◆「3ヵ月前~天命?」3 珍しい商品紹介 | ぽや♪すみ(旧「おみちょり♪通信/おみ♪てお」)
六七日も淡々と経過しました。
ヒヤシンス、がんばったな!お疲れ!

前回の霊視の話はインパクトが強かったようで、たくさんの「いいね」をいただきました。
かわって今回は非常に珍しいものを紹介したいと思います。今回ご紹介するのは、

『鳥用フライトスーツ』

です。
こういうものは初めてごらんになる方も多いのではないでしょうか。

先ずは概略から。
公式HPからでも購入できますが、私はアマゾンから購入しました。
注文を受けてからハンドメイドで製作するので、2週間くらいかかります。

いきなり何を持ち出して、急に今度はネットショップの回し者か?とお思いかもしれません。

ところで、このスーツの用途は2つあります。

 ①放鳥中のフンを回収する(マナーベルト)
 ②庭など屋外用の散歩ひも(ハーネス)

「えっ」と驚かれた方もいたかもしれません。
何より発見した私が驚きました。

じつは、このグッズを私が購入したのは、おみちょりがいなくなった後なんです。
しかしあまりに商品の趣旨のインパクトに驚いて、いなくなった後なのに買ってしまいました。
おみちょり、お前もびっくりしただろう!俺も驚いたよ・・・

まぁ何となく、まだ日も浅かったので、
おみちょりもまだそばにいて、グッズの存在が分かるのでは、とかもチラッと思って・・・

亡くなって直後は、当然ながら後悔の念などが強く、あれしておけばよかった、これしておけばよかったなどいろいろなことが頭をよぎります。

その中で、ふとネット検索をしていて偶然見つけたのがこれです。
これを見ていると、あの、1月の「アクシデント」の「前日」のことが思い出されます。

思えば私は、自分がかわいがって常に身近に感じていたいからというのもありましたが、インコがあまりケージに拘束されるのもかわいそうだと思い、なるべく出していました。
テオがくる前など、ほぼ一日中放鳥だったりしたことも恥ずかしながら少なからずありました。
一人で起居していると、それでも何の問題もなかったりします。

そのうち、庭にメジロやスズメが来たり、ツバメが玄関に巣を作ったりするようになってきました。
ひよっこの頃のおみちょりは、リビングの窓際に置いたケージからボーっと外の世界をのぞいていることが多かったような気もしていました。

そんなおみちょりを見ていて、インコだけが屋根の下ばかりで、青空の下に出られないのは気の毒だ、などと少し考えるようにもなったりしました。
(まぁその辺の実態はインコ本人にしか分かりませんが)

しかし「インコ 青空」「インコ 屋外 放鳥」などと検索しても、ケージを外に出して日光浴させましょうとか、(室内の)放鳥や日光浴はインコの健康に良い、などという無難な記事ばかり出てきます。

たしかにインコは犬(犬のノーリードも問題ですが)と違って、フリーで外に出して飛んでいってしまったらもう終わりです。

あの「アクシデント」の「前日」のことなど、奇跡中の奇跡だったんですね!

このフライトスーツを活用できれば、短時間・短距離限定かと思いますが、鳥を肩に乗せたまま
庭やその辺を軽く散歩することができそうです。

「こういうものがあれば使ってみたかったのに」

ずっと考えていたような一品でした。
そうすればインコもより開放感を感じることができるかもと。
(まぁその辺の実態はインコ本人にしか分かりませんが)

もうインコもいないのに、気がつけばポチッとな

みると、オカメインコとかヨウムなどの中型~大型のインコでよく行われているようで、
セキセイとかコザクラ・ボタンなどの小型ではあまり行われていないようでした。

どうも、これはヒナとか幼鳥の間になじませておかないと、成鳥になってからではいやがられることも多いようでした。
セキセイインコが違和感を感じてコロコロころがって「インコロガリ」状態(それはそれでかわいらしかったんですが)になっているやや気の毒な動画もありました。

ということは、おみちょりも、お迎えして日が浅いころにフラにイトスーツになじませておけば別ですが、そうでないとなかなか言うことを聞いてくれなかったのかな?
でも毎朝の強引な?!体重測定で、今までも少々のことには動じないおみちょりだったら大丈夫だったかな?

