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夫の不倫が原因で離婚しました。こちらのブログは、不倫発覚から離婚までの経緯を書いたブログになります(未完です)。   

 

現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。    

 

第1R「不倫発覚。」

第2R「妻、動く。」

第3R「真実を知るために。」

第4R「妻、悩む。」

第5R「妻、また動く。」

第6R「偽りの人。」

第7R「2人が行き着く先は。」

第8R「最善の道を探して。」 ←今ここです

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 前回の記事はこちら






「宮比寺駅 西町 和食」


奇妙な検索キーワードでした。


夫のネット履歴です。


不倫相手とタクシー乗車中の夫に電話襲撃した翌日の話です。


夫がこのキーワードを入れた時間は、おそらくお昼休憩を取っているであろう時間帯。


「宮比寺駅」


不倫相手であるジャイ子氏宅の最寄駅です。


大人が集まる飲食店が多い風情ある街として知られるエリア。


10分ほど歩けば、閑静な住宅地が広がっており、彼女のアパートはその住宅地のなかにあります。


ふと昨夜の夫の言葉を思い出しました。


「明日は接待だから夕食は要らない。」


夫の嘘のつけない芝居がかった話し方と、検索キーワードから推測するに、まあ接待は嘘なのでしょう。


昨夜、接待用のお店を宮比台駅とは違うエリアで検索していました。接待前夜にお店を探して手配するなんて普通ありえません。


今日は宮比寺駅周辺で飲食店を探している夫。2人食事を終えたら、彼女宅でくつろぐつもりなのだろうか。


一見すると、これらはおなじみの「表向き接待・出張→実は密会」のパターン。


一連の状況証拠はある意味辻褄が合っている。


「宮比寺駅 西町 和食」


では、なぜこのキーワードに私は違和感を抱くのだろう。


ひとつは分かっていました。


ジャイ子氏との密会で、宮比寺周辺の飲食店を探すのは久しぶりだったからです。


不倫がバレてから、ジャイ子氏は夫を家に招き入れたり、周辺で2人で食事をすることを避けるようになりました。


例外は、私が帰省したり、友人と遠方へ旅行をしたりして、家を不在にしていた時の数回だけです。


合意が成立している今は、夫と接触しただけで違約金が発生する状況です。自宅の出入りは弁解の余地がない証拠になりリスクが高い。


では何故このタイミングで宮比寺なのだろう。普通の平日に。


少し考えました。


「西町」


これだな、モヤモヤするのは。


何故、西町と特定するのだろう。


沢山の飲食店が集まる大きなエリアであれば、町名まで指定してお店を探すこともあるかもしれない。


でも宮比寺駅はそこまで大きなエリアではありません。


一体どのあたりにあるのだろう。


Googleマップで「宮比寺 西町」と入力し、検索ボタンをタップしました。


マップ画面は上空へ飛び立ち、瞬くスピードで、とある場所にズームインしました。


その表示された場所を確認した瞬間、私の心臓はドキドキし始めます。


西町は、ジャイ子氏宅のすぐ隣の区画を示していました。


ジャイ子氏宅は「仲町3-3」。西町は駅から自宅への帰宅ルートの途中です。


西町は大通りに面しているものの、飲食店エリアではありません。


わざわざ西町で探さなくとも、駅周辺に飲食店がたくさんあるはず。彼女宅からわずか5分です。


というか、西町で探すくらいなら、彼女宅で食事すればいいのです。


なぜだろう。


少し考えたのち、何となく答えを見つけた気がしました。


ここからは私の推理です。


やはり昨夜2人は気まずい空気になったのだ。


夫と電話で話すお気楽な私の声は、静かなタクシー車内で隣に座るジャイ子氏まで届いたのでしょう。


夫にスーパーでのお買い物を頼んだり、今夜の献立の相談をしたりと、明るい平和そうな私の声からは、夫婦仲が冷めきっているとは到底思えない。


しかもこの会話からすれば、この後、自宅で夫婦一緒に夕食というのは明確でしょう。


(話が違う。)

(妻と別れて私と結婚すると約束したのに、なにあの会話💢。)

(離婚の話し合いは本当にしているの??)


