今朝の朝さんぽ
ここの所、早朝の天気が良くない。今朝も霞んでいたが、晴れ間がさしてきたので、ゴミ出しも兼ねて、出かけた。ご近所の方も、今年は1ヶ月季節が早いようだと言っていた。2月では考えられないけれど、ダウンジャケットも要らないぐらいの陽気だ。
萌木のお庭では、スノードロップも賑やかに顔を出していた。
(とは言え、寒さに警戒しているのか、背は低いスノードロップ)
味噌作りワークショップ
今日は清里から300m以上標高を下がり、ムスビテさん主催の「甲州味噌作りワークショップ」に参加した。冬のイベントで、八ヶ岳界隈では、味噌作りワークショップがあちこちで開催されている。
少し南下しただけで、春の陽気を感じた。
(ムスビテさんのお庭?畑?から望む富士山。下まで来ると大きく見える)
(鶏さんもあったかい日差しの中でお散歩中)
甲州味噌づくりの過程
その昔、京都の自宅で味噌づくりをした事がある。出来上がりも美味しかったのだが、準備と労力の大変さに挫けてしまい、それ以来、自力で作るのを断念している。ここ3年ぐらいは、味噌作りのイベントも影を潜めていたが、昨年から活発な気がする。せっかく八ヶ岳にいるのなら、こちら地元の味噌を作ってみたい、と言うことで、今年も参加することにした。
甲州味噌の特徴は、米麹と麦麹を半々使うことだそうだ。大豆:麹:塩の割合は、1:1:0.5である。ワークショップでは、全体で約12 kgを作った。うち1kgから、自宅用に持ち帰れる。いや、もうそれで十分である。
(1)まずは、米麹と麦麹をほぐして、金だらいの中で混ぜ混ぜする。麹のいい香りが立ち上る。
(2)その後に塩を投入して、混ぜ混ぜした後は、茹でて潰した大豆を入れて、混ぜていく。この過程を自宅でやると大変だったのだが、ここでは、すでに茹でて置いてもらった大豆を、ひき肉を作るミンサーを使って、潰していく。
ああ、何て便利。
大豆は一晩つけて、作り出す時間から逆算する。親指と小指でつまんで軽くつぶれるぐらいの硬さが良いそうだ。
(モンブランみたい、パスタだ、とか盛り上がりながら、粗熱をとって60℃以下になったら、たらいに投入)
(3)ひたすら、皆でコネコネする。茹で汁を投入して、結構なゆるさにする。水分があることで、菌が入りにくく、成功率が上がるとの事。昨年の「カラフル味噌」が脳裏をよぎる。今年こそ、大丈夫に違いない!
(味噌玉を作って、空気を抜くようにパーンと容器へ投げ入れる。結構楽しい)
(4)仕上げ。容器に入れて、ヘラで平らにして、空気を抜く。容器のへり周辺の味噌は、焼酎(35度以上)で拭き取る。そして最後に「塩ぶた」をする。今晩、味噌の粗熱が取れたら、ラップで表面を密封する。夏まで、風通しの良い、直射日光の当たらない所で保管する(夏は冷蔵庫保管がいいそうだ)。食べ頃は、来年の今ぐらいの時期。楽しみである。
(反省点は容器のサイズ。やはり丸型で大きめサイズが保管もしやすい)
農ある暮らし
作業の後は、皆で食卓を囲んでお昼ご飯。かまどで炊いたご飯が美味しくて、3杯食べる。参加者それぞれが、農ある暮らしをしていて、充実感に溢れていた。今年はせめて葉物だけでも育てたい。自然と森とアートと共に暮らすのは、憧れの生活であり、夢である。
(縁側、畳、そこからの眺めが良い。そして美味しいご飯があって幸せ)
森との暮らし
八ヶ岳・清里の暮らしをふと展望する。来月までは、個展のことで頭がいっぱいだが、それが終われば、今後の暮らしについて、考えていく局面になる。
個展では、文字通り「Retreat(リトリート)」時代に撮影した作品群が並ぶ。個展でまとめる頃には、次のステージが待っている。それは、作品のサイクルであり、人生のサイクルでもあるような気がする。
暮らしも生き方も次のステージへ。
そんな事を夕暮れ迫る八ヶ岳を眺めながら、つらつら思い描いてみる。
今日の所は、この辺で。
*「カラフル味噌」が気になる方へ。
閲覧注意ですが、昨年はこんな事に、、、。(結果、とても美味しい味噌が出来ました。めでたし、めでたし。)