”racerKAZU的CBR125用タイヤの評価” 続編 | KAZUの言葉 ブログ版

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2年ほど前に公開して結構反響があった

「racerKAZU的CBR125用タイヤの評価」のネタ。

 

今回は俺が2年前に苦労してたどり着いたスーパースポーツバイク用

フロントタイヤをCBR125用のリアタイヤとして使うという

邪道の極みとも言える(笑)タイヤチョイスについて

もう少しバリエーションを増やしてみたので続編を書いてみます。

 

2年前にインプレを公開したタイヤは

ダンロップ製 SPORTMAX GP Unbeaten-03 と

ブリヂストン製 R10 の2種類でしたが

今回はこれに加えて

ピレリ製 DIABLO SUPERCORSA SC V2 と

ミシュラン製 POWER CUP EVO 

も試してみたので、インプレ書いてみます。

 

ピレリ DIABLO SUPERCORSA SC V2

F:120/70ZR17 M/C (58W) (外径:???mm)

このタイヤもコンパウンドが2種類設定されていて

SC1:低温用 SC2:高温用 となっています。

とりあえず季節違いで2種類両方とも試してみましたが

どちらもとてもいい感じ♪

ダンロップと比べるとタイヤ全体の剛性が低いせいか

路面をしなやかにとらえてくれる感じがGood!

だからと言ってパワーが食われて転がらなかったり

ギャップ通過時などにタイヤが動きすぎるわけでもなく

安心して攻めていける!

この挙動のしなやかさで、俺的にはダンロップよりもやや上かな!?

 

ミシュラン POWER CUP EVO

F:120/70ZR17 M/C (58W) (外径:600mm)

このタイヤにはコンパウンド違いの設定はありませんが

現行のMotoGPオフィシャルタイヤサプライヤーのミシュランは

きっと素晴らしい性能に決まってる!

で、ワクワクしながら走ってみるとピレリに対してタイヤの剛性が高く

「あれ?なんかこのタイヤ硬い?グリップするのかな??」

という感覚を覚えたものの、

攻め込んでいっても全く滑る気配なし!

更にタイヤが横にはねるようなギャップを通過しても

一瞬でグリップを回復して失速せずに前に進んでくれる。

そして、何よ好感触だったのがフルバンク付近の旋回力!

すごいんだよ、このタイヤ、バイクを倒すと

リアからぐいぐい旋回してくれる!

さすが、ミシュラン!

俺的にはダンロップ、ピレリに対して1ランク上だな!

 

 

こんな感じで、現時点で俺の中のCBR125用ベストタイヤは

フロント : ブリヂストン BT39SS 100/80-17M/C 52S

リア : ミシュラン POWER CUP EVO 120/70ZR17 M/C 58W

となりました!

 

これまでに試した、スーパースポーツバイク用フロントタイヤはどれも

俺がカートコースを走る程度の使用環境において

絶対的なグリップ力は全く問題なし!

滑ることがあるにはあるけど、バイアスタイヤのように

一瞬でグリップが破綻するような滑り方はしないから

十分コントロールできる感じ。

 

以前、フロントタイヤについてはBS製のバイアスタイヤ

BT39SS以外の選択肢は考えられないと言ったし

今でもそう思っているけど、そのBT39SSをもってしても

リアがこれだけ良くなってくると、

さすがにフロントが弱い印象が否めなくなります。

ハイスピードのコーナリング中にフロントが切れ込んだり

リアの強力なトラクションでプッシングアンダーな傾向が出てきます。

 

とは言え、他に有力なフロントタイヤが存在しないから

BT39SSのパフォーマンスを最大限発揮できるような

車体のセッティングが肝になってくるわけなのですが

今回試したミシュランタイヤはその形状の影響なのか旋回力が高く

リア下がりの姿勢でもリアタイヤ主体で旋回できるので

フロント荷重を上げすぎずに旋回速度を上げられる可能性があるため、

CBR125用リアタイヤとしては「アリ」なのです。

まぁ、これはリア荷重のままバイクを旋回させたいという

俺の好みによるところも大きいと思いますが…(^^;

 

ちなみに、今回桶川スポーツランドで

ダンロップ、ミシュラン、ピレリの3種類を試してみましたが

走行後のタイヤの表面はこんな感じでした。

(走行時間はそれぞれ違いますが…)

 

ダンロップ SPORTMAX GP Unbeaten-03

ピレリ DIABLO SUPERCORSA SC V2

 

ミシュラン POWER CUP EVO

 

どのタイヤもきれいに摩耗していて問題なし!

フルバンクしてもタイヤのエッジまで使い切ってるわけじゃないから

レース後半でのフルバンク状態でのグリップ低下に悩まされることもなさそう♪

 

とは言え、今回のインプレにも書いたように

それぞれのタイヤには明確なキャラクターの違いが確認できました。

たかがタイヤ、されどタイヤ。

このゴムの塊は実に奥が深い☆彡

 

ちなみに、今回紹介したタイヤはすべて

サーキット走行専用のタイヤになります。

俺みたいにこいつをCBRのリアタイヤに使おうなんて

マニアックな人はいないと思うけど(笑)

もし仮にこいつらを使う場合は

しっかりタイヤウォーマーで熱を入れてから走行してくださいね。

夏場で路面温度が高いような状況でも

タイヤに熱を入れない状況でコースインすると簡単に滑ります。

 

さーて、久々にいいタイヤ見つかったことだし

燃調もそこそこ決まってきたし

次はどんなマニアックな事してみようかな??(≧▽≦)