夫が私たち夫婦の実態を彼女にどのように伝えていたのか知りえませんが、多かれ少なかれ、こんなところでしょう。


いかにジャイ子氏が怒っていたのかは、昨夜から今朝までずっとそっけなかった夫の態度が物語っています。


推理という名の妄想は続きます。


帰宅してからも妻に隠れてジャイ子氏に謝罪メールを送ったけど、ジャイ子氏から返事はこない。


月曜日夜会おうと言っても、ジャイ子氏は完全無視。


ストーカー気質の夫。


彼女を待ち伏せるために、彼女宅近くのお店を探していたのだ。


だから「西町」で探していた。


あくまでも私の仮説です。希望的観測の要素もあるでしょうけど。。


今夜、夫は彼女と会えるのだろうか。


18時半過ぎに探りを入れてみました。


らぶか"今日は仕事早めに終わりました。時間たっぷりあるから、おぜんざい第2弾作ろうと思います。"


"今(接待の)お店に向かってます。今夜のお夜食はぜんざいですかね(笑)?"


21時50分ごろ。


夫からメッセージがきました。


"今、タクシーでおうちに向かってます。"


帰りいつもより早いな。


ということは失敗に終わったのかしら。


この間、夫のスマホに変化はありませんでした。


夕方以降、開いているWEBページに変化なし。検索履歴もありませんでした。


スマホに動きがないということは、居酒屋やカフェで1人で時間を過ごしていたわけではなさそうです。


ゴミ箱に中古CD購入のレシートもなし。


夫がこの数時間何をしていたのかは分かりません。


唯一ゴミ箱から発見したのはタクシーレシート。1050円でした。


接待のお店から自宅まではもっとかかるはず。宮比台からの乗車であるなら妥当な金額です。


帰宅した夫は、もう無愛想ではなくなったものの、まだ元気がありませんでした。


お夜食としてお善哉を差し出した私に夫は優しかった。


まだ彼女に許してもらえてないのだろう。


翌日火曜日も元気がなかった夫ですが、水曜夜になると、見違えて明るい顔で帰宅してきました。


夫「明日○年度入社の同期たちと飲み会なんだ❤️」


嬉しそうに私に話します。


以前の会社の同期と繋がってるなんて初めて聞いたわ。。。


嘘の飲み会の相手ネタも切れて、昔の同期を持ち出してきたか。。。


でもやっとジャイ子氏のお許しが出たのだろう。


良かったね、ガキ夫くん。


遅かれ早かれ彼女は許すだろうと予測していました。


依存している相手は絶対離さない諦めない夫。


結婚前の交際していた頃、彼の度重なる約束破りや、真剣な話し合いをさせてもらえないことに堪忍袋の緒が切れて、これ以上付き合えないと距離を置いたことがありました。


夫は、私を説得しようと仕事を早く切り上げ、私の自宅マンションの玄関前で待ち伏せしていました。


寒い寒い冬の季節、ブルブル震えながら、待っているのです。


そんな捨てられた子犬のような彼を、謝るだけで根本的な解決もしてくれなかったのにもかかわらず、許してしまった私。


ジャイ子氏もきっと似たような状況だろう。


今は夫の心を支配しているように思っているのかもしれないけれど、


彼の思い通りの女性で居続けなければ、夫はいつしかひっそりと心を移していく。


ジャイ子氏、頑張れ。


これが貴方の選んだ道なのです。



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皆さま
どっちがストーカーか分からない話に
今日もお付き合いいただきまして
ありがとうございました

今日こそは
お口直しシリーズ


リカルド・ムーティ指揮

シカゴ交響楽団

〜 ブラームス 交響曲第2番 第4楽章 〜




指揮者・楽団・作曲家

夫婦それぞれのお気に入りが

融合した夢の共演



今日の話の数日前

これが夫婦で行った

最後のコンサートとなりました



私を無邪気に谷底に突き落とした

罪深い元夫ですが

一流の音楽に触れる

機会を沢山作ってくれたことは

感謝かな