ポストマンシューズ オールソール交換とその他の修理 | rad-kensworks

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起業20年の靴修理人のブログです。

ワークブーツのシーズンもそろそろ終わり、通常のビジネスシューズが増えてきました。

 

ビジネスシューズってくくりも広くなり、ワークブーツのメーカーから出ているビジネスタイプ、いわゆるポストマンタイプやオックスフォードタイプも増えています。

 

 

レッドウイング、ダナーなどワークブーツのクオリティをそのままにビジネスにも使える短靴としてリリースしています。

 

一方スニーカータイプのビジネスシューズもけっこう増えています。

 

ソールも柔らかく確かに歩きやすいようですね。

ビジネスって昔風に言うと闘うってイメージが店主にはあって、やはり歩きやすい薄い靴より重厚感のある靴の方が戦いに行くって風な感覚が持てるような.....典型的な昭和のおじさんです。 

 

もう流行ではないですがそんな気概も必要なんじゃないかと思って店主は今日もカントリーブーツを磨いて店頭に立ちます。

 

ポストマンといえばレッドウイングが圧倒的ですがダナーもしっかり出しています。

レッドウイングよりソールの素材が柔らかめなので磨り減りも激しいです。

今回はちょっと硬めのビブラムソール#4014で交換しました。

 

4014ソールはスポンジソールですがラバーも練り込んでいるので密度もあり磨り減りにくくなっています。

ポストマン特有のつま先の反り上がりも木型を使って修正していますのでピンと甲が伸びています。

ミッドソール、インナーのクッションコルクも交換して仕上げていますのでまたしばらくはご使用いただけると思います。

 

そしてこちらはレッドウイングのポストマン。

こちらはトップソールのみ純正ソールで交換しています。

ソールと一緒に腰裏の修理もいたしました。

以前他のショップで修理されたそうですが薄く柔らかい革を裏使いで修理されていますので数シーズンでボロボロ....

薄い革なら接着も楽で綺麗に貼れますが強度はないのは当たり前です。

しっかりと芯のある革を使い、端のみ若干薄く漉いて接着、縫製しています。これならしばらくはお使いいただけると思います。