そんなインコを検索していたら、ある単語が目に付きました。
「手乗り崩れ」
です。
指とか手の甲は大丈夫なのに、手のひらがダメですぐ肩に行ってしまう。
おみちょりはまさにそう、典型的な「手乗り崩れ」だったんですね。
でも分身のようにかわいくて、自分的には肩に乗ったおみちょりとは強い絆を感じていました。

そんなおみちょりを偲びながら、装着ごっこをしてみたいと思います。

犬で言うマナーベルト(おむつ)的な役割も果たすので、スーツ下のふくらんだ部分の内部にはフンを回収するための丸めたティッシュとか角コットンなどを入れておく作りになっています。
放鳥後は、このティッシュだけ捨てれば部屋もスーツも清潔に保てるとのことです。

モデルは、玄関においてあった、300均のア○ラックです。

まず首からこんな風にかけます。

左側と背中を止めてしまいます。
首の部分のマジックテープは両面ともメス(柔らかい方)で、胴体のほうが左右ともオス(ザラザラしているほう)です。

もちろん、左の羽と脚は側方の窓から出ていなければなりません。
引き続き、右側も止めます。

胴の締め付け具合などはマジックテープの位置で調整します。
尻尾はこのように出ているはずです。

ちょうどしっぽの下のところに、丸めたティッシュとか角コットンが当たるようになっていますね。

おしりのところには、輪っかがつけられるようなループがあります。
このような部位にリードなどをつけて、自分の肩などに紐の反対側を固定しておければいいかなと思います。

ただ、単純なネックレスのような掛け方では(人間の側の)首抜けによるダツリの恐れがあり、安心できません。

また、紐に鳥がからんだりすると危険です。
一年前くらいですが、一度携帯用の首掛けストラップがインコにからんで危なかったことがあります。
急にジージー大声で鳴き出すのでなんだろうと思って見てみたら、紐が首に複雑に絡まっていました。
気がつかなかったら、一大事でした・・・

これで、完成です。
説明書はこのようになっています

やはり、根気よくなじませることが大事なようです。
また、製造者様としては、小型のインコについては屋外使用を推奨していませんのでその旨一言申し添えておきます。

これが使えれば、部屋の中で放鳥するときも、フンを拭いて回る必要もありません。
また、ちょっとした開放的なひなたぼっこに資するかもしれません。

そしてこのようなグッズがあるということを知っておくこと自体が案外日常の放鳥脱走事故を防げる一助になるのかもしれません

例の「前日」の件を思い出しても、まさかと思ったわけですが、まさかインコが肩に乗って玄関から一緒に出てくるなんて想像もしないわけです。
逆に、このようなグッズがあることで、飼い主側が(「放鳥」or「肩」=「フライトスーツ」)と意識する習慣が身につけば、放鳥時の安全に役立つかもしれません。

このようなちょっとした思考の習慣が、万一の事故~逃げてしまったり、あるいは踏んだり押しつぶしてしまったり扉で挟んでしまったり、などに典型的ですが~に対する抑止につながるともいえます。

もし挿し餌後半・一人エサ直後とか換羽前の若鳥で慣れている子をお飼いの方がいらしたら
早いうちからケージ内にぶら下げるなど充分なじませた上で、トライされてみてはいかがでしょうか?
(もちろん無理や負担になることは慎むべきです)

私も、もし将来、機会があったら、ぜひフライトスーツにチャレンジしてみたいと思います。
そして、無理やりではなく自主的に手になじむように根気よく、当初からカワイイカワイイばかりでなく慎重に自制して飼育できればと思います。