どこの世界にも
自分のわずかばかりの知識や技術をひけらかして
イキっているヤツ・・・、
北斗の拳で言う「アミバ」みたいなヤツがいるもんだ。
俺が骨折治療の一環で通っていた
近所の接骨院のスタッフにもそんなヤツがいる。
最初の頃から
病院でのリハビリも並行してやっていて
怪我の影響か手術の後遺症か、神経の麻痺が残っている…
なんてことを伝えながら施術を受けていたんだけど
「病院では手首を動かすリハビリしてるんですか？
僕の感覚では患部を直接動かすなんて論外ですね～！」
とか、あたかも自分の方が病院のリハビリよりも上だ！
と言わんばかりのめんどくさいヤツだけど
とりあえず、少しでも怪我の回復を早めたいという一心で
我慢してそいつの施術を受けていた。
その甲斐あってか、手術後3ヶ月くらいで
手のしびれはほとんど無くなってきて
手首の可動範囲にまだまだ制約はあるものの
なんとか通常の生活が出来るレベルには
回復してきていたんだ。
ところがある日から、
このイキったアミバ野郎は
「患部を直接動かすなんて論外ですね～！」
とか言ってたくせに
俺の手首をグリングリン動かすようになったんだ…。
かなり痛みはあったけど、
施術後に痛みが残る事は無かったし
少しずつではあったけど手首の可動範囲も
広がってきた感はあったので黙って施術を受け続けた…。
しかし、ついにその時が来たんだ！
・・・と言わんばかりに
アミバ野郎は俺の手首の可動範囲を一気に広げようと
手首の関節を一気に曲げてきたんだ！
俺がイテェ～！
と言っても、こいつはやめるどころか
更に体重をかけて手首を押し込んでくる！！
その瞬間、バキッ！！と手首に衝撃が走って
その後からは手がしびれて
普通に動かすことも困難になった…。
ところが、そんな俺を見てもアミバ野郎は
もっと手首の可動範囲が広がるように
ストレッチ追い込まないとダメですよ～
と言い放ったんだ…。
その日はすぐに痛みも引くだろうと思って帰宅したけど
一週間経ってもしびれはおさまらず
普通に箸を持って食事することも困難な状況だ…。
くそっ！アミバ野郎め！
これじゃ2ヶ月前に逆戻りじゃねぇ～か！
もう2度と行かね～ぞ、あんなクソ接骨院！
で、今日病院に行って
主治医とリハビリ担当に診てもらったら
「神経の知識が無い人にやられちゃったんですね～…、
せっかく良くなってきてたのに～…。
ヨソでやることなんか無いから
ウチでちゃんとリハビリやってくださいね～」
だって…(^^;
うぅ～～ん、まさに後悔先に立たず…。
世紀末の頃なら
俺を助けてくれるトキが現れたかもしれないが…
しかし今はもう21世紀…。
トキは病に倒れ
忌まわしいアミバ野郎だけが残った…。
クソムカつくが悔いても怪我は治らない…。
また地道にリハビリを続けるとしよう…。
しかし、榛名の開幕戦に間に合うかな？
なんとかGAG祭り2023に乗り遅れないようにしないと…。