働き方改革と子どもの学びの機会損失 | Radiant with happiness☆彡

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日々の徒然ブログ、子育て・気になった事など気ままに書いてます♪

国の方針で2023年度から3年間かけて

「公立中学校」の「休日」のにおける

「運動部」の部活動を段階的に

地域移行しようとしています。


これは少子化の中で

部活動が成り立たなくなっている

とある地域と学校の取り組みで

上手くいった事例を元に

国が安易に決めた方針です。

※安易な考えで進んだ方針だと

個人的に思っています。



結局、この方針によって何が起こっているか。


中学校の実態は下記の通り。


我が子の学校で

教職員の働き方改革のために

来年度から部活動の活動時間が短くなる

と言う話が子供からありました。


今年度から開始された事

→部活動への入部は任意とする。


来年度の予定

→部活動の活動時間終了時刻を

一律16:45までとする。



働き方改革の為に教職員の働く時間の

調整は動いているのですが

部活動の地域移行の部分

本当に何も提示がないのです。


我が子の中学校

部活動の地域移行への取り組み

何をやっているのか

全く知りません。


なのに伝わってくるのは

部活動が無くなっていく為の

内容しか情報が伝わってこない。


部活動の活動終了時刻が16:45

6時間授業の終了して

学校活動終わるのは15:50


今まで年間の中で1番部活動の

終了時刻が早かった時間で17:00

長かった時間で18:00


1番早く終わっていた時よりも更に早い。

そして活動時間は1時間もない。

1時間もない活動時間で何が出来るの?


準備片付けしたら

もはや活動なんてしていないに等しい。


見た目だけの活動時間。


もうこれは事実上の部活動廃部


ハッキリ廃部って言わない

廃部であるように見せない

廃部にした訳じゃない

ってしたいだけ。


そうにしか見えない。



地域移行するなんて

建前で言っているし

自治体のHP等見ても

対策委員会立ち上げて

協議進めます

なんて載っているけど


伝わってくるのは

部活動が無くなるという実態しかない。

その代わりも用意されず

廃部して活動終了する事が目に見えて分かる。


そして子どもたちの

学びの機会が失われていく実態しかない。



今、学校の教職員の働き方というのは

非常に過酷で働き方改革が

急務なことも理解はできます。


ただ、働き方改革を優先することによって、

子供たちの学びの機会損失に

なってはならないと思っています。


今年度から既に我が子の中学校では

部活動の加入が任意制になり

自治体の教育委員会の方針として

部活を地域のクラブチームに

活動の拠点を移行させるという方針が

ある事は分かっています。


ただ実態として

その方針のもとに中学校の体制を

変える事は良いのですが

そもそも対応の順番が

間違っているのではないかと思っています。


なぜなら

地域のクラブチームに移行するという

方針はあるにせよ

実際それが実態として目に見えて分かる形で

実行されていないからです。


クラブチームに移行するのであるならば

部活がどのように変わるかという事

きっちり体制がどうなっていくがという事を

きちんと学校の体制の変更と共に

提示されるべきです。


各部活がそれぞれどうなるかを

きっちり引き継ぎ先をまずは見つけること

そして引き継いでいく体制が整ってから

初めて中学校の体制を変えるというのが

本来の順番ではないかと私は感じます。



ところが中学校の体制を変えることから

始めてしまい

部活動の形が変わらなければならないのに

引き継ぎ先がない。

クラブチームがない地域移行に繋がらない。


これでは、これまで子供たちが

部活動の中で活動してきた

学びの機会の場の損失でしかない。


まずは、子供たちの学びの機会である

部活動の活動の場を

地域移行するのであるならば

まずはその受け皿をきっちりと体制を作って

子供たちの学びの機会の担保をしてから

中学校の中の働き方の体制を変える

というのがあるべき形じゃないのかな

と私は感じます。


先に中学校の体制を変えてしまっては

子供たちの学びの場失われるだけです。

失ってから体制を作ろうと思っても

それは逆に非常に大変な力を要します。


国の方針や教育委員会の方針がある事は

重々理解します。

もちろんその方針にある程度の期限を

つけてやっていかなければ

物事が進まないことも理解します。


物事と言うのはそういうものだと思うので

それはそれだと思います。

ただそこに

子供たちが

犠牲になるようなこと

があってはならないと思っています。



そしてこれまで部活動で得られていた

様々なメリットがあるはずです。

今の日本の社会環境の中で

家庭が担える子供たちの学びの機会の提供

と言うのは非常に各家庭差があると思います。


そこに委ねるのかと言うところも

非常に見ておくべき視点だと思っています。


クラブチームへの移行は構いません。

ただその拠点が子供たちが通う学校の施設の中で、学校活動が終わってから

そのままできるのであれば

部活動と遜色ないかと思います。


ただクラブチームというのは

いろんなところで拠点を持って

活動しているところも多いですし

必ずしも子供たちが通う学校の

同じ施設でできるとも限らないともなれば

活動時間と移動時間の兼ね合い

それらのサポート

それを全て各家庭が補うとなった時

果たしてそれがどの家庭も実現できるのか

という新たな課題はあると思います。


あくまで中学校は義務教育です。

義務教育で担ってきたものを

地域移行するとなった時に

そこに各家庭の任意によって

補われるとするのであれば

教育格差が生まれると思います。


本当にそれで良いのでしょうか。


将来を担う子どもたちへ

こんなマイナス要素を押し付けていいのか。


これは必ず禍根を残しますよ。

そう感じざるを得ません。