃった。

 

今週末は、土曜日は残念ながら雨予報ですけれど。

珍しく週休二日が取れそうなんです。

この機会に、ちょっとのんびりとしようと思います。

フォーク交換などで整備していただいた時に、リアディレイラーをDEORE M6100からDEORE M8100(XT)へ変更していただきました。

ティアグラグレードからアルテグラグレードへ変更。

その際に、期待しすぎていたせいか…なんかちょっとイマイチ…って感じだったんですよ。

 

そして、先週フィールドまで自走可能か試走した時に原因が判明。

シフトワイヤー初期伸びが発生しておりましたw

ティアグラグレードのRDのままで良かったのかも知れんな…って、一瞬思いましたがXTのように確実に変わる…のはそれほど差がなくとも、トルク掛けた時の動きは明らかに違います。

ワイヤーが伸びていてもw

 

気付けたのは、国道308号線に迷い込んだおかげですw

 

その後、ワイヤー調整していただいてからは結構良い変速のフィーリングになりました。

某所フィールドで激坂に揉まれながら走っている時に変速すると、ゲージが長い故のレスポンスはあるにせよ

頼もしくギアが変わっていました。

そのおかげで変なストレスを感じる事無く走れたのはとても良かったです。

 

フォークを交換した事によって、純正とハブ幅が10㎜変わっちゃうので前輪も変更。

その為、6ボルト式だったローターが使えなくなり、センターロック式のEKARローターへ変更。

グラベルロード用のローターだけど、負荷の高い走りをするMTBで使えるんだろうか?

ちょっと心配ではありましたが、MTBは主に後輪側からブレーキ掛けたりする場面が多くあります。

前輪が怪しくなったらちょっと休憩がてら冷えるまで待っても良いかもしれないな。

なんて予想しながら走ったんですけど、EKARローターは全く大丈夫だった。

 

ロードの比にならないくらい負荷掛けて走りました。

某所が初心者向けって聞いていた為に、ある程度は想像していましたけど

想像している以上に激坂が多く、フォークへ負担掛けないようにギャップ通過時は気を付けて。

それ以外では速度出し過ぎないようにブレーキを常に使っているような負荷で使用したんですけれど、異音など全くなし。

EKARローターはタフです。

MTB用に割り切ったローターを使うなら話しは別ですけど、ある程度の冷却性能などを期待してフローティング構造を持つローターを使いたいな…って考えるなら、EKARローターはアリです。

国内の正規価格は知らないんですけど、海外通販で買うと一枚4200円前後です。

アルテローターなどよりも安い。

異音など鳴らず安定して制動力を発揮していたのは、EKARローターはセンタースパイダーが6点でローターを支持しているっていう構造も関係あるかもです。

 

妻のドグマにも使っていますけれど、割と走ってもまぁまぁ減らないんですよね。

ブレーキキャリパーとブレーキパッドはシマノ、アルテグラ純正です。

最近のシマノ製パッドは減りが随分と遅くなって長持ちするようになっていますが、それも関係あるのかも知れません。

どちらにしても、高耐久なのは嬉しいですよね。

 

そして、最も走りが変わったのはフロントフォークですね。

完成車価格を抑える為に割り切ったアッセンブルだった純正フォークよりも、単体比較で1kg近く軽くなるFOXのXC用Ultralight 100㎜のフォークは凄く良かったです。

前が軽いっていうのは、あらゆる場面で助かりました。

 

今度は、手組を依頼しているMTB用後輪が納品されます。

これを組むことによって、さらにどのように変わるのか。

今から楽しみです。