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夫の不倫が原因で離婚しました。こちらのブログは、不倫発覚から離婚までの経緯を書いたブログになります(未完です)。   

 

現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。    

 

第1R「不倫発覚。」

第2R「妻、動く。」

第3R「真実を知るために。」

第4R「妻、悩む。」

第5R「妻、また動く。」

第6R「偽りの人。」

第7R「2人が行き着く先は。」

第8R「最善の道を探して。」 ←今ここです

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 前回の記事はこちら





木曜日の夕方。


出張中の夫からメッセージが入りました。


"今から新幹線乗ります。20時半着の予定。オフィスに寄ってから帰宅するつもりです。"


20時半着??


夫が19時半着の新幹線を検索しているのはネット履歴から分かっていました。


これから乗るって言っているけど、実際は車内でメッセージを送ったに違いない。


毎日毎日嘘ばかり。疲れないのかしら。。。


今日は密会ではないでしょう。


昨日ジャイ子氏と仲直り密会をしたばかりだし、夕食は家で取る予定だからです。


ジャイ子氏の許しをもらったのか、夫の私に対する態度は通常モードに戻りました。


勝手に不機嫌になって、勝手に優しくなったり、、なんだか理不尽な思いでいっぱいになります。


私からの電話に出る貴方が悪いんじゃないの
不倫相手が隣に座っているのに

私に当たるのはお門違いです


喉まで出かかりますが、グッとこらえます。


ここまで夫を泳がせてきたのに、こんなところでヘマはできません。


密会ではないとなると、たぶんいつものCDショップ巡りでしょう。


仕事終了時間を数時間サバ読んで、自由時間を過ごし、残業で疲れた顔を装い帰宅する夫。


夕食を用意したくないからなのか、私より早く仕事が終わるのがプライドが許さないのか、私より早く帰った試しがありません。


週7日間中、最低3日は中古CDショップでお宝探し。好きな時間を過ごして、帰宅後すぐに温かい料理にありつき、その後妻を付き合わせドラマかスポーツテレビ観戦し夜ふかし。


罪悪感とか感じたことないのかしら。。。私もフルタイムで働いているのに。。。しかも私の方が残業で遅いことも多い。


完全に私をなめてます。


なんだか悔しくて、夫のメッセージに普通に返す気になりません。


不貞証拠を取るためにこれまで我慢し続けてきた反動なのか、全てが終わった今は、細かいジャブを入れずにはいられなくなっている私。


夫を少し怖がらせることにしました。


19時半過ぎ。


新幹線から下車したであろうタイミングを計ってメッセージを送ります。


"今、新幹線ですか?"


"表向き"はまだ乗車中の時間。


夫、ドキッとしたかなー。


20時半着って知らせたのに、
なんでらぶか聞いてくるの??

まさか嘘がバレてる??

俺、考えすぎかな。。。

(夫の心の声 妄想ed by らぶか)



