考えてみれば、どこか海外の某歌手のような大層な名前です。
といっても、何が4オクターブなのか分かりにくいですね。
そこで、
多少は分かりやすいかと思います。
「鍵穴のド」といわれる音があります。いわゆる真ん中のドです
国際式表記でC4(ヤマハ式だとC3)とも書きます。
この「鍵穴のド」を中心として上下に2オクターブづつ。これがおみちょりの声域です
♪~(高)オミチョリ、オミチョリ
~(低)おーみーちょーりーおーみーちょーりー
例のお得意の奴です。
高い方がC6(以下、国際式)、低い方がC2
どうですか!
実際に音だししてみると、いかに広い声域かわかるでしょう!
しかし、こんなおみちょりでも出しにくい音域があるんです。
C5~G5あたりの音です
下の楽譜で赤い帯で書いたエリアです。
このあたりの音程で発生しようとすると、単音ではなく二重音のようになってしまうんです。
いわば、モンゴルの伝統芸能『ホーミー』のような声。
個体のクセなのかもしれなませんが・・・
♪~ホーホケキョ(口笛)
これはとても時間がかかりました。
とくに最初の「ホ~ホ」の部分が、赤枠の中に入ってしまうので、とても言い出しにくい言葉だったようです。
その割にはすぐに忘れてしまって、再び覚えるまでに1年近くかかりました。
本人も嫌いだったみたいですね!
しかし、それよりも下や上であれば、かなり正確な音程が出せるんですよ。
そして、洋画に出てくるようなセクシーな女性が耳でささやくような、変に妖艶な響きになる音域もあるんです。
C4~G4(とくにG4近辺)あたりの音です
下の楽譜で青い帯で書いたエリアです。
最初にこれを発見した時には、大変驚きました。
(これはいけない!やめさせないと変態インコだ)
…
すぐに特訓してしまいました。
徹底的にG4(「鍵穴のド」のすぐ右のソ)で
♪~いーんーちょーー、いーんーちょーー、
この辺の音がいちばん官能的に出ます

当時まだ禁酒していなかった私は、缶チューハイをチビチビやりながら、こんな声をきいて疲れを一気に吹っ飛ばしていたものです。
ただ、この辺の音程も、仕込まれる本人はあまり好きではないようで、通常しゃべる言葉は、もっと高い音や低い音のものが中心でした。
◆
以前、あるショップの店員さんからこんな風に言われたことがあります。
「高い声の方がよく覚えるよ、女性とか子供の声位の」
忘れていましたが、うちのに限って言えば、そんなことはあまりありませんでした。
一方、先ほどの苦手な音程の部分が覚えにくかったのはご案内の通りです。
◆
「インコのおしゃべりを聞くと、飼い主が男性か女性かわかる」
これも妻に以前言われたことがありました。
最初のうちは、わざと上の音符のようにようにめちゃくちゃ高い声とめちゃくちゃ低い声で言葉を教えるようにしていたのですが、すぐに私にとって普通の音域の言葉もたくさん覚え始めました。
この「ありがと!」は、C3~G3の範囲、通常の一般的な女性の声域よりも半分~1オクターブ下の音程です。
この辺を聞くと(ああ、飼い主は男性だな)とは容易に想像がつきます。
◆
そして、気がつくと、勝手に
【原 典】おーみーちょーりー
↓
【変則1】おーみーちょーりーちょーりー
【変則2】おーみーちーりー
【変則3】みーちょーりー
【変則4】みーみーちょーりー
【変則5】みーみーちょーりーちょーりー
のように、自ら言葉を変えて発音したりするんです。
これは他の家のインコでもしばしばあることではないでしょうか。
この地鳴りのようなC2の低い声は気に入っていたようで、頻繁に何かしら唸っていました。
また、何となく雰囲気で、日本語でもフランス語でも、何語でもないんだけど何となく日本語のような「ぺちゃくちゃしたつぶやき」をツイートするんです。
上の動画でも、途中聞き取りにくい所がありますが、これは聞き取りにくいのではなくてインコが勝手に新言語を創作して発音しているので、日本人にはわからないだけです。
◆
♪~(高)オミチョリ、オミチョリ
~(低)おーみーちょーりーおーみーちょーりー
今でも、スクーターや車に一人で乗っているときに、おみちょりを思い出しながら、彼のおしゃべりのような声をわざと出してみたりすることもあります。
ほんのり、ほろっとした気分になります。
そう、この無理やりな4オクターブは、もとは私が聞かせて教えたものなんです。
でも今になってみると、思い出のスイッチにもなったんですね。






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が落ちていました。





