"表向き"オフィスに寄ると言っていたので、帰宅するのは21時半くらいだろう。


夕食の準備を終えました。


私の問いに対し夫から返事はありません。未読のままです。


夫の帰宅までまだ時間がある。


私は、とある作業を始めることにしました。


溜まっていたボイスレコーダーの音声データの聞き取り作業です。


離婚カウンセラーのアドバイスに従い、ボイレコは宅内で常に作動させていました。


ダイニングテーブルにラップトップを置き、イヤホンを耳にセットし、音声を聞き始めます。


平日の日中は基本夫婦共に会社なので、誰もいない自宅の様子に変化はないはずなのですが、


ボイレコを使い始めてから、実はそうではなかったことを知りました。


夫が日中一時的に帰宅したり、有休を取ったりしていたことが分かったのです。


ジャイ子氏との密会が理由だったりもするのですが、日中会社を抜け出し、クリーニングに出したスーツをピックアップして家に置きに帰宅したということも何度も。


夜は密会やらCDショップ巡りやらで忙しい夫。雑用は日中に済ませているのです。


営業職で外出が多いことを利用する自由な行動っぷり。会社にバレたら問題じゃないか。。。機密書類を持ったまま帰宅するって。。。


雑用でちょっと帰宅しているだけなら大したことないじゃないかと思われるかもしれませんが、


日々の出来事はベラベラ私に話すのに、日中帰宅していたことは1度も話したことがないのってなんだか気持ちが悪いと思うのは私だけでしょうか。。。


正直、音声を聞き取る作業は、いろいろな事実を知ることとなり、精神的に負荷のかかる作業なのですが、


得た情報のなかには、離婚協議の条件や開始時期を検討する助けになるものもあります。


私の不在時には、夫はリビングでジャイ子氏と電話で話すこともあるので、今の彼らの親密さが把握できますし、


夫は今転職活動中なので、人材会社との会話も聞くことができます。推定年収の話も出ます。


そんなこんなで、今日も私は音声データを1つ1つ聞いては、保存したり削除したり、という作業を繰り返していました。


作業が軌道に乗り、没頭し始めたころでした。
 


ガチャ


ん?


ガチャガチャ


えっ


それは玄関の鍵を開ける音でした。

 
夫だ!



ダイニングテーブルの上は、ラップトップが開かれている状況。


ボールペンの形をしたボイスレコーダーはラップトップのUSB端末に刺さっているし、イヤホンも繋がっています。


夫の古いスマホもテーブルに置いたまま。


私が自宅でラップトップを使う姿を夫に見せたことは1度もありません。膨大な不貞証拠が保存されているからです。


イヤホンと変なボールペンが刺さった状況を夫が見たら、絶対不審がるはず。


これはかなりマズイ。


パニックです。


撤収ーーーっ。


バン!と荒々しくラップトップを閉じてテーブル近くのチェストの上に投げ置きました。


夫が靴をゴソゴソ脱ぐ音が聞こえます。


時間がない。


刺さったボイレコ、イヤホン、ACアダプターを、秒殺でラップトップから引きちぎり、近くのクッションの後ろに隠します。


パタパタと廊下を歩くスリッパの音が聞こえます。


ああ、間に合わない。


最後に夫の古いスマホを自分のバッグに投げ入れたその瞬間、


ドアが開きました。


お互いバチっと視線が合いました。


テレビもつけず、音楽も流れていないリビングは静かな空間。


何も置かれていないテーブルとチェアーの間で立ち尽くし、瞬きもせず夫をただ見つめる私。


いかにも今の今まで「何か」をしていた感ありあり。


何か聞かれるかもしれない。


覚悟しましたが、


夫は私を一瞥した後は、いつものように、煙草や名刺ケースをスーツの内ポケットから取り出しアクセサリートレイに置き始めました。


内心焦っている私の様子には気づかなかったようです。


良かった。。。気づいていないようだ。。。


まさかカエルコールもなく帰宅するとは。。。


エントランスでインターホンも鳴らさずに、突然玄関の鍵を開けるなんて反則だわ。


やましいことをしていなくたってドキドキします。


今日たまたまリビングのドアを閉めていたのはラッキーでした。


ドアが開いていたら、慌てて片付ける様子を確実に見られていたはず。


夫は、私が在宅かどうかを確かめたかっただけのようでした。私に尾行されているとでも思ったのでしょうか。


私が自宅で何をしているのかとまでは思考が及ばなかったようです。


それにしても油断していました。


これが会社ならヒヤリハット報告マターだな。。。


過去のヒヤリハット経験から、夫の帰宅前には怪しいものが外に出ていないか、指差し確認を課している私。


今回新たに講じた防止策。


✔︎ リビングのドアは必ず閉めておく
✔︎ ACアダプタは使わない(外す手間を省く)
✔︎ 古いスマホは無駄に外に出しておかない
✔︎ チェアーは浅く腰掛ける(緊急時に即対応できるように)



バレたら、半ギレされる。


想像するだけでも震えが止まらない。。。


気を引き締めなきゃ。


気を引き締めたつもりだったのに。


数日後、とうとう私はやらかしてしまったのです。


続く。

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皆さま
数年前の話を1日ずつ書き連ねる
執念深いらぶかに
今日もお付き合いいただきまして
ありがとうございました

お口直しシリーズ

エルトン・ジョン

〜 Goodbye Yellow Brick Road 〜



記事タイトルから

ボンジョビの動画かと予測された貴方

すみません


こちらは異国の地のラジオで流れていた曲
郷愁漂う切ないメロディーに
なんだか心を揺さぶられ

歌手名と曲名を頭にたたき込み
急いでCDを買いに行った
20代のらぶかです

YouTubeやアマプラなんて
まだまだ存在しない時代でした